伝統ゲーム紹介


芋競べ

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名称芋競べ(いもくらべ)
概要  毎年9月1日、滋賀県蒲生郡日野町中山集落で行われる奇祭。800年前から行われていると言われている。 集落の東谷と西谷に分かれ、取れた芋を持ち寄って長さを比べ、長い方が勝ちとなるゲーム。芋は八つ頭と呼ばれる里芋である。

 まず午後一時頃に麓の熊野神社で始まる。祭りの主役は山若と呼ばれる15歳以上の家長となる男子で、集落を二分し東と西から7人ずつ計14人。その他集落の面々は裃姿に身を包み神社に集合し、お祓いを受けた後、神社の広間で舞いながらの神酒の酌が行われる。

これが済むといよいよ神社から、少し離れた野神山の頂きまで、皆で芋を担いでいく。 芋は直径20cmぐらいの竹に結び付け、2人で担ぐ。

 山頂にて神事が行われる。神に酒や料理を出し、拝み、自分たちに料理を出し、酒を酌み、相撲を取り2時間半ぐらいで芋競べとなる。昔ながらの風習に従い、自分たちの方が長いと言い、互いに相手の方を測って向こうの方が短いといい、何度か行ってやっと決着がつき祭りは終了する。

●中山の芋比べ
  

  

  


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