日本全国競馬場めぐり
川崎競馬場 (神奈川県川崎市) |
スタンド |
指定席・特別観覧席
川崎競馬場の上級席(指定席など)は、'90年代前半までは「指定席(現在の1号スタンド3階一般席)」と「特別観覧席(現在の特別観覧席B)」の2カテゴリのみでしたが,スタンド改築や改装にともない,現在はヴァリエイションがかなり豊かになっています。 指定席・特別観覧席のチケットは、現地での当日発売が基本ですが、席種・ケースによっては電話による予約が可能な場合もあります。(電話予約の方法などについては、この頁の下部をごらんください。) |
指定席(1000円+入場料100円)
2号スタンド3階にある前面ガラス張り・冷暖房完備の4人がけイス席(テーブルなし)で、497席あります。自分の座る座席が確実に確保され、ゴール前の直線たたき合いを観るのに絶好な、実用的な席です。チケットは当日発売が基本ですが、5人以上で観戦する場合に限り電話予約もできます。
特別観覧席A(2000円+入場料100円、場外時=場外馬券売り場運用時は開放なし) 2号スタンド4階にある、前面ガラス張り冷暖房完備テーブル付き原則2人がけのイス席で、301席あります。座席部分禁煙。後述の特別観覧席Bに比べ、イスもテーブルもゆったりしています。
なお、特別観覧席Aでは、コーヒー・ペプシコーラ・ジュースなどのソフトドリンクが飲み放題です。仮に飲み物を2〜3杯いただくとして、実質的な席料は1600〜1700円くらいか。また、特別観覧席Aのチケットでは、特別観覧席B(ボックス席・シート席を含む)エリアには入ることができません(その逆も不可)。 |
![]() |
![]() |
|
「指定席」は、2号スタンド2階一般イス席(写真)とほぼ同一形状。 | 特別観覧席A |
特別観覧席B(1500円+入場料100円、場外時は300円)
1号スタンド4階(4コーナー寄り以外)にある、前面ガラス張り冷暖房完備テーブル付き原則2人がけのイス席(下の写真ではイスがずらりと連なっているように見えるが、2席ごとに20cm程度のすき間がある。また、座席の後方には人間1人が歩けるスペースがある。ただし、いずれも最上段を除く。)で、後述の特別観覧席B(1人がけ席)よりも席数が多く、いわば「特別観覧席Bの通常タイプ」。座席部分禁煙。大部分の席がゴール過ぎの位置になりますが、特別観覧席Bエリアの端のほうの席はゴールの真ん前にあたり、「観る」のには最高の席となります。また、特別観覧席Aに比べ内装が凝っていて温かい雰囲気があること、高過ぎず低過ぎずの階層でコースを眺めやすいこと(注:特別観覧席Aと階数は同じだが、こちらのほうが若干アングルが低い)、そして特別観覧席エリアから直接パドック(出走馬の下見所)を観られることが長所です。特に、ゴール真ん前の席に座ってまじめに観戦したい場合は、早めに競馬場へ! ここで、特別観覧席Bの傾向と対策を少々。特別観覧席Bは5列ありますが、そのうち1列目(最前列)は他の列に比べ荷物などを置くテーブルが広くなっています(この点は、後述の1人がけ席も同様)。また、1〜3列目は冬場は日光が当たりますので注意。さらに5列目(最後列)は、2人又は3人単位の仕切りで区切られたボックス風の席で、隣の人にどいてもらわないと移動することができない席が一部にあります。それゆえ単独観戦の場合は5列目以外に陣取ったほうがよろしいでしょう。逆に2人又は3人のグループ観戦の場合は、ボックス風の5列目が向いています。 なお、特別観覧席Bでもコーヒー・ペプシコーラ・ジュースなどのソフトドリンクが飲み放題で、飲み物のラインナップ(質)は特別観覧席Aと同一です。ですから仮に飲み物を2〜3杯いただく(飲み物代300〜400円程度)として、実質的な席料は1100〜1200円くらいか。ただし飲み放題サーヴィスは競馬開催日のみで、「場外馬券売り場」運用時は、飲み物は有料(1杯150〜200円)となります。 また、特別観覧席B(1人がけ席を含む)と後述のボックス席・シート席のエリアは共通で、お互い行き来できます。(当然、ボックス席やシート席の利用者も、飲み物の無料サーヴィスを受けられます)。
