室蘭は新日本製鉄、日本製鋼を軸にして形成された工業都市です。 しかしながらその産業も衰退の一歩をたどり町を歩いてもなにか寂しさを感じることでしょう。 昔は丘陵地に段々畑状に続いた住宅街も歯抜け状態になっています。
そんな室蘭ですが半島の南側は険しい断崖になっていて地球岬など魅力的な風景が広がります。 地球岬周辺は海を眺めながら散策を楽しめます。 また測量山などの展望地から室蘭市街を望むのもいいのではないでしょうか。 最近開通した白鳥大橋も見ることができます。
登山対象の山としては鷲別岳があり簡単に登山を楽しむことができます。
旅の拠点としては昔ながらのYH、室蘭YHがあります。 ここから地球岬まで歩くのがいいのではないでしょうか。
私の高校生時代の地理の先生が北海道を旅していた時、
東室蘭はまだ東輪西と呼ばれていたそうです。
駅に着いたら放送で「東は西」と意味不明な言葉の放送がかかりなにかと思ったら駅名だったとか。。
■地球岬
室蘭が工業都市だということをを一時忘れさせてくれるのがこの地球岬です。 海からそそり立つ断崖は男性的なのですがその向こうの水平線を眺めはなんとなく女性的です。 地球がまるいんだということを実感させてくれるというのがキャッチコピー。
地元の人の話ですと展望台からの風景もいいが灯台からの風景はもっとすばらしいとか。 普段は立ち入り禁止なのですが入る機会に恵まれれば最高でしょう。 ただどんな時入れるかは私は知りません。
■室蘭YH〜地球岬散策路
草原の丘陵地帯を海を眺めながら歩いていくことができるお勧めの散策路です。 地球岬へ着いた時の感動も増すことうけあいです。 途中、トッカリッショ岬、金屏風の風景も楽しみましょう。
私がこの道を初めて歩いた時はかわいい犬たちがずっとついてきてとても楽しかったです。
■潮見公園展望台
ここからの夜景は室蘭YHで5セントの夜景と呼ばれています。
点在する家々の灯と工業地帯の明かりのハーモニーを楽しみましょう。
ただ室蘭が今よりも栄えていた時はもっと美しかったんじゃないかとの思いもよぎります。
北海道旅情報巻頭 4-3.洞爺・登別