夏のシーズンはたいへん混雑し特に週末は芦別方面から富良野に進入する道路などは大渋滞します。また宿の予約も早い段階でするのがいいでしょう。宿は北の峰にはプリンスホテルとスキー場周辺のペンションがあります。また上富良野、美瑛の丘陵地帯にはペンション、旅宿、YHなどが点在します。麓郷は数少ないもののろくごうふらりんYH、旅人宿楽園もあり麓郷を中心に回りたい方はこちらに泊まるのをお薦めします。また富良野駅周辺には若干のビジネスホテルもあります。
交通手段は麓郷も含め公共交通機関は限られていてやはりレンタカーが機動力を発揮します。ふらのバスが予約制定期観光バスをシーズンには運行していますが本数も少なく寄る場所も限られています。
■八幡丘分館
北の国からで純と蛍が通った小学校中の沢分校として登場したもの。小さな木造平屋の建物がかわいらしい。
■フェニックス牧場
草太の牧場として北の国からでは登場しています。
■ハートヒルパーク展望台
富良野盆地を見渡す展望台で道路改良の折に生まれました。
■鳥沼公園
キャンプ場がて有名でしたが平成15年末に廃止となりました。公園には湧き水などを源とした池がありますがわざわざ訪れるほどではありません。。
■富良野牧場
ソーセージ、ハムなどの工場と店舗があります。私は味は未体験。商品は東京銀座のふらの彩館でも入手可能。
■ラベンダー園羊ヶ丘
国道からも遠く離れたベベルイにある穴場のラベンダー園。子供向けのミニ牧場、ジンギスカンなど多彩なメニューも魅力です。キャンプ場もあり。
(交通:富良野-[バス35分]-麓郷)
北の国からの舞台になった地として知られる麓郷は、そのドラマのシーンが撮影された場所を一目見ようと多くの観光客が訪れます。
布部からの麓郷街道は一本道でシーズンの週末には渋滞することさえ日常茶飯事。そんな時は上富良野からべべルイを抜けるコースをとったりすればいいでしょう。また南富良野、狩勝峠へは麓郷から直接西達布への道路があります。
■拾ってきた家
「02遺言」で登場したがらくたでできた家。平成16年12月11日に隣接して純と結の家も完成。入場料を払えば近くで見ることができます。
(入場料200円、9:00〜日没、無休)
■麓郷の森
森の中に五郎初代の丸太小屋など木造の小屋が立ち並び、北の国からのドラマの原点ともいえる場所。観光バスもやってくるスポットで、土産物屋、レストランも木造で感じはとってもいい所です。
■五郎石の家
宮沢りえが出てきた「95秘密」から住むことになった家です。 山の懐にある感じがいい。 以前は50m程離れた木でできた展望台から眺めるだけでしたが入場料を払えば近くで見ることも可能になりました。
(入場料200円、9:00〜日没、4月下旬〜11月上旬)
■ポプリの里
麓郷にあるラベンダー園です。規模自体は小さく、ラベンダーを目的とするなら他へ行ったほうがいいのですが、麓郷を訪れるついでということならここでもいいかもしれません。特筆されるのが秋に花が咲くように調整されたラベンダー。ほんの一角ですが9月でもラベンダーを見ることができます。
■レッキス仔うさぎ牧場
レッキスという種類のうさぎが小屋の中でたくさんはなし飼いになっていて、 うさぎをさわったり抱いたりすることができます。 毎年4月末のゴールデンウィークから11月の文化の日の前後までの営業になります。 5月中旬と7月に仔うさぎを新たに放しますのでその時には本当に小さいうさぎでいっぱいになりますが、 10月頃に行くとほとんどがかなり大きいうさぎばかりになっってしまっています。 しかしながら大きい方が人馴れしていてさわりやすいです。 8月のピークには100羽あまりのうさぎで溢れかえります。 唯一危険なのが口で絶対に手をもっていってはいけません。
(入場料300円、9時〜18時もしくは16時)
■ふらのジャム園
