トヨタ・ランドクルーザー  

トヨタ・ランドクルーザーの前身は昭和26年に完成したトヨタ・ジープBJ型で昭和29年にランドクルーザー(陸の巡洋艦の意味)と命名されています。その後20系、40系と改良が続き息の長い車種として現在も生産が続いています 。

      昭和26年01月 トヨタ・ジープ BJ型 完成
      昭和30年08月 ランドクルーザー 20系 発売
      昭和35年09月 ランドクルーザー 40系 発売

ランドクルーザーの資料が乏しく当時の価格、生産台数は把握できませんでした。

以下に昭和37年(1962) 型トヨタ・ランドクルーザー 40系をカタログより紹介させていただきます。


トヨタ・ランドクルーザーはその機能的なスタイルと大きな機動力が特長ですが、新たに乗用車なみの操縦性が加わり、万能車としての機能がいっそう充実しました。●強力・経済エンジン・・・最高出力 125馬力、スピードにけん引力に素晴らしい偉力を発揮し、しかも燃料消費は20パーセントも向上しています。●2スピード・トランスファー・・・フロント・ドライブの切換えは勿論、高低2段に作動する、2スピード・トランスファーの採用により山、河、荒地など不整地も簡単に走破できます。●強力確実なブレーキ・・・新型ブレーキの採用で、前後進とも強大で確実な制動力が得られます。●頑丈な足回り・・・どんな悪路にも酷使にも素晴らしい耐久力を発揮します。

ランドクルーザーの代表 キャンバス・トップ

あらゆる用途に広く活用できる万能タイプです。ホイール・ベースの長短によって2種あり、短い方の定員は7名、長い方は9名です。平行掛けのリヤシートをたたむと荷物室になり、それぞれ3名の乗員と400キロ、500キロの荷物を積むことができます。リヤ・ゲートおよびリヤのキャンバス・ドアの相違によりA、B、C 3つのタイプがあり、サイドドアはご要望によりスチール製のものも採用できます。
  

リモート・コントロール 3人掛け

トランスミッションは前進3段・シンクロメッシュ、リモート・コントロール方式ですから運転が楽で、3人がゆったりと座わることができます。2スピード・トランスファーと合わせて3段わ6段にも活用することになり状況に応じて最も適切な変速比が選択できます。その上2スピード・トランスファーはパネル・コントロール方式でフロント・ドライブの切換えもバキュームを利用したボタン式ですから操作も間便で足元も広々としています。

全輪駆動の強じんなシャーシー 

すぐれた走行安定性・・・サスペンションにはスパンが長く、巾の広い非対称式リーフスプリングを採用し、ショックアブソーバーを併用していますから、乗り心地、走行安定性とも満点です。

その他の画像は下記にてご覧ください

    詳しい仕様書   ライトバン

    エンジン   特殊用途車

主な仕様書 (FJ40型)

全   長

3,840 mm

エンジン形式

6気筒直列頭上弁式

全   高

1,950 mm

総排気量

3,878  cc

全   巾

1,665 mm

圧 縮 比

7,5 :  1

車両重量

1,480 kg

最高出力

125PS/3600 rpm

最高速度

135 km/h

最大トルク

29kgm/2000 rpm