隧道マーケット内に現存する商店の看板
昭和炭鉱には隧道マーケットがかつて存在していました。隧道内に商店が並ぶという独特の風景は雪深く、平地も少ない山奥の炭鉱としての特殊性から生まれたものと考えられます。今も商店の看板、棚等が隧道内に風雨にさらされず残っているのです。
隧道マーケット入口。入口には木製の扉がありました。直前の川にはかつては橋があったと思われますが苔むした橋台のみがそのことを今に伝えます。
隧道マーケット内部。しばらく普通のトンネルが続き、途中から右手に商店のスペースが現れます。
さらに奥は水没していて反対側の入口は今は崩れて封鎖されていました。
中岡商店と豊口商店の看板は未だに壁にしっかり付いていました。二軒とも食料品店と書いてありました。
それ以外にも商店の看板は幾つも見つかりました。
閉山に反対する張り紙も何枚も見かけました。
北海道旅情報巻頭 3-1.炭鉱町を旅する