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 折りたたみ傘の修理 (2009.2, 2009.9追記)
折りたたみ傘の修理
(2009.2.8掲載, 2009.9.13追記)

折りたたみ傘の関節部分が壊れた。骨がカーボンファイバー製で軽くて丈夫という謳い文句だったが、関節のプラスティックが弱かった。

かみさんから、その傘幾らだったの?修理より買い換えたら?という無言のプレッシャを受けながら修理。

2009年9月、別の傘が壊れた。かみさんが子供に貸したら壊されたと訴える。今回はアルミ製の骨が折れていた。手元にあった修理用の金具を使って修理。せこいDIYだが、エコということにしておこう。便利な言葉だ(^_^)


壊れたところ

壊れたところ

壊れたのはカーボンファイバーの骨をつなぐ関節部分。なんとか傘を差すことはできる状態だが、布地を突き破りそう。

壊れた関節

壊れた関節

関節部分のプラスティック製の部品が折れている。一度、エポキシ接着剤で修理したが、すぐに外れてしまった。

部品を取り外す

部品を取り外す

部品をつないでいたハトメを外し、折れた部品を取り外した様子。

この部品をアルミ材で作り直してみることにした。

アルミ材に写す

アルミ材に写す

部品の厚みと同じ3ミリ厚のアルミアングルに、部品の外形を写し取る。

骨を挿す穴を開ける

骨を挿す穴を開ける

アルミアングルを部品の長さに切ったあと、カーボンファイバの骨を差し込むための2ミリの穴を開ける。深さは15ミリ。

この穴開けが今回の修理の山場。多少中心からずれたが、何とかあけることができた。

外形をカット

外形をカット

先に写し取った外形に沿ってアルミ材をカットする。ハトメを通す穴は1.6ミリ。

外形を整える

外形を整える

ヤスリがけして、外形を元の部品と同じように整形していく。写真はほぼできあがったところ。

このあと塗装するために、楊枝を挿してある。

塗装

塗装

アルミの銀色のままだと目立つので、金属用のプライマーをスプレーした後、つや消しの黒ラッカーをスプレーした。

関節部分は擦れるのですぐにはげてしまうかも知れないが。

骨側の部品

骨側の部品

骨側に残った部品をカッターで削り落とす。鉛筆を削るようにして少しずつ削った。

骨の先端

骨の先端

カーボンファイバーの先端は写真のように少し窪んでいた。部品との結合を強くするためかも。

骨に部品を取り付け

骨に部品を取り付け

骨にエポキシ接着剤を付けて部品を差し込んだところ。境目のところに少し余分に接着剤を付けて補強。

組み立て

組み立て

外したときのハトメを再利用して、関節を元のように組み立てた。何度か開閉を繰り返したが問題ない模様。

以上、修理完了。


2009年9月追記

折れたアルミの骨

折れたアルミの骨

意外と複雑な動きをする関節の近くで、直せるか微妙だったが挑戦。

修理部品

修理部品

工具箱を漁ったら、はるか昔に購入して一度も使ったことが無かった修理金具が発掘された。

関節用とのことだが、今回は少し違う使い方をしてみた。

穴開け

穴開け

端に1ミリの穴を開けた。関節のハトメの穴に針金を通して固定するため。

添え木

添え木

こんな感じでアルミの骨に修理部品の添え木を当てる。

開けた穴がハトメの穴に合うようにする。ハトメは外さず、ハトメの中空の穴にそのまま針金を通す。

添え木の固定

添え木の固定

添え木にエポキシ接着剤をつけたあと、ステンレスの針金を通して位置を合わせる。 その後、添え木のツメを折り曲げてしっかり固定。

ハトメのある側にはツメがないので、針金を通すことにした次第。どこまで強度があるかは判らない。

修理完了

修理完了

針金を短く切って端を折り曲げて修理完了。

折りたたんだときに、骨のスキマに反対側の骨が収まりにくくなったので、若干の違和感はあるが大丈夫だ。

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