芦別高根炭鉱と新旭炭鉱露天掘











国道38号を走っていると露天掘り炭鉱の看板を見つけそのまま道を折れ奥に向かいました。炭鉱に至る道はアップダウンのある農村地帯を縫う道で炭鉱があることなど微塵も感じさせないものでしたが果たしてその谷間の奥地にはかつて高根炭鉱という炭鉱があったのです。芦別高根炭鉱は昭和13年に採掘を開始。昭和37年には採掘量20万tを超えましたが昭和42年に閉山しています。かつての坑口付近は今も露天掘りが行われていますが露天掘りは当然のことながら労働集約型のものではないため町としての高根は消失しています。




芦別鉱業の新旭炭鉱高根沢露天坑。坑内掘り当時は切り開かれなかった谷が大きく地肌を晒しています。



採掘後の石炭が置かれていました。



その先には殉職者慰霊碑があります。



わずかに残るブロック造の炭鉱住宅2棟。1棟は屋根がブルーシートで覆われ前で作業をしている人がいたのでまだ何らかの使用がされているようでした。もう1棟はトップ写真にもあるように損傷がかなり激しい状態です。



道路脇には構造物の基礎などが散見されました。



さらに奥にはズリ山などがあったようですがもう先には何もないだろうと思い舗装道路が終わった地点で引き返しました。




北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱町を旅する
芦別高根炭鉱と新旭炭鉱露天掘