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昆布森では明治39年から41年頃に開発が着手されました。別保炭鉱の一部として主に釧勝興業によって当初は採掘され、大正に入ると三井鉱山により買収されました。そして大正9年に太平洋炭鉱の別保2坑の鉱区となりました。 戦後、昭和28年から30年には太平洋炭鉱の租鉱炭鉱として太平洋炭鉱の子会社栄和産業が深山にて開北炭鉱を操業、さらに昭和31年には新釧路炭鉱として採掘を開始しました。年間生産量は50,000トン前後を推移しましたが昭和40年閉山に至ります。 昭和39年深山5坑の代替坑として深山新坑が開鉱、昭和40年栄和炭鉱として年間生産量は100,000トンを推移しましたが昭和47年閉山し、昆布森の炭鉱は消滅しました。 現在深山の施設、炭鉱住宅等はほとんど撤去され、広大な昆布干場になっています。谷沿いに一部のコンクリートの構造物が残るに過ぎません。 |
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中にベルトコンベアが通っていたと思われるコンクリート構造物は劣化を感じさせない様相で、この構造物が比較的新しいものだということを教えてくれます。 |
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谷底にあるコンクリート基礎は鉄骨造のホッパーの一部を構成していたと思われます。 |
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訪問 平成28年05月02日 |
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| 参考文献 平成21年 北海道炭鉱資料総覧 内田大和編 空知地方史研究協議会 平成26年 釧路炭田炭鉱と鉄路と 石川孝織 水公舎 |