G1前哨戦はBRA祭!


 先月は驚異的な勝ち上がり数の話をしましたが、秋競馬本番を迎えて、ややペースダウンか。先月の60頭から13頭増えて現時点で73頭が勝ち上がり。それでも168頭に対して73頭なので、43%というのは十分に高いところではあります。

 むしろ、ここにきて重要なステップレースで2勝めをあげる馬が増えており、有力馬の会員にとっては来年が楽しみというところか。首位のふくだはエースのリアライズシリウスが復帰前で、足踏み状態。追い上げてきたのは太田光。デイリー杯2歳Sをアドマイヤクワッズが新馬勝ちから1か月で制覇。1番人気に支持されていて、ファンの目は確かでした。3着以下を5馬身ちぎってアタマ差の2着だったのが中しまカヴァレリッツォ。この2頭はほとんど互角か。朝日杯でリアライズシリウスと争うことになりそうです。

 中距離志向の馬では出世レースの東京スポーツ杯をい〜だパントルナイーフが勝ち、アタマ差2着が及川夫のゾロアストロ。圧倒的人気の太田光ダノンヒストリーは大きく出遅れ、直線もあまり伸びずに7着。これはかなりショック。

 牝馬にとっての出世レースであるアルテミスSはヘビ・フィロステファニがソールオリエンスの妹という素質をいかんなく発揮して優勝。しかし、レース後故障が判明。しかも、そのまま引退というなんとも残念な結果になりました。個人所有ならともかく、クラブ馬で2戦2勝で2歳で引退というのは珍しい。POG的には期間内復帰がないなら、まあしかたないというところでしょうか。1番人気Dフラッグ・マルガ(ソダシの妹)はハナをきったものの5着。けんた・タイセイボーグが最後方から追い込んで3着。確かに今年のけんたは違う。

 牝馬のもうひとつの重賞ファンタジーSは、新潟以来の広瀬フェスティバルヒルが人気にこたえて優勝。2番人気のBASSIIブラックチャリスが4着。ただ、上位陣はクビ。ハナ、クビという大激戦でした。

 とにもかくにも、コマは多いわ、節目の重賞をきっちり勝つわで、今年のBRAは相当なハイレベルの争いになると思われます。まずは12月のG1。無敗の馬も多いので楽しみですね。

 では、また。