Salvinia
サンショウモについての詳細です。
当方での栽培法も紹介しています
サンショウモとは?
 サンショウモと銘打ってますがここでは比較的手に入れやすいオオサンショウモについて書いていきたいと思います。オオサンショウモはホテイアオイやボタンウキクサと同じように水面に浮かんで生育しています。学名はSalvinia molestaと言います。植物体からは想像できませんが、実はシダ植物です。また、根に見えるものは、実は根ではなく水中葉です。とにかくよく増えます。
手に入れるには?
 5〜8月頃に水生植物を扱う大型の園芸店やホームセンターの園芸売り場で購入できます。価格は1株¥100程度です。なお、購入は1株で十分です。でないと、あとで後悔しますよ(w。
改良品種

 すいません、改良品種は聞いたこと無いです(汗。その代わり、同属のものを紹介します。
・サンショウモ
 日本にも自生しています。植物体の形状は日陰に置いたときのオオサンショウモと同じ形状をしています。最近では数が減っているそうです。
栽培方法
 うーん、水面に浮かべておくだけです。以上(爆。ただし、時々のメンテで生育に若干の差が出てきます。
栽培難易度★(★無くても良いくらい)

春〜秋
 購入したら直ぐ水面に浮かべてしまって構いませんが、出来るならアオミドロなどの藻を除去してからの方が見た目にも良いでしょう。
 日照によって植物体の形が変わります。日なたに置くと、節間が詰まり、葉も巨大化してがっしりとします。日陰に置くと、節間が伸び、葉も小ぶりになって、コンパクトに仕上がります。どちらが良いかは好みによって大きく分かれると思うので両方試してみることをお奨めします。
 増殖は放って置いても勝手に分枝してきますが、強制的に増やすことも出来ます。1〜2節ごとに切っておくと、それぞれから脇芽が出てきて1個体となります。
 なお、栽培を続けていると増えすぎるので、定期的に間引きが必要です。水面いっぱいになったら半分くらい処分します。この時、間引いた株はホテイアオイと同様に雑草化してしまうので、絶対に川や沼などに捨ててはいけません。
増殖中のオオサンショウモ 去年残しておいた6節からこんなに・・・。ちなみにこれは日なたに出したときの株です。


 日本にも自生するサンショウモは冬季外でも大丈夫ですが、オオサンショウモの場合、熱帯産のため日本の寒さには耐えられません。冬季は保護が必要です。熱帯魚の水槽があれば、そこに入れてしまえば問題ありません(ただしアオミドロには注意)。
 そのようなものがない場合は10℃以下にならない場所に置きます。