Dionaea
ハエトリグサについての詳細です。
当方での栽培法も紹介しています。
ハエトリグサとは?
 ハエトリグサは、モウセンゴケ科ハエトリグサ属に属する1属1種の植物です。学名はDionaea musciplaと言います。虫を、葉を閉じ合わせて捕らえるという特徴的な捕虫方法から、いまや、食虫植物の代名詞にもなっていますね。
手に入れるには?
 食虫植物の中では最もメジャーな物なので、5〜8月頃に、園芸店やホームセンターの園芸売り場で購入できます。価格は大体¥480〜¥680程度です。
購入株と栽培株の比較 生産元は幾つかありますが、大彰園産の株(写真左)が大きくて、状態も良いのでお奨めです。ただ、大彰園では何故か底穴のない鉢を使っているので、入荷したら即購入しないと根腐れを起こしてアッという間に状態が悪くなってしまうので注意が必要です。
改良品種
・京都レッド
京都レッド  植物体全体が真っ赤になる品種です。あまり大きくはならないみたいで、すぐ子株に分かれます。赤くするには適度な紫外線が必要で、少ないと緑になり、多すぎると葉焼けを起こしてしまいます。
・ピンクヴィーナス
ピンクヴィーナス  捕虫葉内側と葉柄の葉脈近辺がピンク(というより紫?)になる品種です。基本はロゼットタイプのようで、あまり葉が立ち上がりません。
中央:ピンクヴィーナス、右:エレクタ、上:京都レッド  上のから1ヶ月ほどたってもう一度取り直したもの。ちょっと大きくなってます。
・赤い竜
赤い竜  捕虫葉及び葉柄の縁が赤くなる品種です。性質が若干弱いらしいです。これは購入直後の写真です。
赤い竜  上の写真から1ヶ月ほどたってもう一度取り直したもの。大きくはなってはいますが、暑さ対策で日陰に置いておいたので発色が殆どありません。

この他にも、ロイヤルレッド、シャークスティース、フィリフォルミス等多くの品種が生まれています。
栽培方法
 ホームセンターや通常の花屋でも安く買えるほどかなり知られているハエトリグサですが、栽培難易度は少々高めです。理由の1つとして、根が繊細なことが挙げられます。
栽培難易度★★★★
ハエトリグサ栽培箱・春  春(と言っても6月ですがw)の状態です。
当方では春用土にタケダ21エビネ用、ピートモス、パーライトを3:1:1の割合で混合して使用しています。鉢底には軽石中粒を入れています。
ハエトリグサ栽培箱・夏  夏(7月)の状態です。
用土は小粒鹿沼土、小粒軽石、バーミキュライトを3:1:1の割合で混合して使用しています。春と同じく、鉢底には軽石中粒を入れています。(この撮影直後、台風でグチャグチャになりましたw。)
おまけw
4年目のハエトリグサ 購入から4年目のハエトリグサです。ショボショボです。捕虫葉がでかくなってくれないです(泣。