4-11-1.帯広・根室本線沿線


帯広市街

十勝は知名度のある観光地もなく地味ながらもその広大な大地に魅力を感じ訪れる人もまたいるのです。北海道を数回訪れ、最後にいい場所だと感じるのもこの土地かもしれません。そんな十勝を周る拠点としては中核として帯広は最適な場所です。駅前にはビジネスホテルが数軒ありふく井ホテル、パコなどの大浴場は温泉です。また駅から若干離れた南には定評ある名門北海道ホテルがあります。

■ぱんちょう

帯広といえば豚丼が有名ですがその代表的なお店がぱんちょうです。 ごはんの上にたれに浸かった豚の切り身がたっぷりのって出てきます。 切り身の大きさによって松、竹、梅とランクが上がっていきます。 帯広駅にも程近いため大変混雑します。店の外に並ぶ人がいないときも中は待ち人でいっぱいなこともあります。

■新橋

こちらも豚丼の有名店。ぱんちょうよりもたれが黒いのが特徴です。

■六花亭本店

北海道の代表的なお菓子屋さんの本店です。 喫茶室も併設されていてゆっくりくつろぎながら食べることもできます。 ピザ、ソフトクリームなどのメニューも豊富。店の裏側に数台停めることができる駐車場があるのですが喫茶では利用できませんので注意しましょう。 どのお菓子も安くてとてもおいしいです。 本店限定の商品としてはさくさくパイがあり夕方に行ってもこの商品はなかなか手に入れることはできません。確実に買うには午前中に訪問しましょう。

帯広周辺、札幌市街には六花亭の支店がたくさんあります。支店限定の商品もありますので探して見ましょう。また十勝ではスーパーでもプリンなどは売っています。

■相原求一郎デッサン館

大正元年築の旧三井金森店が改装された美術館です。北海道の風景を題材にした絵画が印象的。

(入場料500円、10:00〜17:00、4月1日〜12月3日、月曜休)

■アサヒ湯

東三条南14にある温泉銭湯です。モール泉なのですが新鮮な気泡が体にまとわり付くような湯は至福の時を感じることでしょう。銭湯ということで浴槽、脱衣所とも狭いのは仕方がないところ。帯広駅には近いのですが市街地にあり目立たないので注意しましょう。

(日帰り入浴370円、14:00〜23:30、第1・3木休)


新得・狩勝峠

■狩勝峠

石狩と十勝の境にある狩勝峠は鉄道、道路とも昔から難所として知られています。 道路は標高644mの標高まで登りつめるため富良野からやって来ると十勝平野を突然一望することができお勧めです。

鉄道も昔はこの道路に沿っていたのですが現在は新線に付け替えられています。 それでも峠から新得駅に下るまでの風景は一見の価値があります。

■佐幌岳

狩勝峠ノ眺望に満足できない人はこの山に登りましょう。 日高、東大雪、十勝連峰のちょうど中間に位置するこの山はさながら北海道の山の展望台の様です。 ルートとしては狩勝峠から登る方がスキー場をひたすらつめるサホロリゾートからよりも変化がありとても楽しいです。 そのほとんどが尾根道なので展望を眺めながらゆっくり登りましょう。

■サホロ湖

どうということのない堰止湖なのですがわかさぎ釣りができます。 1、2月がそのシーズンですが装備は自分で持参することが必要です。

■増田山

狩勝越えの鉄道を見渡すことのできる展望地です。 その風景はまるで模型の鉄道を眺めているかのよう。 下の道路からゆっくり登って15分位。 冬でも比較的簡単に行くことができます。 ただしどこまで道路が除雪されているか確認が必要でしょう。

■新得山

ここは夏場は車で簡単に行くことができる展望地です。

■オダッシュ山

展望がここもいいらしいです。


豊頃

■ハルニレの木

十勝川の河川敷にハルニレ木が並んでいます。枝葉が広がった様は美しく見ごたえがあります。 堤防にすわりこんでゆっくり眺めるのもいいですし、近づき見上げるのもいいでしょう。 堤防の脇に「はるにれ」と書かれた小さな休憩所もあります。かつて帯広YHではこのハルニレを日立のCMで使ったと称してミーティングで歌と踊りを行っていましたが実は日立のCMでは使われていませんでした。とはいっても旅のロマンを感じる話のひとつだと思います。

■麺武ざぼん

豊頃市街にあるラーメン店。見た目はこってり感があるものの比較的あっさりした味。閉店間際に訪問した際はチャーシューは品切れでした。それだけ日中に混雑していたのでしょう。

■茂岩森林公園

豊頃市街を見下ろす高台です。十勝ロイヤルホテルは温泉ではないものの日帰り入浴ができます。

(日帰り入浴400円、15:00〜21:00)

(交通:池田-[JR15分]-豊頃)


十勝川温泉周辺

■十勝川温泉

十勝の随一の温泉街です。 十勝が丘公園の大花時計が有名で、その公園から十勝平野を一望することができます。

温泉の泉質は植物性のモール泉で独特な色をしています。 十勝川温泉ホテルは間近に十勝川を望む露天風呂が名物です。 他のホテルも日帰り入浴がありますが午前中はほとんどの所は一般には開放していませんので注意しましょう。

(日帰り入浴400円、12:00〜23:00、十勝川温泉ホテル)

■千代田堰堤

十勝川にある巨大な堰堤。サケの遡上で有名。

■十勝中央大橋

冬場にはハクチョウを眺める人が鈴なりになります。

(交通:帯広-[バス20分]-下士幌-[バス10分]-十勝川温泉-[バス8分]-千代田堰堤-[バス22分]-千代田堰堤)


北海道旅情報巻頭  4-11.十勝・東大雪
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