いろんな自家製ジャムを売っています。 こんなものもジャムにできるのかと驚くものもあります。 イタドリのジャムは10人に1人しかおいしいという人がいないとか。 そんなキャッチフレーズがとてもおもしろい。 試食コーナーがありパンの切れ端が山積みになっています。 味見をして買うものを決めましょう。
■アンパンマンショップ
ふらのジャム園に隣接して新しくできた施設です。 1階がアンパンマンのキャラクターグッズのお店、 2階が作者やなせたかしのギャラリーになっています。 やなせたかしの世界は子供だけではなく大人にとっても魅力的なものだということをはじめて知りました。 1階の子供のプレイルームにアンパンマングッズがおかれていて子供に大人気。 シーズン以外は土日のみ営業。
手打ちそばで有名です。
■麓郷展望台
ジャム園から「92巣立ち」に登場した展望台に行くことができます。 展望台からの風景は丘の連なる風景もさることながら十勝岳が間近に望めすばらしい。 特に夕刻がお勧めです。 下る途中にあるメルヘンの木が見える場所と称する場所はいまいち。
■小野田そば
手打ちそばのお店で店内には色紙がいっぱい。
■熊崎いちご園
6月〜9月のシーズンにいちご狩りが楽しめます。
■富良野オルゴール
平成14年4月オープンの新興施設。店内にはたくさんのオルゴールがあります。小物系オルゴールも豊富。
■麓郷木材
北の国からでは中畑木材。
■麓郷森林資料館
東大演習林の施設で歴史を感じる建物。演習林のジオラマや研究成果を展示しています。裏山の散策コースもあり。
(入場無料、平日・GW・一部土日開館)
富良野市街からは空知川を挟んで若干離れた地区で核として新富良野プリンスホテルがあり観光的なお店が集中しています。
■北時計ログハウスの喫茶店。北の国から、優しい時間のロケ地。
■朝日ヶ丘公園
空知川河畔の丘陵地にエゾヤマザクラがたくさん植えられた桜の名所。
■富良野デリス
富良野市街から移転してきた洋菓子のお店。全国の北海道物産展でも奪い合いの牛乳プリンは絶品です。神戸にも新規出店予定。
■富良野演劇工房
公設民営の小劇場で質の高さには定評があります。
■中区配水池展望台
配水池の上が展望台になっている施設。
■ニングルテラス
新富良野プリンスホテルの一角にある森のログハウスの店舗街。ガラス、オルゴール、ろうそくなどをテーマにしたお店が立ち並びとてもいい雰囲気なのです。哀れな愛煙家のためのおとなの隠れ家ソーズバーも近くにあり。
■富良野チーズ工房
チーズ工房、アイスミルク工房などが立ち並んでいます。味は画一的な感じ。
■丘の写真館
渥美顕二のギャラリー。富良野・美瑛の写真。
(入場料300円、9:00〜17:00、5月〜10月、10:00〜16:00、11月〜3月)
■東大演習林
富良野の南部一帯は東京大学の広大な演習林になっています。国道38号に面してゲートがあり立ち入りには許可が必要ですが樹海中に近い神社山自然観察路は入林届に記入するだけで演習林内を散策することができます。一周30分程度。
■太陽の里
芦別岳の登山口の小さなラベンダー園。 観光ルートからは若干外れるためいつも空いていてのんびりできる場所ですが私はたいへん寂しく感じました。ラベンダーも疎。
■芦別岳
富良野南東部では最高峰で本格的な1泊登山の領域の山。
■富良野市博物館
平成14年9月に閉校になった富良野農業高校の校舎を利用して生涯学習センターが開設され、その中に博物館が入っています。かつての教室を展示施設にしてあり富良野の自然、歴史などを紹介。
(入場無料、9:00〜17:00、月休)
(交通:富良野-[鉄道15分]-山部)
■金山湖
金山湖は人造湖ながらも自然の湖と遜色ない美しい湖です。 周りを急峻な山々に囲まれ、湖の縁を根室本線の1両のディーゼルカーがゆっくりはしる風景は浮世離れしています。 根室本線の鉄橋を渡る列車を見に行くのもいいかもしれません。 列車の汽笛が深山にこだまする音風景も絶品です。
