アクセス北海道(長距離フェリー編)


長距離フェリー概観


長距離フェリーは大きく日本海航路と太平洋航路に分かれます。

日本海航路は新日本海フェリーの独壇場で舞鶴-小樽、敦賀-小樽、敦賀-苫小牧東、敦賀-新潟-秋田-苫小牧東の5路線を受け持ちます。そして東日本フェリー(九越フェリー)が博多-直江津-室蘭の1路線を運行しています。新日本海フェリーはルートが多彩でかつ本数も多くかなり便利です。関西方面からの利用が主となりますが関東からも関越自動車道を利用し新潟から乗船することが可能です。冬期は日本海ということもあり海がかなり荒れることもあるので注意しましょう。

太平洋航路は名古屋-仙台-苫小牧を太平洋フェリーが運航。平成17年に新造船ニューきそも就航と話題の多い路線です。名古屋からはこの航路を利用するか北陸道で敦賀まで行き日本海航路を利用するかとなります。大洗-苫小牧は商船三井フェリーと東日本フェリーの共同運航です。1日2往復と運行本数が多いのが特徴で首都圏からは大洗は近く便利。

長距離フェリー以外では八戸、青森などから東日本フェリーが就航しています。

それぞれの会社のホームページは以下の通りで参考にして下さい。ネット予約等もでき大変便利になっています。


新日本海フェリー

東日本フェリー

太平洋フェリー

商船三井フェリー
運賃・設備

運賃は大きく旅客運賃と車両航送運賃に分けられます。長距離フェリーは設備が多彩で特等、1等、2等寝台、2等など細かくランクが分かれています。家族で行く場合は個室タイプ、個人で快適に行きたい場合は2等寝台、安く上げたい場合は2等などと考えて予約を入れましょう。車両航送運賃は車両の4m未満、5m未満など長さによって決まります。一般的には5m未満ということになりますが2万〜3万程度の運賃となりますが夏のシーズンにはどの航路も運賃設定が上がります。航送運賃の表示にはドライバー1人の2等運賃も含まれています。そして自転車、原付、自動二輪などの運賃設定もあります。

船の設備は鉄道とは違いかなりゆとりがありますが満員に近い場合は2等は足の踏み場もなくなる程ですので混雑するシーズンに行く人は気をつけましょう。逆にオフシーズンはがらがらで快適な2等を楽しむことができるのです。レストランなどの設備もありますが弁当、カップ麺などを持参で乗船する人もかなりいます。





北海道旅情報巻頭 7.プラニング読本
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