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東京の昆虫レポート2011
”木立に逃げる”
ツクツクボウシ、アブラゼミ、ヤブキリ、セスジツユムシとハラビロカマキリの幼虫
撮影・掲載:2011/8/11(7画像+参考1画像で構成)
体感的には今年一番の暑さを感じた日。草むらを避けて木立に逃げ込みました。
しかし期待した程の涼しさは得られず、どこへ逃げても駄目と言うのが結論でした。
一方昆虫観察としてはそれなりの成果あり。今後も足繁く通うことになりそうです。
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木立の中は蝉時雨がどしゃ降りと言う感じでした。今は正にセミの季節のピーク。
それを象徴するこんなシーンを至る所で目にすることが出来ました。
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蝉時雨の主体は依然アブラゼミとミンミンゼミですが、ほんの少し変化も・・
夏の終わりを告げるツクツクボウシの声が、時折遠慮気味に混じります。
でも小さいし色合いも地味なので目撃は中々。これは何とかゲットした一枚です。
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ツクツクボウシが主流になる頃には姿を消してしまうアブラゼミ。
今の内にと言うことで顔面アップを一枚。何と言う堂々とした顔つきでしょうか。
こんなに強そうな面構えなのに、地上での寿命が僅か数週間とは・・理不尽過ぎる!。
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太い木の幹を観察すると、意外な程数多くのヤブキリ成虫を目撃出来ました。
幼虫の頃は草むら。成虫時には樹上での生活に変化すると言われています。
食性も肉食となり、顔つきも獰猛に・・今の時期はセミ狙いでしょうか。
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下草の上にセスジツユムシ・オスの終齢幼虫が止まっていました。
こちらは生涯草食性。顔つきもヤブキリに比べたら遥かに優しげと感じられます。
それにしてもこの体形、葉っぱへの擬態なんでしょうか。かなりユニークです。
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これは8/9に、別の場所で見た同じセスジツユムシのメスの終齢幼虫です。
体形はほぼ同じですが、お尻にちょこんと生えた産卵管が見分けのポイントです。
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視線を木の幹に戻したら、見慣れたシルエットがくっきり。
くいっと曲がったお尻から見て、ハラビロカマキリの幼虫に間違いありません。
草むらばかりかと思っていたけれど、木の上にもいるんだ・・
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樹上生活タイプは、警戒心が強くて中々いいアングルを撮らせてくれません。
騙し騙し、ようやくキャッチした顔面ショットがこれ。
木の幹に擬態した色合いで、草むらにいる緑色タイプとは印象がかなり異なります。
ところで君は何を狙っているの?。セミはちょっと大物過ぎる様に思えるけど・・
でもこの顔つきからすると、やるかもね。
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Digital Camera: OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL 35mm MACRO,
Exp.Date: 2011/8/11 & 9(6th Ref. image) at Tokyo(東京),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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