川崎競馬場の一般席は、ロケーション（ゴール前直線部分からゴール過ぎまで）・席種（立ち見席から屋内イス席まで）ともにバラエティに富んでいるのが特徴です。

　１号スタンドは１階から３階までが一般席で占め、そのすべてが屋外席です。そのうち１階には座席が全くありません（立ち見スペースのみ）。

　２階は半分（ゴール付近）が背もたれなしのベンチ席、残り半分（ゴールから大きく過ぎた部分）が座席のないコンクリートの段による「立見席」で、段になっているため実際にはそこに座って観戦している人も多いです。ちなみに、元来は２階席のすべてが立見席であったのですが、近年になって約半分のエリアにベンチが後付けされ、現在に至っています。２階席の下段半分は、雨が降ると濡れます。一方、上段半分は強い南風が吹いていない限り雨をしのぐことができます。

　３階は原則６人がけの背もたれ付きイス席で、現在の２号スタンドが完成する前は指定席として運用されていた席です。３階席はほぼ雨をしのぐことができますが、最前列はまれに（＝南風が強いと）雨が少々吹き込むことがあります（そのため、指定席運用時代の雨の日は、最前列の席のチケットが売られないことがありました）。

　２号スタンドは、１階部分と２階部分が一般席です。１階は背もたれなしの屋外ベンチ席で、そのうちおおむね前方半分の席は雨が降ると濡れます。２階は前面ガラス張り空調完備の屋内イス席（背もたれ付き）で、原則４人がけとなっています。特に暑いときや寒いときは重宝で、当然のことながら人気のある席です。この席に陣取りたい場合は、早めに競馬場へ。

　３号スタンドは４階建てですが、現在上層階は閉鎖。１階フロアと２階フロアのみが開放されています。座席はちょうど１階フロアと２階フロアの間に位置し、すべての席が屋外ベンチ席（背もたれなし）となっています。そのうち前半分は、雨が降ると濡れます。空（す）いているので、天気のいい日にのんびり観戦したいのならこちらへ。