トワイライトエクスプレス乗車録その1



トワイライトエクスプレスに大阪から札幌まで乗車した時のレポートです。平成25年10月時点の内容です。



今回トワイライトエクスプレスを予約するにあたり予約方法を調べましたがみどりの窓口へ行くしかありませんでした。すべてのものがネット予約が主流になっている今、空席があるかどうかはみどりの窓口へ行かないと分からないという点が時代に取り残された気もします。人気はそれでも根強く2〜3週間前に再三希望日を調べてもらいましたがシーズンオフでも予約は埋まっていました。たまたま週末が空く週があり、当日の土曜日の朝確認してもらったところシングルツインが一席だけ空いていたことから急遽渡道を決めた次第です。

一度は通しで乗りたいということで大阪へ。大阪駅入線時間は10番線に11:11と発車の11:50まで余裕があり列車をゆっくり眺めることができるのが嬉しい。ちなみに札幌駅入線時間は13:49と発車の14:05まで余裕はそれほどありません。



トワイライトエクスプレスは10両編成です。

1号車:A個室展望スイートルームとロイヤル
2号車:A個室側面スイートルームとロイヤル
3号車:レストランカーダイナープレヤデス
4号車:サロンカーサロンデュノール
5・6号車:B個室ツインとシングルツイン
7号車:B個室ツイン
8・9号車:Bコンパート
10号車:荷物車・電源車

スイートはシャワールーム、液晶モニター、トイレ、冷蔵庫、電気ポット、ドライヤー、BGM装置、コンセント等完備。備品はバスローブ、浴衣、バスタオル、フェイスタオル、スリッパ、お茶セット、トラベルセット等。2人用ですが補充ベッド使用料金を払えばで3人利用もできます。
ロイヤルはシャワールーム、液晶モニター、トイレ、ドライヤー、BGM装置、コンセント等完備。備品は浴衣、バスタオル、フェイスタオル、スリッパ、トラベルセット等。1人用ですが補充ベッド使用料金を払えばで2人利用もできます。
ツインはBGM装置、コンセント等完備、備品は浴衣、スリッパ。2人用ですが仕切りをとりはずして4人で利用できる部屋もあり。


利用したシングルツインは車輌中央に通路があり両サイドに部屋があるためドアと席の隙間が非常に小さく大人2人利用では少々憚られる広さですが、補助ベッド使用料金を払えば2人利用もできます。向かい合わせの席は奥の幅が広い席と入口近くの幅が狭いものがあります。8、9、10号室が海側、11、12、13号室が山側。BGM装置、コンセント完備、備品は浴衣、スリッパ。



BGM装置は音量、チャンネル、読書灯、照明の切入、明暗。通路の上の部分に寝具が入っていますが荷物入れとしての利用もできます。



Bコンパートは開放型のB寝台の入口に扉のついたもの。団体客の利用も多い。



部屋に入室するとトワイライトエクスプレスの案内と車内営業の案内が置いてありました。前者には各車輌の紹介、簡単なグッズ、レストランメニューの紹介があり、後者にはグッズとレストランメニューを写真入りで紹介、ビデオ、オーディオの紹介があり、読んでいると楽しくなってきます。写真右のトワイライトエクスプレス旅のしおりは600円で販売しているもので車窓の案内、通過時間が詳細に記されていておもしろい。




サロンカーサロンデュノールはハイデッカータイプの車輌です。



海を眺めることができる座席配置になっています。



サロンカーサロンデュノールにはシャワールームが2室あります。レストランカーダイナープレヤデスにてシャワーカードは310円で販売、30分刻みの予約制です。シャワールームは広めで子供と2人同時利用も可能でした。利用時間は30分、シャワーが利用可能時間は6分間。ボタンでシャワーを出したり止めたりしながら6分間を有効に使いましょう。入口のドアを開けると利用可能時間が消去されるので注意しましょう。シャワーセット(フェイスタオル、シャンプー、リンス、ボディーソープ)は410円で自動販売機で発売されていますがトワイライトのマーク等は付いていないので記念にはなりません。



サロンカーサロンデュノールの飲料自動販売機とつまみ、菓子、シャワーセットの自動販売機。アルコールは車内販売で求めることになります。



7号車にはミニサロンあり、写真右は洗面台です。



北海道旅情報巻頭   9.アラカルトレポート
トワイライトエクスプレス乗車録その1