士幌線さよなら列車



士幌線は大正15年に帯広-上士幌間が開業。その後十勝三股まで全通したのは昭和14年になります。人造湖糠平湖の建設により清水谷-幌加間の線路は昭和31年に付け替えられました。この糠平ダムは同時期に竣工した静岡県の佐久間ダムが外国の技術を取り入れて建設したのに対し純国産の技術で建設されたものだということを土工協の機関紙を読み知りました。路線には大小様々なアーチ橋があることで廃止後注目され保存運動も積極的に行われています。林業の衰退により十勝三股の急激な過疎化が進み糠平-十勝三股間の列車の運行が休止になり列車代行バスが運行されていたことでも有名。そして昭和62年3月22日に全線が廃止されました。



最終日には臨時列車が2往復運行されました。写真はおわかれ士幌線大平原号。DE10+14系客車が糠平まで入線しました。



写真はさよなら士幌線しほろ号。こちらは気動車で運行されました。



北海道旅情報巻頭  3-5.北の鉄路
士幌線さよなら列車