伝統ゲーム紹介


安政の遠足

戻る
名称安政の遠足(あんせいのとおあし)
概要  仮装をして一定距離を走る行事。群馬県安中市で毎年5月に行われる。江戸時代の服装の仮装が多く、侍マラソンとも呼ばれる。

・歴史

 安政二年(1855)、時の安中藩藩主板倉勝明が、藩士たちに安中城から碓氷峠山頂の熊野権現まで七里強(29.17km)の行程を走るように命じた。その元は安政二年5月18日に、代官窪庭谷五郎から呼び出された碓氷峠神主組頭の曾根出羽が、藩士を碓氷峠まで走らせるから、峠まで行ったという証拠に割札を渡すよう頼まれたことに由来するらしい。
熊野権現では神主がその記録をつけており、それが昭和30年に碓氷峠の茶屋から発見され、安政遠足保存会が組織されて行われるようになった。現在では毎年5月の第2日曜日に行われている。2009年が第35回目になる。

・遊び方

保存会への参加費入金先着順に1,500人が参加できる。安中市文化センター(安中城本丸跡)を出発し、旧中山道を通り、松井田町の 関所跡へ、そして坂本の宿から碓氷峠旧道を経て熊野神社までとなっている。関所までの20.35kmの関所・坂元宿コースと熊野神社までの29.17kmの峠コースがある。


戻る