4-15-3.清里・斜里


清里周辺

清里町は著名な観光地もなく地味な地域ながらも丘陵地帯にパッチワーク状に畑作地帯が広がりその背後には斜里岳がそびえる風景はすばらしいものがあります。旅の拠点としてはホテルポリーニャを改修したホテルきよさとが平成19年7月末に開業。公共の宿緑清荘や清里イーハトーヴYHと旅人宿風景画などもあり選択肢は多彩です。市街にある鮨処かどやは安くてうまいと評判。

■宇宙展望台

清里の絶景を堪能するにはここ。優先的に訪れたいポイントです。かつては材木と鉄骨を組み合わせた古い揺れる展望台があったのですが今では立派な展望塔が平成13年に完成しました。

■パパスシャトー

大変目立つ建物は清里焼酎工場。工場内見学と試飲購入ができます。

■緑清荘

露天風呂はないもののジャグジー、低温サウナ等一通りそろった一般的な町営温泉。ナトリウム塩化物泉。

(日帰り入浴380円、10:00〜22:00、年中無休)

■パパスランド

札弦駅にも近い町営温泉。アルカリ性単純泉。

(日帰り入浴380円、10:00〜22:00、年中無休)

■エトンビ山スカイライン

スカイラインとは名ばかりのダートの林道。頂上付近の展望は良いが道は大変荒れていて行く場合は事前に確認が必要です。男鹿の滝、緑方面に抜けることができます。

(交通:網走-JR[40分]-斜里-JR[25分]-清里町-JR[35分]-川湯温泉)



斜里岳

斜里岳は単調に標高をかせぐことがなく、簡単な沢登りが主体になった山です。 そのため疲れを感じる事が少なく、飽きることなく登山を楽しむことができます。 沢登りということで不安視する人がいるかもしれませんが鎖等が完備されているため通常の登山装備で大丈夫です。 頂上からの風景は独立峰ということもあり言うことなしの大パノラマです。 オホーツク海の海の青さが目に染みることでしょう。

往路と帰路で登山道を変えるのが一般的です。 往路を沢登り、帰路を尾根道と選択するのがやはり楽でしょう。 沢登りルートを帰路にとるのは初心者にはやはりお勧めできません。 尾根道は展望を楽しみながらゆっくり下ることのできる登山道が続きます。

登山口までのアクセスですがバス停、斜里岳登山口から本当の登山口まで8kmもあります。 朝一番のバスで行っても日帰りはやはり困難です。 清岳荘で一泊し早朝出発がやはり理想的でしょう。 清岳荘は山小屋ですがまだ新しくたいへん快適です。 またYHでもツアーがあるのでそれにのってもいいのではないでしょうか。 そうすれば余裕で日帰りが可能です。 私は朝バスで終点まで行きそこからヒッチしてなんとか日帰りにしました。

(交通:斜里-バス[26分]-清里-バス[9分]-斜里岳登山口-[8km]-清岳荘)


神の子池・緑

■神の子池

摩周湖の湖水が麓に湧き出します。 そんな湧水の一つがこの神の子池です。 池の底まで透き通った水はとても美しく水が湧く様子も手に取るように分かります。 晴れの日、雨の日、どんな時でものんびり眺めていたくなるそんな池なのです。

■緑の湯

平成11年1月オープンの小さな町営の温泉です。 そういえば緑駅前のトイレはきれいで一見の価値あり。

(日帰り入浴280円)




斜里周辺

■知床博物館

知床に行く前に寄り勉強するのにいい施設です。 知床開拓当時の民具が多数展示してあり興味がある人にはおもしろい。 開拓がいかに厳しいものであったか考えさせられます。

■北のアルプ美術館

自然をテーマにした風景画が展示されている新鮮な施設です。 こじんまりした白樺に囲まれた美術館はかわいささえ感じてしまいそう。

■以久科原生花園

行くといつもなにか寂しい感じがする原生花園です。 小清水原生花園よりも花の種類が多そうですがなにかこじんまりしたイメージがあります。 入り口に火葬場があり一人ですとちょっと不気味です。

(交通:網走-JR[40分]-斜里-JR[25分]-清里町-JR[35分]-川湯温泉)


北海道旅情報巻頭  4-15.知床・清里  
4-15-3.清里・斜里