研究課題に対するヒント
(気温と地温の日変化パターン)
(1)高気圧に覆われた晴天日とし、日中は海から内陸に向う風が吹く
ような日を選ぶ。
晴天日は選定した地域の全アメダスにおいて、日照時間が少なくとも
数時間以上あり、広域が晴天と見なされる日とする。
(2)ここでいう晴天日前の降雨日とは、地面が十分に湿る
程度の降水量(例えば、20mm以上)があった日、あるいは雨天が
続いた最後の降雨日とする。
(3)この課題では、土壌水分の減少が地温や気温の日変化の振幅を
大きくすることを理解したいので、水田が広がる地域では
そのことを考慮する必要がある。
(4)相模平野から北関東、・・・・にかけての範囲を対象地域として
選ぶ場合は、
海岸にもっとも近いアメダスとして藤沢市の辻堂、そして海老名、八王子
(府中、青梅)、所沢、鳩山、・・・・・・・・・のラインがある。
この場合、平塚沖1kmにある海洋観測塔(防災科学技術研究所所属)
で観測された気温データも使用することができる。この気温は、陸面からの
加熱・冷却の影響を受けていなく、解析に際して
基準の気温とみなすことができる。
(5)上記の地域を対象に選んだとき、一般風が弱く海陸風が発達する
ような場合と、本州の南に高気圧があり南~南西の一般風が東北地方
まで及ぶ場合を区別して解析する。
(6)データは季節ごと、一般風の強さごとに分けて解析する。