金山湖はカヌーなどのレジャースポットとして道内では有名です。 森林公園付近がレジャーのための基地になっています。ラベンダー園は湖とラベンダーの取り合わせが楽しめるのは北海道では唯一の場所でしょう。また冬場はわかさぎ釣りもいいですが寒さは北海道一、二を競う場所ですので防寒対策は万全を期すことが必要です。ホテルラーチは最近できた町のログホテル。ログコテージもあり。夕食はフランス料理のフルコース。
■金山湖展望台
道路脇の展望のいい所。 湖岸にも降りることが可能です。
■幾寅駅
映画「鉄道員」の撮影に使われたのがこの幾寅駅です。 今でも駅には幌舞駅と記した駅名表が掲げられそれが本物の駅名かのよう。 駅前の撮影に使われたセットも今の所保存されその中を歩くことができます。 また駅の横の物産センターには撮影に使われた道具が展示してあります。
■道の駅南富良野
狩勝峠越えの前後の休息地としていい場所です。 地元物産が豊富。イトウが見られる水槽あり。
■コーヒー・クラフト人来留
樹海峠を下った所でのんびりするのもいいかも。 喫茶のほかにもいろいろな体験ができます。
■樹海峠展望台(三ノ山展望台)
富良野と南富良野の境にある峠に展望台があります。 展望を期待して登ったのですが実際はそれ程ではありません。 名前の通り樹海をひたすら望むことができます。
■北落合
人も少ない丘風景が楽しめる穴場的存在の場所です。
■十梨別渓谷
紅葉の穴場ですが道も悪いので注意しましょう。
(交通:富良野-[鉄道50分]-幾寅)
そんな占冠には道央と道東を結ぶ鉄道の幹線、石勝線が横断していてトマムには大規模リゾートがあります。また日高町には現在の幹線道路の樹海ロードがはしっています。さらに将来は占冠には道東自動車道が開通する予定で様々な波に翻弄される中、これらの町が単なる通過点ではない魅力的な場所としてどう表現していくのかが問われることでしょう。しかしそんな地味ながらも光るものが散在する今こそがいいのかもしれません。
■道の駅自然体感しむかっぷ
食事処、蕎麦屋、お土産屋などが同じ建物内に並んであります。お土産屋は雑然としていますがここならではのものもありじっくり探すのもおもしろい。
■湯の沢温泉
山の中の公共の一軒宿。不便そうにも思えるが富良野往来の時などに比較的利用しやすい。露天風呂はないが鄙びた雰囲気がとてもいい。塩化物泉。
(日帰り入浴370円、11:00〜21:00、月休)
■ニニウサイクリングターミナル
レンタサイクルがあり周辺を散策することができます。小さい温泉もあり。塩化物泉。現在道道通行止めのため休業中。
(日帰り入浴370円、無休)
■赤岩青厳峡
道路工事、自然崩落により渓谷はかなり傷ついた状態。
■占冠物産館
占冠駅前にある建物で郷土資料館、土産物店、レストランが入っています。レストランメープルはなんでもないメニューながらも幸せを感じる味。焼肉丼とは豚丼のことだったりします。
■森のふくろう
占冠で教師をされていた方が開いた喫茶店。周辺の自然情報なども聞くことができます。
■双珠別小跡
建物が宿泊研修施設として活用されています。郷土資料展示室もあるらしい。ここから東に入る林道は紅葉の名所。
■道の駅樹海ロード日高
こちらも食事処、蕎麦屋、小さなスーパーや土産屋がそろったなかなか大きい屋内施設。樹海ロードの休憩地点として結構混雑します。
■日高山脈館
小さいながらも日高山脈を知るための常設展示は充実。情報発信も盛んでセミナーなども多数主催。
(入場料200円、10時-17時月休、冬季10時-15時)
■上岩知志小跡
背後の山と小さな学校と組み合わせがすばらしい。この世の天国を感じます。
近くの不動の滝は道路工事で無残な姿。日高竜門も廃ドライブインの基礎が残るだけで寂しい雰囲気。
(交通:南千歳-[特急60分]-占冠-[特急16分]-トマム-[特急25分]-新得)
北海道旅情報巻頭 4-10.富良野・美瑛・トマム