三笠邦梅園・花の季節





整列する梅の木



三笠市栗丘町、山手町は幾春別市街から幾春別川を渡り河岸段丘に上りきった場所にあります。この地にはかつて幾春別中学校があり、炭鉱住宅街が広がっていました。今は幾春別川の西岸には川向町にこそまとまった昔の炭鉱住宅があるものの、ほとんどの住宅が消え去っています。わずかに梅園の中に青い屋根の作業小屋がありますがこれはかつての炭鉱住宅を利用したものなのです。幾春別中学校も昭和57年に弥生中学校と合併し、閉校されました。

昭和61年からこの地に10haもの梅園が造成されました。梅の木は1万本あるとのことですが大きな木があるわけではなく幹の細いものが主流で、観賞用というよりは生産用の梅園という印象でした。駐車場脇には梅干などの販売スペースがありました。私が訪問したのは平成20年5月のGWでしたが、暖かい春の影響で梅はすでに満開でしたが5月中旬の日曜日にはみかさ梅まつりも開催されます。




梅園の中は自由に散策することができます。



炭鉱住宅を利用した作業小屋。



邦梅園の加工場。



邦梅園の梅干。甘口はすっぱいというよりは甘さが口に広がる感じでした。



写真左はミカサ・モダンアートミュージアムにある幾春別中学校の校章が描かれたもの。写真右は栗丘町からみた奔別立坑櫓。



北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱町を旅する
三笠邦梅園・花の季節