いすゞ・ヒルマン 

いすゞ自動車は昭和28年2月に英国ルーツ社と技術提携して10月には乗用車ヒルマンの組み立てを開始しました。昭和32年10月に完全に国産化されたニューヒルマンミンクスを発売しています。1962年にベレルが発売された後も生産が続けられましたが1964年に生産を終了しています。

      昭和28年02月 英国ルーツ社と技術提携
      昭和28年10月 ヒルマン乗用車第1号車完成
      昭和32年01月 完全国産化
      昭和39年06月 ヒルマンの生産終了
       当時の価格は  スーパーデラックスが 920,000円
                  スタンダードが 720,000円
                       エキスプレスが 700,000円 となっています

昭和36年(1961)度のヒルマンの生産台数は 10,875台となっています

以下に昭和36年(1961) 型ヒルマン・ミンクスをカタログより紹介させていただきます。

気品あふれるエレガントなスタイル

ヒルマン ミンクスの見るからに優雅で気品にあふれたスタイルは、それでいてどこか明るいスポーティな軽快さを感じさせます。ヘッドライトからテールフィンまでの流れるような美しいボデーライン、洗練されたた豊かな色彩と輝くサイドモールディングの見事な調和があやなす上品なふんいきは他の追随を許しません。やさしさの内に逞しさを秘めた活動的な美しさそれがヒルマンの魅力なのです。

豪華な室内 ゆったりした乗り心地

室内調度はすべて高級車にふさわしい気品と優雅さをもち、ツーカラーコンビネーションのシートはやわらかなクッションとゆったりしたスペースをもっております。前後シートおよび内張には最高級ナイロン織物とレザーが使用され、そのおちついた色調とやわらかなウールカーペットの感触とは共にスーパーデラックスの名にふさわしい豪華な雰囲気とゆったりした乗り心地を与えてくれます。

路面に吸いつくようなロードホールディング

ヒルマンのロードホールディングについてはすでに定評があるところです。思いきりハイウェイをとばすとき、ヘアピンカーブをまわるとき、ヒルマンは路面に吸いつくようなすばらしいロードホールディングを発揮します。

美しい後部スタイル

大きく湾曲した一枚ガラスのリヤーウィンドは、ひろびろした視野をもちヒルマンの外観を一層近代的にしております。

その他の画像は下記にてご覧ください

    詳しい仕様書   エキスプレス

    エンジン   最終モデル

主な仕様書

全   長

4,140 mm

エンジン形式

水冷4サイクル直列頭上弁式

全   高

1,510 mm

総排気量

1,494  cc

全   巾

1,543 mm

圧 縮 比

8,5 : 1

車両重量

1,065 kg

最高出力

62PS/4600 rpm

最高速度

128 km/h

最大トルク

11,2kgm/3400 rpm