愛知県西尾「CAFE 竹庵」、岡崎「広元版画工房」と2日間のベースソロでのライブ!


下記の文章は西尾でのソロライブを聴きにいらして下さった名古屋在住の斎藤律子さんの
感想文です・・・ソロ活動を行う勇気となにかインスピレィーションを感じずには
いれなかったのでここに引用させていただきました。


何の予備知識も先入観も無いまま、ベースソロのライブとは一体どんなものなのだろう?
という思いで聴き始めました。そして中山さんの演奏が耳に届いた途端、
「これは自分自身を問われる演奏」だと先ず感じました、「あぁ、これは大人のための音楽」
なのだと。心の余白にその演奏を受け止めて自らのイマジネーションでそれを膨らませることで、
より深く味わえる音楽。そういう印象を強く受けました。ヴィジュアルの世界でも言える事ですが、
すべてがレディメードになっていて受け手が喜びそうな反応しそうな装飾を施し、喚起する情緒すら
貼り付けて私たちに提供するアートが「今の世の中になんと多いことなんだろう」と改めて昨日の演奏を
聴いて、その違いを意識させられました。不要な装飾を削ぎ落とした、人の心に訴えるプリミティブな力強さを
中山さんの演奏に感じ、私は何処かに連れて行かれてしまいました。「鳥の歌」を弓で弾き始めた途端、
何故か強くスペインを感じたのです。光と影の強さ、少し埃っぽい土の色と香り、スペイン人の激しさと哀しみ、
言語化を拒否するイメージがその演奏とともに湧きあがりました。驚いたことに隣で聴いていた妹も
「すぐにスペインを感じた」と言うのです。幼い頃からピアノやエレクトーンを弾いている彼女のなかには
どんなスペインが立ち現れたのだろう?あの晩の中山さんはまるで、ご自身がベースと一体となった
<ひとつの楽器>にように思えました。そしてあの晩は、自分が真っ当な<生物>であるのか?
ということも問われてしまった。ベースを奏でている中山さんの脳に響いている音色の何十分の一を
聴けたのだろうか?五感を最大限に機能させて、音色と共にライブ空間の空気の振動も感じたい。
アメージングンな時間をありがとうございました。


齋藤律子 2005'6月 記


 
  6月25日愛知県西尾「竹庵」静かな町のたたずまいの中に
何気にあるお店・・前を通ると、なんか入って見たくなる!
和と洋をイメージミックスしたお店です。ここでの
ベースソロは響きもとてもナチュラルで不思議と
マッチングしていました。

 
  店内にさりげなく置かれている花達もこのお店の
落ち着きを演出していました。


この竹庵のBGMはさりげなくJAZZが流れていました。
 
  6月26日岡崎「広元版画工房 この広元版画工房のオーナーの深見ご夫妻
ご主人が版画、奥様は陶器とすべてがアートしている。

 
  曲にまつわるエピソードなどを交えながらのライブ。

定員を超えての大入り満員、私の奏でる心の歌の隅々まで
感じていただいたようです。ありがとうございます。

 
  演奏終了後に打ち上げパーティ・・いや〜それはすごい
料理でした。参加して下さった皆様もエンジョイ!

終わった後の食事がこれまた格別なものです。
何も思うこともなく、我ひたすら料理と語らう??

竹庵さん、広元版画工房さん、大変お世話になりました。私自身もこの2日間のひとり旅を
エンジョイすることが出来ました。そして足を運んで下さった皆様ありがとうございました。
最後になりましたが、今回のベースソロのライブをコーデネイトしてくれた K・KYOKOさん
本当にお疲れ様でした。心より感謝いたします。