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東京の昆虫レポート2011
”でかぶつ続々”
キリギリス、ヤブキリ、ショウリョウバッタ、オオモモブトスカシバ、セスジスズメ
撮影・掲載:2011/7/22(7画像で構成)
戻った陽射しに気温の方がシンクロせず、秋を思わせる空気感の一日となりました。
ひどい汗をかかずに行える昆虫観察は楽でいいけれど、肝心の昆虫の方は?。
心配は無用。見違える程に成長したでかぶつが勢揃い。手応え十分でした。
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草むらの奥から聞こえるキリギリスの声。一段とボリュームアップして来ました。
しかしその姿を見るのはそう簡単ではありません。何しろ警戒心が非常に強い。
この一枚も望遠ズームで草むらの奥をそーっと窺いながらゲット。
でかぶつと呼ぶにふさわしい風貌でした。これじゃぁ鳴き声がでかいのも当然だなぁ。
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キリギリス程警戒心が強くなく、割と簡単に出会えるのがこのヤブキリです。
今日出会ったのは立派な産卵管を持つメスの成虫。樹の上でぼーっとしていました。
威圧感としてはキリギリスに決して負けてはいないけれど、意外と呑気者なのかも。
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日本最大のバッタ ショウリョウバッタも数回の脱皮を経て最終到達点に達しました。
幼虫の頃は後脚だけが頼りだったけれど、今や立派な翅も生えて、移動は自由自在。
あっと言う間に視界の彼方へと言う見事な飛翔を見せてくれます。
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見事な飛翔はいいけれど、油断するとこう言うハプニングも起こります。
カメラの接近を感知して逃げ込んだ先にあったのは、蜘蛛の巣。
身動きがとれず、こんなに不格好な状態になってしまいました。
部分的に拡大して見たら→下の画像へ
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左の後脚に小さな蜘蛛がちょっかいを出していました。
しかし獲物としては余りにもでか過ぎ。蜘蛛としても、なす術なしと言う感じでした。
苦労して張った巣をめちゃめちゃに壊されて、怒り心頭なのかも。
カメラマンとしてもこの事態を起こした責任を感じ、バッタを救出しておきました。
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葉の上で昼寝中のマッチョな奴。何やら得体の知れない形ですが、これでも蛾の一種。
ホバリングしながら花の蜜を吸うオオモモブトスカシバの成虫です。
この色合いから見て、クマバチあたりへの擬態で身を守ろうとしている様です。
確かに目にした瞬間は ”えぇっ!”となりますね。実態は全然怖くありませんが・・
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バラエティ豊かな蛾の世界ですが、幼虫に目を向ければ、これも又驚きの連続です。
丸い窓を持つ電車みたいなこれはセスジスズメの幼虫。蛇への擬態でしょうか。
ところでこの幼虫は背中に変なお荷物をしょっています。
調べて見たらこれは幼虫に寄生した蜂の繭なんだそうです。
とんだ厄介者に取り付かれてしまった訳ですね。この先の成長が気掛かりです。
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Digital Camera: RICOH CX4(2nd image),
OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL 40-150mm(1st image),
/ZUIKO DIGITAL 35mm MACRO(other images),
Exp.Date: 2011/7/22 at Tokyo(東京),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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