サルマ



 オリホン島の目の前にあるバイカル西岸の寒村サルマの村外れ。このあたりは岸からいくらも歩かないうちに小高い山地になっていて小さな渓流がバイカルに注ぎ込んでいる。下左の写真は川が山地から流れ出るあたり。荒涼とした風景ながら、川筋に沿ってだけ樹木が茂っている。下右はもう少し上流の景色。すぐ近くにシベリアでいちばん大きな湖があるとは思えない静寂さがあった。 (1994年8月撮影)

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オゴイ島


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 サルマとオリホン島の間にある小島。島の頂に白い仏塔があることで知られている。仏塔の周囲の小径には、コインがたくさん散らかっていた。賽銭みたいなものか。他方、おそらくシャマニズムのものと思われる布を巻き付けた枝も多く見られ、そちらにとってもここは聖地なのかと思われた。   (2016年8月撮影)





オリホン島


 バイカル湖で最大の島、オリホン。「国立公園」の看板があったが、だからと言って土産屋だのホテルだのがあるわけではない。「国立公園」というのは本来そういうものかもしれない。手付かずの自然を置いておきますから、自然をこわさない範囲でそれぞれが自分流に自然を満喫しなさいと。

 岸で昼食の用意をしていたら、どこからか牛の群れがちかづいてきた。どうやら先方もお昼時のようで、岸に水を飲みにきたのだった。

 左の写真は、「本土」とオリホン島を結ぶ小さなフェリー。

(1994年8月撮影)

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オリホン島西岸



オリホン島の西岸。サルマやオゴイ島の対岸に近いあたり。   (2016年8月撮影)

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ブルハン岬 (オリホン島)



バイカル湖の写真集や絵はがきによく登場する岬。島のほぼ中央部にある集落フジールにある。   (2016年8月撮影)

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フジール (オリホン島)


 フジールの集落。町外れには、近代的な住宅が並んでいるのも見えた。
 左は、丘の上にあるヘリポート。シベリアの町や村では、ヘリコプターや単発複葉の飛行機は欠かせない交通手段だ。
この下、3段目の写真は、この地方の宗教について説明するシャーマンの男性。私が日本人だと知ると、「あなた方と同じだ。」と言った。日本の神道のことまでよく知っている。
中央の写真は、シャーマンのお話を真剣に聞いている正教徒達(おそらく)。背後に、ちょうど虹がかかっていた。
右は、何かの祈りの踊りをみんなで踊っているところ。私は、レナ川のレンスキー・ストールビィ国立公園で、同様の経験をしたことがある。
左の2枚は、ブルハン岬のすぐ近くで撮った。
(2016年8月撮影)


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オリホン島北西部




島の北部からフジールに向かう道沿いの風景。   (2016年8月撮影)        前のページへ  次のページへ  目次へ戻る



サガン・フーシュン岬 (オリホン島)



島の北西岸にある岬。切り立った岩の崖が特徴的。   (2016年8月撮影)        前のページへ  次のページへ  目次へ戻る



ホボイ岬 (オリホン島)



オリホン島最北端の岬。   (2016年8月撮影)        前のページへ  次のページへ  目次へ戻る



ウズリー (オリホン島)



島の北東岸にあるごく小さな集落。   (2016年8月撮影)        前のページへ  次のページへ  目次へ戻る



ソロンツォヴォ岬



オリホン島の北西、バイカル湖西岸にあるバイカル湖・レナ川自然保護区の拠点(の一つ?)。湖岸や林の中を散策していると栗鼠に出遭ったり、足もとに珍しい植物があったり.....。右下の写真は、エーデルワイスの花だけれど、ロシア人て、エーデルワイスの花を見つけると必ず「オー・エーデルワイス!」と言って立ち止まるの? 昔、クラスノヤルスク郊外のストールビィ自然公園を歩いていた時にも、まったく同じ経験をして、そのおかげでエーデルワイスの花がどんなものか知ったのだけれど。   (2016年8月撮影)

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ズメイナヤ湾



バイカル湖東岸のスヴャトイ・ノス半島に抱かれるような位置にある小さな入り江。チブィルクイスキー湾という湾の中のさらに入り江だから、波もなく静か。温泉が湧き出ていて、写真は撮ってこなかったけれど、湖岸には小さな木製の浴槽(?)があって、水着で入って湯浴みを楽しめるようになっていた。入り江の岸づたいに歩く散策路もある。   (2016年8月撮影)

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ダフシャ



やはりバイカル湖東岸、ズメイナヤ湾より少し北にあるバルグジン自然保護区の拠点(の一つ?)。集落の外は森が広がり、そちらへ歩いて行こうとしたら、熊が出るので危険だと言われて止められた。

湖岸は、砂浜ではなく、きれいな玉石の浜。
村外れにあった、百葉箱など気象観測施設。
ロシア版「アメダス」といったところか。
バルグジン自然保護区の自然について展示している博物館。
小さな博物館だが、手入れが行き届いている感じだった。
(2016年8月撮影)

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セヴェロバイカリスク


 バイカル湖の北端に近いセヴェロバイカリスクの湖岸。季節は3月末だが、湖は厚い氷に覆われ、あたりは静寂が支配していた。荒涼とした風景のようにも見えるが、それでも春の暖かさのようなものが感じられるのではないだろうか。実際、この日の気温は氷点下十数度であったが、現地のガイドは「今日は暖かい」を繰り返した。なにせ、この年の冬はシベリアっ子も驚くほど気温が低く、氷点下40℃もの日がずいぶん長く続いたそうだ。

 ここセヴェロバイカリスクから南のイルクーツクへ車で行くのに、湖上を渡ると両者間の距離がかなりの程度短くなり、このルートなら朝こちらを出れば夕方にはイルクーツクに着くことができるという説明を聞いた。


 日本で御神籤をひいた後のように、木の枝にこうして布きれが巻き付けられているのは、バイカル湖岸のいたる所で見られる。おそらく現地の人達によって古くから信仰されているシャマニズムに関係する何かだと思う。  (2001年3月撮影)

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