日本全国競馬場めぐり
新潟競馬場
(新潟県新潟市)
 
 
スタンド
 
指定席

 新潟競馬場の指定席は全席が屋内席で、他の中央競馬場と比べ、指定席の人気が「べらぼうに」高いことが、新潟競馬場の大きな特徴。そのため、新スタンド「ニルス21」を造るにあたり、指定席は「2人がけ」が主流の時代にあって、定員増目的にあえて「4人がけ」としたほどですが(S指定席・E指定席)、それでも夏場開催時の日曜などは「ハガキ抽選」「電話申し込み→抽選」「日の出のころから指定席券売り場の前に列ぶ」などと、指定席チケットゲットへの道は険しいものとなっています。

 逆に、「場外馬券売り場として」運用される日は、下記指定席全席(右下写真の関係者席を除く)が「自由席」として完全無料解放されるのも新潟競馬場の大きな特徴で、座席そのものの雰囲気をゆったり味わいたいクチにはこういった日を狙うのも穴かもしれません。

 
 
S指定席 入場料込み1500円(場外時は無料)

 ニルス21・3階にある、前面ガラス張り冷暖房完備テーブル付き4人がけの屋内席で、612席あります。モニタが2人に1台の割で付いています。全席禁煙。

E指定席 入場料込み1000円(場外時は無料)

 ニルス21・3階にある、S指定席と同一形状の屋内席。エリアもS指定席と全く共通で、S指定席との差は「レースを観るにあたって、隣のスタンド(アイビススタンド)に少し視界を遮られる」ことのみです。それゆえ該当する席は少なく、E指定席の席数は68席のみ。なお、S指定席・E指定席のチケットでは、A指定席・B指定席のエリアには立ち入ることができません。全席禁煙。

A指定席 入場料込み1000円(場外時は無料)

 アイビススタンド3階にある、前面ガラス張り冷暖房完備テーブル付きボックス形式原則4人がけ(2人がけ×2に近い形状)の屋内席で、306席あります。全席喫煙可で、モニタが4人に1台の割で付いています。ゴールからは若干離れた位置になりますが、イスは独立型で、S指定席よりもゆったりした造りであるため、喫煙席であることを除けば(…?)作者 まるしん イチ推しの席です。なお、A指定席のチケットでは、S・E・B各指定席のエリア内には立ち入ることができません。

B指定席 入場料込み500円(場外時は無料)

 アイビススタンド2階にある、前面ガラス張り冷暖房完備原則2人がけの屋内イス席で、439席あります。かつては原則6人がけの席で計641席ありましたが、現在は6人がけの真ん中の2人分の席を撤去、そのスペースにテーブルを置いて、原則2人がけの席として運用されています。新潟競馬場の一般席はそのすべてが屋外席ですので、特に真夏時、暑さをしのぐことのできる屋内席で観戦したい場合には、少なくともこの席に陣取ることが必要です。なお、B指定席のチケットでは、S・E・A各指定席のエリア内には立ち入ることができません。全席喫煙可。

※「C指定席」は、旧メインスタンド(取り壊し済み)にあった席で現存せず、「D指定席」は当初から設定されていません。

 
 
S指定席(E指定席も同一形状) A指定席('01年9月23日撮影)
 
B指定席('04年8月21日撮影) 番外編・立ち入り不可能も覗くことはできる屋外関係者席(ニルス21・'01年9月23日撮影)
 

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