5ルーブル紙幣 (ソ連)



 ソ連時代末期に流通していた紙幣のうち、金額的に使い勝手の良かった5ルーブルの紙幣。日本のものにくらべて小ぶりなのが特徴だった。また一旦市中に出回ったら簡単には回収しないのか、しわくちゃで汚いものが多かったという印象もある。写真のような新券は入国した空港で両替する時ぐらいにしか手に入らなかった。




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25ルーブル紙幣 (ソ連)


 比較的高額の25ルーブル紙幣。このくらいの額になってレーニンの肖像が登場。私が初めてソ連に渡ったときの1ルーブルは1ドルよりも高額でたしか400円ぐらいの公式レートであったから、当時なら左の紙幣は日本の1万円札に相当することになる。




 ソビエト連邦は15の連邦構成共和国から成っていたが、そのソ連の紙幣には金額をロシア語をはじめとする15の言語で表記してあるというのが特徴であった。右の写真は上の25ルーブル紙幣のその部分を拡大したもの。




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硬貨 (ソ連)


 ルーブルの補助単位が"コペイカ"で1ルーブルが100コペイカ。ソ連時代のコペイカのコイン。裏面にソ連の国章が刻まれている。公衆電話の受け口はは2コペイカ玉用、地下鉄の改札機は5コペイカ玉用、通りに置かれた飲料水の自動販売機は..とそれぞれ専用に作られていたからソ連崩壊後の急激な物価騰貴の時にはそれらがうまく使えず困った。


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記念硬貨 (ソ連)



 右の写真はメダルではなく、記念硬貨。大きいのは1ルーブルで、中央の小さいのが20カペイカ。右上は対独戦勝利20周年記念、左上はレーニン生誕100周年記念。このレーニンのは記念硬貨にしては大量に流通していて買い物のお釣りで渡されることも珍しくなかった。下の2枚はモスクワ・オリンピック記念。中央の巡洋艦「オーロラ」をデザインしたのはソビエト蜂起50周年記念硬貨。

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