昆虫ナウ 2011
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昆虫ナウ 2011 #02
「強者も始めは・・」
掲載:2011/4/23 (4/21撮影の5画像で構成)
昆虫の数が目覚ましく増え始める頃、弱肉強食の掟もしっかりと始動します。
カマキリの仲間は、強弱関係の上位に位置するものと言って間違いありません。
この日目撃したのは、強者オオカマキリの孵化。そこでは意外な光景も・・
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成虫とは全く異なる透明感のある体色。歩き方もふらふらして実に頼りない。
戦闘ポーズだけは一人前に決めていますが、生まれたてであることは疑い様もなし。
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この枯れ茎にもいました。こちらも戦闘ポーズをばっちりと決めています。
気の強さだけは、産み落とした母親からしっかり受け継いでいる感じです。
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身が軽いからこんなことも出来ちゃいます。
目を凝らしてみたら、そこにもここにもと言う感じで、沢山の幼虫を確認出来ました。
それもその筈。近くの幼木の幹に幼虫の発生源が存在していました。下の画像へ
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秋から注目していたオオカマキリの卵のう。丁度孵化の場面に遭遇したと言う訳です。
卵のうの下部にぼっかり穴が開き、束になった幼虫が細い糸で吊り下がっています。
この状態で脱皮が行われ、上の3画像に見られる様な幼虫の形に進化して行きます。
でも事は順調には進みません。
敢えてアウトフォーカスなので見づらいのですが、卵のうにアリが群がっています。
群がる理由は脱皮過程の幼虫を餌食にする事。情け容赦のない攻撃ぶりでした。
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昆虫界の強者カマキリも、誕生の場面で小さなアリの猛攻に晒されるなんて・・
一方的な弱肉強食を許さない自然界の摂理と言うものなんでしょうか。
ところでこの一頭は、最後まで糸に吊り下がっていた幼虫です。
早くしないと危ないよと心配しましたが渾身の力を振絞り無事地上に降り立ちました。
さてこの先、獲物を狙って鎌を振るう成熟した姿に出会えるのはいつ頃でしょうか。
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Digital Camera: OLYMPUS E-620/ZUIKO DIGITAL 35mm MACRO,
Exp.Date: 2011/4/21 at Tokyo(東京)
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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