昆虫写真速報・東京の昆虫レポート2011・アキアカネ、ヤマトシジミ、モンキチョウ

ここ数日続く曇り空の下、目にする昆虫の数の減少傾向が止まりません。
例年の記憶を辿れば、昆虫シーズンの終焉はまだずーっと先の筈。
しつこく掛り続ける雲を見上げて、青空よ戻れと望みたい気持ちです。

目を凝らせばアキアカネの姿がちらほらと・・
でも颯爽と飛ぶ姿ではなく、ひっそりと翅休めする姿ばかりと言うのが何とも寂しい。
止まっているのは、繁みに埋もれる様に生える草の先。冷風を避ける工夫の様です。

真っ赤に染まった胴体を持つオス。こちらもじーっと固まったまま動きません。
秋晴れさえ戻れば・・そんな風に思いながら、今日の寒さに耐えているのかも。

エノコログサに止まるヤマトシジミ。
暗く沈んだ色調の草むらの中では、この質素な斑紋さえ鮮やかに見えてしまいます。

モンキチョウもエノコログサでひっそり翅休め中でした。
アカネと同様に、どの蝶も曇り空の下では活動意欲を大いにそがれている感じでした。
昆虫達に活き活きとした動きが戻るのは何時？。