PS No.3
まず最初にDirect Pad Pro(以下DPP)
についてどういうものか、大まかに解説します。
なお、テキスト自体はATSUKIさんのサイトの文をまんま(一部改訂)です(汗。

Text by ATSUKI, Direct by SasaB
LastUpdate 1999.10.20

DirectPad Pro (メガタップ版)


 DirectPad Pro 用ケーブル作り方講座、ついにメガタップ版の公開です。

 はっきり言ってこれが完成したら見た目は市販品のカッコよさだし、Nissieさんのメモリカードリーダもじゃんじゃん使えるしで目茶便利です。きっと売ってたら1万以上出しても買う人はいるでしょう。その代わり作るのはとても面倒です(流石に今回の品は人の分までは作る気は起きなかったです(^^;)。でもここまで読んでいるあなたなら出来ないことはありません。出来あがった時の感動を味わいましょう。

 それでは、メガタップ版の報告させて頂きます。よ〜く読んで自力で作ってみましょう(^^;


必要なもの

  • SONY純正 マルチタップ
  • 14芯ケーブル(1m)
  • その他(コネクタとかレギュレータとかは省略)

  • マルチタップ 14芯ケーブル レギュレータ

     ではとりあえずマルチタップの箱裏に書いてある注意書きを読みましょう。高温多湿…フム、水に濡らさない…フム、…、
     絶対に分解しないでください。(-.-)/エイッ、バキバキッ、ああ壊れちゃったから仕方ないや、、、



マルチタップが壊れちゃったぁ〜(分解じゃないよ壊れちゃったんだよ)

  1. これがマルチタップだっ(えっ知ってる?(^^;)
  2. 新品マルチタップ記念撮影

     新品のマルチタップです。新品です(中古が売ってなかったのです(^^;)。一度も正しい使い方をせずに壊れる運命です(マルチタップ対応ゲームなんて持ってないしね〜)。


  3. 中はこんな感じです
  4. マルチタップ中身 マルチタップ横

 なるほどなるほど、さて何処から壊しましょうか。ウヒウヒ。


  • 少しずつ脱がし(壊し)ていきましょう
  • むきむき

     こういう時に便利なのが写真に出てるハンダ吸い取り器です。ゴツイスポイトの親玉みたいな奴で、バネの力でズコッと溶けたハンダを吸い取ります。


  • では基盤にもどいてもらいましょう
  • 基盤をはがすのだ 基盤をはがすのだバキッ

     基盤を外すには丸の付いた所のハンダを溶かして吸い取ります。まぁ、ペンチ等でバキバキやっちゃっても全然問題ないですけどね。なんとなく丁寧にとってみようと試みました(でも、はがしやすいように結局チョット壊しました(^^;)。

    はがれたのだ はがれたのだぁ ばらしたのだ

     ここまでばらし(壊れ)たら休憩ですね(新品壊すのは楽しいなぁ、、、)。



    マルチコントローラ用配線図

      標準2コン配線図

       ではここでお待ちかねの配線の説明をしましょう。

       これは2コン用の配線図です。これについては本家のページにも英語で説明が書いてありますし、ソースにもコメントが書いてあります。ですのでチョット英語が読めれば分かったと思います。
       一番左の1番ピンと9番目の9番ピンが違います。2本違うわけです。


      メガタップ配線図

       そして、こたちらがお待ちかねのメガタップ用の配線です(これはソースを読んで理解しないと分からなかったと思います)。こちらは左から6番目のピンだけが違います。1本だけの違いです(こっちの方が楽かな(^^;)。

       DirectPad Pro のプロパティで Advanced にある PSX MegaTap Multiple Interface をチェックした時に5個までのコントローラが繋げられる正体がこれです。
       これを使うことにより、マルチタップの4つのコネクタを全て有効にさせることが可能です。




    さあ、配線をしましょう

    1. さぁ、配線です。
    2. 配線の準備

       では配線にとりかかります。ハンダ付けをしやすいように、邪魔なシールドをどけて、メモリカード側の小さいピンの部分にはユニバーサル基盤をバキバキっと小さくして取りつけました(ぴったり(^^)v)


    3. もう出来た!!
    4. 出来た 出来たぞ

       苦しいハンダの時間はアッという間におわりました。出来ました〜
       本当にこうだったらいいのですが、、、(^^;まぁこんな感じで出来ています。よく見るとわかりますが、ケーブルの色がなんか変です。
       実は左右の色順を間違えるという大ポカをやって大変だったんですよ、、、このケーブルの色使いは真似をしないのが懸命です(あらあら)。


    5. コネクタとの配線
    6. コネクタも複雑 繋げてみました

       DSUB25ピンもいつもとチョット違う配線です。いつもはダイオードを付けていた場所(DSUB-5〜8番ピン)にも線を繋げます。
       あと、+5Vと+9Vの電源用の線は2本を束ねて使いました(14芯は細いのでチョット気を使いました)。GNDはシールド線にも繋げました。4コン用なので、DSUB-8番ピンは不要ですが、14芯だと余ってますので将来の5個目用につなげておきました。(^^;使うわけないけど、、、


    7. 詰め込みました
    8. 詰め込み 詰め込みました

       必死につなげたコネクタを元のマルチタップケースに収めます。
       線がからまってショートしたり外れたりしないように慎重に詰め込んでいきます。ネジを締めた時に配線がはさまれてしまわないようにも気をつけましょう。


    9. 出来あがり〜〜〜
    10. どうだ〜 凄いだろ〜

       ついに完成です。蓋をしめたらホラこんなに格好いいでしょ。
       でも、完成後には一応テスターを使って配線チェックをしましょう。これを怠ってマザーを壊したり、パッドを壊したりしちゃ折角のいい気分が台無しになってしまいますからね。最後のひと頑張りです。
       自分もテスターでチェック後試してみました。ほら4つのコントローラが繋がってるでしょ。(^^)v