伝統ゲーム紹介


闘鶏

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名称闘鶏(とうけい)
概要  鶏を戦わせる遊び。賭博として行われていたが、現在は単なるイベントとして行われている。

歴史的な闘鶏

 平安時代には合わせ物のひとつであり「鳥合わせ」という名前で行われていた。毎年3月3日に禁裏で遊ばれていたが、これは個人の持つ鶏でなく、2つの組から一羽づつ出して戦わせ、負けた方が舞うという遊びであった。

「日本三代実録」に、元慶六(882)年に宮中で闘鶏が催された記述があり、「日本紀略」には天慶六(943)年に御前で闘鶏が行われた記述がある。「平家物語」では、別当湛増が壇ノ浦の戦いの前に源氏・平家のどちらに付くか迷ったあげく、和歌山県田辺市にある闘鶏神社で鶏を戦わせ、その結果によって態度を決めたことが記述されている。

明治6年の新聞に流行したという記事がある。
 その後は賭博として行われていたが、次第に姿を消しつつある。  団体としては現在、日本軍鶏連盟がある。

「年中行事絵巻」に見える鶏合わせの図


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