まったく新しいゲームだと思ったら、どこかでプレイしたことがあるような・・・。 そんな経験をしたことはありませんか。 映画と同じように、ゲームもリメイクされることがあります。 題名が同じなら良いのですが、時にはデザインからテーマからすっかり変わってしまうこともあります。 面白いゲームの面白さが変わっていないのは良いのですが、面白くないゲームの面白さが変わっていないのは困りものです。 変なものを見つけたと喜ぶのは一部のマニアだけ。 普通の人は同じ遊び方のゲームは2つもいらないものです。 そんなパターンを幾つか集めてみました。
イギリスのデビッド・ワッツ氏は、会社を作り、自作の「レイルウェイ・ライバルズ」 を売っていました。フランス、ドイツの会社がこれを買って販売したのが「ダンプフロス」です。
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エリック・ソロモンの不朽の名作「シグマ・ファイル」は、 文具メーカーのペリカンから「エージェント」というコンパクトな形でリメイクされました。 その後アメリカの大手、ミルトン&ブラッドリーから「コンスピラシー」という名称でリメイクされました。 人形のついたアメリカらしい大仰な造りです。
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無名のスリー・ディメンショナル・ゲームズから売りだされた「ヴェンデッタ」は、 大手のパーカーブラザーズから豪華になってリメイクされました。出世といって良いのでしょう。
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「アベ・カエサル」は古代ローマの戦車競争をテーマにしたゲーム。日本では大評判でした。 会社を変え、テーマをカーレースにしたのが。 カード配分を変えたルールなどを加えましたが、日本でのヒットは今一つ。
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「スコットランド・ヤード」はロンドンが舞台でした。場所をニューヨークに変えたのが 「N.Y.チェイス」。
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北アメリカ大陸に航空会社の路線を延ばしていく「エアラインズ」 は、同じ北アメリカが舞台の鉄道ゲームとして生まれ変わりました。
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アメリカの大手、ミルトン&ブラッドリー社の版ではフェルト製のダイス振り場がついていたのですが、 さすがにドイツは実利主義のためか、値段を抑えるためか付いていません。
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アバロンヒル社のアイスホッケーのボードゲーム、「スラップショット」は、 ホワイトウィンド社から「氷上の怪人」としてリメイクされました。 タイトルの元となった「氷上の怪人」は、実は既に「スラップショット」の中にあるんですよ。
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世界を舞台にスパイが秘密書類を取り合うアレックス・ランドルフ作の「トップ・シークレット」 は1986年のドイツのゲーム・オブ・ザ・イヤーのノミネート。、 方や魔界を舞台にゲテモノを集める「魔界の料理人」。 とても同じとは思えませんね。
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伝統ゲーム、ライアーズ・ダイスの一つの面をワイルド(任意)にしてしまったのがこのゲーム。 ミルトンブラッドリーから発売されて大ヒットしました。 ドイツのF.X.シュミット社からリメイクされて始めて考案者の名前がわかりました。 ドイツでもヒットし、ゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲りました。 ちなみに「ライアーズ・ダイス」では『1』の目がワイルドですが、 「ブラフ」では『6』の目がワイルドになっています。
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オランダ、ジャンボ社から発売され、1986年のドイツ、ゲーム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた ロバート・アボット作の「コード777」。ヨーロッパでは思考タイプでしたが、アメリカへ渡ってパーティー・ゲーム風になりました。 国民性がわかりますね。
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ドイツの大手メーカー、ラベンスバーガー社から発売された家畜取引カードゲーム「クーハンデル」 はルーデッヒャー・コルツェ氏の作。無名のメーカーより発売された骨董品の取引ゲーム 「ロット&スウィンドラー」はカード構成もほとんど一緒です。
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アメリカの大手、パーカー・ブラザーズ社から発売された「ゴー・フォー・ザ・ゴールド」 は、1枚のカードに4種類の意味がある風変わりなゲームでした。 ドイツのシュミット社の「オリンピア2000」(シュテファン・ドーラ作)はほとんど同じ趣向です。
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