大筋の行程を決める

北海道へ行くことが決まると今回はどんな所へ行こうか、何をしようかとまず考えることになります。 しかしながら問題はその旅のために何日間休みが取れるのかということです。 3〜4日間の場合もあるでしょうし、逆に学生の頃などは20日間以上も旅することがあるかもしれません。

基本的には3〜4日間で一つの地方を訪れるのが余裕のある行程の立て方です。 ということで一週間程の行程の場合は二つの地方、10日間では三つ程度の地方を訪れるのがいいでしょう。 なお、ここのひとつの地方とは地域別情報の16ヶ所に分けた区分のひとつと考えてもらえばいいと思います。

無論、最初の北海道への旅の場合などはできる限り多くの場所を訪れたいと思うでしょう。 ゆえになかなか上記のごとく行程は立てられないかと思います。 その場合でも少なくとも2日で一つの地方を巡ることをお勧めします。 それ以上になるとかなり移動時間を取られることになり疲労が積み重なります。 団体旅行では移動時間はバスの中で休息ができますが個人旅行ではそうはいきません。 思わぬ事故につながることもあるので注意しましょう。

冬の旅の時はさらに余裕をもった行程にしないと楽しい旅にはなりません。 冬には単独で行くことができる場所もかなり減るので、宿やネイチャーセンターなどの企画に参加するのがいいでしょう。

アクセス手段は航空、フェリー、鉄道と大別されますが基本的には割引運賃の多様化で割安感がありなおかつ速い航空を利用するのがいいでしょう。 鉄道は相対的にかなり航空に比べて割高になってきましたので東京地区からの旅ではまだ利用価値がありますが優雅な旅をしたい人向けといえるのではないでしょうか。 特にトワイライトエキスプレス、カシオペアにその傾向があります。 フェリーは航空の価格低下により、かなり同じように低下してきています。 自分の車やバイクを持っていきたい時にはかなり便利といえるのではないでしょうか。 ただ近海郵船の東京−釧路航路の廃止により長距離航路は道央の小樽、苫小牧、室蘭、岩内にしか行くことできなくなりました。 道北、道東を訪れる場合は到着後の移動にかなり時間を割かれることになります。 またフェリー自体もかなり時間のかかる乗り物ですので時間に余裕のある人向けでしょう。


北海道旅情報巻頭  7.旅の準備室