アクセス北海道(航空編)


航路就航状況

北海道へ行くための航空路線は大きく分けて3つに区分されます。そして以下の様な特徴があります。


◇本州の主要空港(羽田・中部・大阪)から北海道の千歳を結ぶ幹線

この3路線は本数も多数設定され朝から夕方まで利便性が優れています。特に羽田-千歳は日本を代表する幹線で早朝羽田発、深夜羽田着の便もあり北海道での時間を有効に使いたい人にとっては重宝するでしょう。また早朝便、深夜便は割引率が高く、渡道単価を抑えるのにも有効です。


◇本州の主要空港(羽田・中部・大阪)から北海道のローカル空港を結ぶ路線

これらの路線は北海道の訪問地次第では利用価値が大きいです。北海道は広く千歳に着いても旅行の目的地までが200km以上あるという場合もありえます。道東のみ、道北のみ、道南のみを訪問する場合は活用しましょう。本数が比較的多いのは函館、旭川、帯広、釧路、女満別へのもので、さらに稚内、中標津、オホーツク紋別などへも飛んでいます。中部・大阪からの便は季節波動が大きいのが特徴で夏のシーズンには数往復あるものがオフシーズンには1日1往復になったりします。割引の設定は少なく基本の運賃も若干高めです。


◇本州のローカル空港から北海道の千歳を結ぶ路線

本州のローカル空港からも千歳までは1日1往復の路線が設定されている場合もかなりあります。地元にその様な空港がある場合は活用するのもいいでしょう。便の時間設定で北海道滞在時間にかなり影響してしまうのは残念なところ。基本運賃はやはり若干高めで割引の設定も少ない場合が多いでしょう。




運賃割引の設定内容・手段

北海道への航路には日本航空、全日空、AIRDOの航空会社が就航しています。運賃割引の設定は代表的なものは以下の通りとなります。詳細に関しては各社のホームページをご覧下さい。

日本航空

基本的には特割1、特割7、特割21という1日前、1週間前、3週間前までに予約を入れ航空券を購入する方式です。平均的に特割1は約1割引、特割7は普通運賃の2割引、特割21は2割強割引となっていますが早朝深夜の便にはさらに割引率の高いものがあり見逃せません。また特割21の割引率が非常に高い路線もあります。しかしながら繁忙期は割引の設定がない日もありますので注意しましょう。往復同じ路線を利用するなら1割弱割引となる往復割引も有効で往復割引は期日に関係なく活用できます。10日前後前に発売になるタイム割引は割引率が高そうですが発売期間も短くたいへん微妙。バースディ割引は5割強割引と大変安いのですがこればかりは自分の生まれた月日に左右されてしまいますしこの割引方式も1ヶ月前までに購入が必要です。バーゲンフェアは2ヶ月前の一定の期間に売り出される格安に切符で設定日も限定されていますがこのフェアに合わせて休暇の取れる人なら利用価値が大きいでしょう。路線によって若干価格に差はありますが1万円程度で航空券を購入することができます。なお割引設定の高い航空券はキャンセル料も高いので注意が必要です。インターネット予約は3%割引あり。

全日空

基本的には日本航空と横並びで割引設定はほぼ同じです。特割1、特割7、特割21という1日前、1週間前、3週間前までに予約を入れ航空券を購入する方式です。平均的に特割1は約1割引、特割7は普通運賃の2割引、特割21は2割強割引となっていますが早朝深夜の便にはさらに割引率の高いものがあり見逃せません。また特割21の割引率が非常に高い路線もあります。しかしながら繁忙期は割引の設定がない日もありますので注意しましょう。往復同じ路線を利用するなら1割弱割引となる往復割引も有効で往復割引は期日に関係なく活用できます。バースデー早割は5割強割引と大変安いのですがこればかりは自分の生まれた月日に左右されてしまいますしこの割引方式も1ヶ月前までに購入が必要です。超割は2ヶ月前の一定の期間に売り出される格安に切符で設定日も限定されていますがこのフェアに合わせて休暇の取れる人なら利用価値が大きいでしょう。路線によって若干価格に差はありますが1万円程度で航空券を購入することができます。日本航空のバーゲンフェアと同じ性格のもので期間設定も同一です。なお割引設定の高い航空券はキャンセル料も高いので注意が必要です。インターネット予約は3%割引あり。

AIR DO

羽田-千歳、羽田-旭川、羽田-函館の路線に就航。全日空の子会社ながらも全日空の運賃設定より若干安く利用価値が大きい。基本運賃は日本航空、全日空よりも通常運賃は2割程度安いが多客期運賃は1割程度の差にに縮小します。DOバリュー1、DOバリュー7、DOバリュー21は日本航空、全日空の特割の性格のものでそれぞれ約1割引、約2割引、約2割強割引となっていますが早朝深夜便はさらに割引率が高く曜日によっても設定が若干異なります。AIRDOスペシャルは45日前までの購入すれば全路線1万円で乗ることができるもので設定期間が大変長く事前に予定が組める人には重宝するでしょう。なお割引設定の高い航空券はキャンセル料も高いので注意が必要です。




またそれ以外に以下の割引手段があります。

◇株主優待券

株主優待券は日本航空、全日空の株主が割引優待を受けるチケットのことでチケットショップでも販売されていてそれを活用することもできます。全日空の優待券は1枚利用で航空券が半額になります。また日本航空の優待券は1枚利用で25%割引、2枚利用で半額になりますが設定の異なる優待券もあるので注意して購入してください。半額になる優待券は1枚9000円前後が相場ですので30000円の普通運賃の場合24000円と2割引となります。利用期間の設定もないので多客期の運賃が高い期間に利用すると効果が上がります。優待券は有効期間があるのでその点も注意しましょう。ネットオークション、掲示板などでの取引も盛んですが詐欺に遭う可能性もあるので注意しましょう。




羽田発早朝便を利用する

羽田早朝便を利用すると北海道で9時頃から活動できしかも運賃が安いと一石二鳥です。しかしながら早朝便は首都圏でも利用できる範囲が限られているのも事実でその方法を検討してみましょう。

◇「ムーンライトながら」利用

ムーンライトながらを利用すると品川に4:34着。京浜急行の始発の5:02発の各駅停車に乗車、蒲田に5:16着、すぐ横のホームに各駅停車羽田空港行き始発電車が接続していて5:17発。羽田空港には5:26到着です。ムーンライトながらの停車駅から北海道へ行くには有効な手段ですが深夜の移動になるのが少々厳しい。浜松1:14発、静岡2:06発、沼津2:56発、熱海3:14発。熱海からは一部自由席になりますが熱海までは全車指定席ですので指定券が必要です。また多客期にはムーンライトながら92号が設定されます。

◇蒲田のカプセルホテルを利用

蒲田のカプセルホテルを利用して蒲田5:17発の羽田空港行き始発電車に乗るのもいいでしょう。蒲田には数軒のカプセルホテルがあるようですが私が利用したのはカプセルインカマタ。スタンダードタイプ3480円は清潔で好感が持てました。私は予約はしないで飛び込みでいったのですが予約も可能なようです。アクセスマップはこちら。他にはフレックス・イン蒲田カプセル東京などもあるようですが私は未利用。





北海道旅情報巻頭 7.プラニング読本
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