トヨペット・スタウト 

昭和33年4月1.5t積のRK30型が、7月には1.75t積のRK35型が発売されました。昭和34年6月に愛称が「スタウト」となりました。その後3度のモデルチェンジを経ましたがキャブオーバー型が主流となり昭和64年3月に生産を終了しています。

      昭和32年03月 スタウトの原型 RK35型 発売
      昭和35年09月 スタウト1500 RK45型 発売
      昭和37年10月 スタウト1900 RK100型 発売
          当時の価格は 1900 2トン車が 716,000円
                     1500 1.75トン車が 670,000円 となっています
昭和37年(1962)度のトヨタ自動車の小型トラックの生産台数は 127,737台となっています

以下に昭和37年(1962) 型トヨペット・スタウト1900をカタログより紹介させていただきます。

トヨペット スタウト1900 2トン積 80馬力

●トヨペット スタウト1900は、スマートなスタイルに快適な乗心地をそなえ、しかも小型トラック最大の2トンを積みたいというご要望にお応えするボンネット・タイプトラックの新鋭です。●機能美あふれるボデー・デザイン・・・水平にならぶ大きな4っのヘッド・ランプをはじめとし、グリル・マーク、テール・ランプにいたるまで、すべてが新感覚で機能的にまとめられております。●エンジンは1900cc強力80馬力・・・重量物の積載に余力十分な高出力エンジンを搭載。トルクが高くねばり強く、2トン積みトラックのトップ・レベルをゆく加速、登板力を発揮します。●全浮動式のリヤ・アクスル・・・大型トラックと同形式の全浮動式のリヤ・アクスルを採用しておりますから、どんな酷使にも耐える堅ろう性と耐久力をそなえております。

広く明るい運転室

●すぐれた居住性・安全性・・・大きく見やすい計器盤と扱いやすいステアリング・ハンドルで、大変らくな運転が出来ます。運転席は前後左右に十分な広さをもち,3人がゆったり座れます。シートはやわらかなフォーム・ラバー製で座り心地も申し分ありません。床面には丈夫なゴム製のマットが標準仕様となっています。ステアリング・ハンドルは操作しやすく、衝撃の場合にも胸を打つ心配のないコーン型です。また、ペダル、レバーなどは、すべてもっとも扱いやすい位置にあり、疲れず安全な操作ができます。●明快なデザインの計器盤・・・計器盤はすべてのメーターとインディケーターが、一体にまとめられたコンビネーション・タイプで、運転席正面にあります。スピードメーターは指針が横方向に伸びるスライド式で、スイッチ類はすべて操作のラクなプッシュ・ボタン式です。

がんじょうなスチール荷台

デッキ・フロアーのリブを増加し、荷台床面の強度を強化してあります。

悪路・酷使にまけない 

●がん丈そのもの・・・梯子形フレーム・・・シャシーは、4本の強固なクロス・メンバーを持った梯子型フレームで、まげ・ねじれに対して、すぐれた強度をもっています。重量物の積載、悪路の走行などあらゆる酷使にたえ、長期の使用にもくるいがおきません。

その他の画像は下記にてご覧ください

    詳しい仕様書   スタウト 1500

    エンジン   変り型ボデー

主な仕様書

全   長

4,690 mm

エンジン形式

4気筒直列頭上弁式

全   高

1,750 mm

総排気量

1,897  cc

全   巾

1,695 mm

圧 縮 比

7,7 : 1

車両重量

1,460 kg

最高出力

80PS/4600 rpm

最高速度

110 km/h

最大トルク

14,5kgm/2600 rpm