■いいかげんにしてよ! な電話でした・・・(怒)
女 「とおみさんのお宅ですか?」
私 「はい」
女 「クロレラの〇〇ともうします。
カプセルに入ったクロレラの、十日間の試供品のご案内をさせていただいているんですけどね、費用がかからないので、どうぞこの機会に試していただきたいんです。
クロレラはご存じですか? クロレラは、体の細胞を元気にしてくれるんですね。健康にも、美容にも、とてもいいんです。
今回、さらに、コエンザイムQ10をカプセルに追加して・・・」
最近流行ってるよなあ、コエンザイム。
私 「あー、別に必要無いです」
女 「え? でも、健康や美容にとても効果がありますよ。お肌の調子もすごく良くなるし、冷え性や肩凝り、あと女の方でしたら便秘などでお悩み・・・」
私 「(ほとばしるるトークを無理矢理さえぎって)あの!うちの家族、薬を服用している者が多いので、たとえサプリメントといったものでも、いちいち主治医に確認しなければならないんです。
ややこしいのは嫌なので、お医者さんに指示されたもの以外は、必要ありません」
嘘は言っていないぞ、大げさには言っているがな。
女 「あら〜、大変そうね〜」
ぜんぜん心がこもってない。そして、何事もなかったかのように・・・
女 「奥様は? 大丈夫なんでしょう?」
私 「私もです」
女 「あら〜、でもお若そうな声ですよね、ホホホ」
なんでそこで笑う
女 「どこか、ご病気なんですか? ホホホ」
そこは笑うところと違う
私 「はい」
女 「ウフフ、えー、お若い方が、何の病気なのかしら・・・」
私 「病気に年齢は関係ないでしょう」
女 「え、でも、ホホホ、何の病気なんですか? あら、聞いちゃいけなかったかしら〜フフフ」
ええかげんにせぇよ
私 「心臓です」
女 「あら・・・ホホホ、それじゃあ仕方がない・・・ですわねぇ? ホホホ」
・・・電話セールスで、殺意を覚えたのは初めてです。
そりゃ、心臓病って言ってもピンからキリまであるわけで、私の場合はすぐに生命の危険があるような疾病じゃないけれどさ。多分クロレラ飲んだって、全然問題ないと思うんだけどさ。
でも、毎日薬飲まなきゃいけないし、定期的に24時間心電図つけなきゃいけないし・・・色々と面倒くさいのだ。
見知らぬアンタに笑われる謂われはミジンコも無い。
私 「(氷のような声で)ええ、笑い事じゃないので」
ここでようやく、殺気に気が付いたようで、妙に慌てて早口で〆るオバサン。
女 「ああ、そうね、お体に気をつけてくださいね」
そして、すごい勢いで電話を切られてしまったのだった。
このやり場のない怒り、どうすればいいですか、ママン(泣)。
■・・・多分「何バレバレの嘘言ってるんだろうね」なんて思われていたんでしょう。
テレアポのオバちゃんの同情を惹きたかったわけじゃないので、別にいいんですけどね。
かーなーり大げさに「断る理由」をでっち上げたわけだから、別にいいんですけどね。
別にいいんですけど、腹は立ちました。ええ、まったく。