特別観覧席B(1人がけ席)(1500円+入場料100円、場外時は300円) 1号スタンド4階4コーナー寄りの1〜3列目にある、前面ガラス張り冷暖房完備テーブル付き1人がけのイス席。以前は「シングル席」という名称で運用されていましたが、'06年から上の原則2人がけ席ともども「特別観覧席B」という名称に統一されています。座席部分禁煙。「ゴール過ぎの位置、なおかつゴールから遠い」というロケーション面でのハンディキャップをカヴァーする目的で座席をゆったりとさせ、料金は通常の特別観覧席Bと同じとしたものです。ロケーション云々は二の次に、ひとりでゆっくりのんびり観戦したい方にはお勧めです。ただし、冬場は全体的に日光が当たりますのでこの点ご承知おきください。 なお、競馬場内の特別観覧席チケット売り場にある掲示では、特別観覧席Bエリアの中のどの席が1人がけ席かわかりにくい(注:具体的に言えば「さ」ブロックよりも4コーナー寄りの席が1人がけ席なのですが…)ので、もし1人がけ席を希望する場合は、販売係員に「1人がけの席はどこですか?」という感じで尋ねてチケットを購入したほうがよろしいでしょう。
なお、特別観覧席Bは、原則2人がけ席・1人がけ席合わせて538席あります。 |
![]() |
![]() |
|
特別観覧席B(最上段以外) | 特別観覧席B(1人がけ席)。ちなみに左手上段部分がボックス席(3・4・6人用) |
![]() |
特別観覧席B(最上段)。写真は2人がけ×2の形態だが、3人がけの席もある。仕切りに囲まれていて「ひと味違う」雰囲気があるが、両端の席は隣の人がどかないと動けないという短所もあるので、2人以上での観戦に使おう。 |
ボックス席3人用(1室3000円+入場料1人あたり100円、場外時は1室1000円+席料1人あたり300円)
ボックス席4人用(1室4000円+入場料1人あたり100円、場外時は1室1000円+席料1人あたり300円) ボックス席6人用(1室6000円+入場料1人あたり100円、場外時は1室1000円+席料1人あたり300円) 1号スタンド4階4コーナー寄り・特別観覧席B(1人がけ席)エリアの上段に位置している前面ガラス張り冷暖房完備・個室タイプの席(ただし、前面=コース側は特別観覧席Bと空間を共有しており、完全密室ではない)。3人用は2室、4人用は3室、6人用は5室あります。いずれのタイプも、コースに面しているテーブル付きの1人がけイス席と、ラウンジ形式のテーブル付きイス席が組み合わさっています。イスは、いずれも特別観覧席B(1人がけ席)とほぼ同じ大きさの、キャスター付きのものです。 ボックス席を定員いっぱいで利用した場合の1人あたりの席料は1000円ですが、特別観覧席Bと共通の飲み物サーヴィスを受けることができるので、実質的な席料は1人あたり600円〜700円というところでしょうか。部屋単位でチケットが発売され相席にならない個室タイプであるにもかかわらず、室料が「特別観覧席B(1人がけ)×定員分」よりも割安になっているのは、ラウンジ形式の席からですと座ったままではレースが少々観づらいからでしょう。 ボックス席(3人用・4人用・6人用)のチケットは、電話予約で押さえることができます。もちろん空きがあれば、現地での当日購入も可能です(これについては後述のボックス席9人用やシート席も同様)。 ボックス席(3人用・4人用・6人用)は、川崎競馬場が「場外馬券売り場」として運用されるときにも、1室1000円(その他、特別観覧席の席料として1人あたり300円が必要)で開放されています。この場合、チケットは当日発売のみで、1室につき2人以上での利用が条件となっています。
シート席(1区画4500円+入場料1人あたり100円) 以前の「グループ席6人用」を名称変更した席で、1号スタンド4階の最も4コーナー寄り、すなわち特別観覧席B(1人がけ席)やボックス席(3人用・4人用・6人用)よりもさらにゴールから遠い位置にあります。全部で3区画あります。 形状は,前面ガラス張り冷暖房完備テーブル付き長いすソファータイプのイス席。座席部分禁煙。奥の席に座った人は、手前の席に座った人にどいてもらわないと座席の外に出ることができませんが、仲間同士での観戦を前提に設けている席なので、その点については問題ないでしょう。ちなみに難点は、冬場日光が当たること。6人フルに座った場合の1人あたりの料金は750円ですが、特別観覧席Bと共通の飲み物サーヴィスを受けることができるので、実質的な席料は1人あたり350円〜450円というところでしょうか。
ボックス席9人用(1区画6500円+入場料1人あたり100円)
|
![]() |
ボックス席(3人用・4人用・6人用)は、こんな雰囲気。写真右手がコース側。 |
![]() |
![]() |
|
シート席 | ボックス席9人用(写真左手がコース側) |
川崎競馬場指定席等の電話予約について('06年10月現在)
1 電話予約ができる席種
2 電話予約のできる期間
4 電話予約先
|