鹿児島、宮崎に伝わる酒席の遊び。
2人が向かい合い、10cm程の木の棒を数本後ろ手に持って座る。
片手に何本か持って互いに前に出し、2人の合計を予想して発表する。
互いに手を開いて持っている本数を見せ合い、当てた者が勝ちとなる。
数の言い方が地方によって様々な言い方がある。
言い方の一例(地域によって異なる)
数字 | 言い方 |
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0 | おてっぱら、おいやらん |
1 | 天皇陛下(一人しかいない) |
2 | げたんは(下駄の歯)、じゃん、ふたい、侍 |
3 | いんのしべん(犬の小便=3本足でするから)、
げたんめ(下駄の目) |
4 | みやこんじょ(都城。し(市)だから)、かやんついて(蚊帳の吊り手)、しんめ、なのは |
5 | いつ、かたて、でんめ、たかじょ、ごつどん |
6 | けねじゅ(家内中)、つぜけんいっぺ |
同じ | ず、ひとしこ |
一つ多い | あにょ(兄) |
一つ少ない | おと(弟) |
団体
鹿児島県姶良郡加治木町、宮崎県高城町(現都城市)に同好会がある。
イベント
・薩摩なんこ大会:鹿児島県姶良郡加治木町にて。毎年11月。
・国際ナンコ大会:鹿児島県日置郡松元町にて。毎年11または12月。
・なんこ大会:鹿児島県大島郡笠利町にて。毎年8月
・なんこ大会:宮崎県北諸県郡高城町(現都城市)、東目街道秋まつりにて。毎年10月。
遊び方
1.じゃんけんで先攻・後攻を決める。
2.双方なんこを3本づつ後ろ手に持つ。
3.負けた方は、何本かを握って前に出す。
4.勝った方は、何本かを握って前に出し、合計を予想して言う。
5.負けた方が合計を予想して言う。
6.双方手を開いて握っていたなんこを見せる。
7.どちらも外れていたら、先後を替えて行う。
8.3本勝負の時は、負けた方が先に握って出す。2本取ったら勝ち。
大会の模様
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