赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設訪問レポート



平成30年7月14日に赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設がオープンしました。今まで限られた機会にしか入ることができなかった旧住友赤平炭鉱立坑櫓を含め、通年に渡って開館する道内の炭鉱関連の展示施設としては非常に貴重な場所であり、今後が期待されます。私は開館日には行けなかったので一週間後の7月21日に訪問しました。

(開館日時:水-日9:30-17:00、月祝の場合は営業し、火水休、立坑櫓ガイド付き見学は10:00-、13:30-の2回のみ)




館内はコンパクトな展示スペースがあり、入場は無料です。展示物は住友赤平小学校(赤平市炭鉱歴史資料館)に保存されている資料の中から選ばれたものとのこと。展示物の解説はありませんが職員の方に聞けば何でも教えて頂くことができます。平成30年5月赤平市臨時議会議事録には一定期間経過後の展示物の入れ替えも言及されていました。

また館内にはドリンクが注文できる喫茶スペースがあり、創意工夫が凝らされた炭鉱グッズも買うことができます。



圧巻は全長約20mの住友赤平炭鉱坑内模式実測図です。昨年度札幌市資料館で展示されたものが常設で展示されています。また歌志内村鳥瞰図(昭和28年歌志内町鳥瞰図ではない。)は大正時代に作られたもので赤平村、歌志内村の当時の様子を知ることができます。



看板、銘板もたくさん展示されていました。



ガイド付き見学はここから始まります。ガイドの方の解説を10-15分程度聞いた後にヘルメットを付けて立坑櫓に向かいます。



立坑櫓へ向かうルートは以前とは変わりました。



立坑櫓内をガイドの方の解説を聞きながらまわっていきます。所要時間は小1時間程度。



立坑櫓見学後ガイダンス施設に戻り、希望者のみ自走枠工場へ行くことができます。ガイダンス施設から離れているので人数が多い場合は徒歩、少ない場合は自分の車で移動することになります。炭鉱内で使われた機器類についての解説を聞くことができます。所要時間は30分程度。



北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱町を旅する
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