オホーツク流氷ワールドガリヤの中核の施設です。 北海道立オホーツク流氷科学センターは流氷を科学的に追求した施設で幾つかある流氷関係の博物館の中で最もすぐれています。 定番の寒さを体験できる施設なども付いています。
圧巻は流氷を海底から見てしまおうという施設オホーツクタワーです。 恐いくらいの神秘的な風景が広がります。
問題は各施設の入場料です。 流氷科学センターだけなら入場料は安いのですがオホーツクタワーは1000円以上。 ガリンコ号はもっと高いですしどこまで見るかは財布の中身と相談です。
■流氷砕氷船ガリンコ号大きくなったガリンコ号は昔は港内だけの運行でしたが発着場所も変わり港外を今は運行しています。 数ある流氷砕氷船の中で流氷を最も身近に感じられる船です。 小さいワイルドなガリンコ号も今となっては懐かしいですね。
■大山(紋別山)
流氷を山の上から眺めるならここでしょう。 夏は車で上がってくることができますが冬は小さなスキー場のリフトで。 頂上のちょっと海寄りにはにはオホーツクスカイタワーがありさらに高い所まで行くこともできます。 でもあえて行かなくても十分流氷は楽しめます。
■流氷展望台紋別バスセンターに程近い所にある丘の上にある展望台です。 時間がない人ならこんな所も。 近くにオホーツク庭園、郷土博物館もあります。
(交通:交通:名寄-バス[130分]-紋別-バス[7分]-ガリヤ前-バス[35分]-中湧別-遠軽)
日本有数の金山であったので当然大集落が鴻ノ舞には形成されました。 しかしながらその様子は現在からはとても想像できません。 私が行った時、目に付いた構造物はわずかしかありませんでした。 巨大な沈殿池を道から見上げたり、慰霊碑がぽつんとたっていたり、昔ここは何町であったかとの案内板がたっていたりと最近取り付けたものはちょこちょこ目に入ります。 しかしながら昔からの構造物としては川岸の壁だけになった鉱員住宅だけでした。 その鉱員住宅は林と同化しなぜかとても美しかったのを覚えています。
鴻ノ舞の道路を車で走っていても行き交う車は本当にほとんどありません。 ここをわざわざ通らなくても便利な道がいくらでもあるのでしかたがないのですが一層さみしさをかきたてます。 山の木々が空の暗さとあいまってとても不気味に思えました。 私がこの鴻ノ舞を出る時、雨が降り始めたのを今でも覚えています。
交通機関は全くありませんので車が必要になります。 慰霊碑などは目立ちますがそれ以外の施設の跡地はさりげなく看板があったりするだけです。 ゆっくり車ではしりながらそれらの遺跡を見つけるのがいいでしょう。
また鉱員住宅等は私が行った時点でも崩落の可能性が高い状態でした。
近づくのは絶対にやめましょう。
98年12月に雄武町の日の出岬に温泉付ホテルができました。 その名もオホーツク温泉ホテル日の出岬です。
ここの売りは流氷の見える温泉です。 流氷のおしよせるオホーツク海を温泉から眺めるなんて本当に贅沢です。 主要観光ルートからははずれますが是非行ってみましょう。
(日帰り入浴500円、11:00〜21:30、土日祝日10:00〜)
■興部アイス
さっぱり味のアイスです。
地元農協が製造販売していて、直売所のほか、ホテル日の出岬でも買うことができます。
西興部村は北海道でも音威子府村に次ぎ2番目に小さい市町村です。そんな小さな村にはひとつの特徴があり全世帯に光ファイバーが結ばれ酪農、福祉などに活用されているのです。賛否両論ありますが都市との圧倒的な情報格差ある現状を打破し、道北の山村として生き残っていくための努力として私はすばらしい試みだと思います。町内の観光案内として「西興部探検記」(100円)というものもあり。
■森夢
西興部の市街にある立派な宿泊施設が森夢です。新しい公営の宿としては宿泊料金も安く夕食もおいしい。私が宿泊時は夕食では和食と洋食が選択でき、洋食が選ぶ人は少ないながらも地元の名産品を取り入れた内容が秀逸でした。光明石温泉があり日帰り入浴も可能。
(日帰り入浴400円、11:00〜22:00)
■木夢・IT夢
森夢に併設されている木のおもちゃを展示した施設。ちゃちゃワールドとは違い展示スペースはあまりありませんが子連れで遊ぶスペースが広いのが特徴。 木夢の島というミュージカルを毎日10:30、13:30、15:30に上演。IT夢は子供の娯楽ゲームが数種類おかれているだけで大人だけで立ち寄るような場所ではありません。
(入場料500円、10:00〜16:30、火休)
■郷土館
木工加工室などの生涯学習施設の創夢館の隣にある小さな村の開拓の歴史を紹介している場所。
■興楽園
北海道では珍しい日本庭園。昭和30年代に地元木材会社の私設庭園として造られました。
■見晴らしの丘
西興部の小さな市街が見渡せるだけの展望地。見渡すとオレンジ色の建物が多くありそれが村関係の施設です。
■鹿牧場
エゾ鹿が放牧されている牧場です。 うさぎなどの小動物もいます。
■花夢
道の駅にフラワーランドが併設されています。 名寄から天北峠越えした後の休憩地点に。イチゴソフトクリームが名物とのことでしたが極めて普通の味でした。
■行者の滝・赤岩の滝・黒岩の滝
国道239を通ると入口に大きな看板があります。 滝と水遊びをゆっくりできる場所。赤岩の滝は行者の滝のさらに3km奥。さらに黒岩の滝は赤岩の滝より1km。
■鉄道記念館
旧上興部駅舎が鉄道記念館となっています。駅名表、運賃表などが室内にあり。
■氷のトンネル
冬の間に谷に雪が厚く積もった雪が春になると雪解けの水流により底部から溶けトンネルができるという独特な自然現象が見られ、それが氷のトンネルと呼ばれています。無論人工のものではないため美しい純粋無垢の氷ではありません。
ちょっと薄汚れた土を含んだ氷でできたトンネルです。
残念ながらトンネルの中に人が入っていたときに雪渓が崩れるという事故があり今では観光地として積極的な紹介はされていません。
■ウエンシリ岳
道北の数少ない登山の可能な山です。 途中岩場がある他は比較的簡単で中級者程度向け。
(交通:交通:名寄-[バス55分]-上興部-[バス8分]-西興部-[バス30分]-興部、西興部-[バス25分]-上藻19号)
北海道旅情報巻頭 4-16.網走・サロマ・紋別