ここまで全く順調だったXiuですが、回ってくれば勝てるとまで言われたダノンプレミアムがまさかの回避で迎えた皐月賞。当然、逆転を狙う会員は肩に力もはいったわけですが、太田光ワグネリアン、ねっしーステルヴィオ、いーだタイムフライヤー、猪口ジャンダルムといった人気どころはことごとく凡走。8番人気のジェネラーレウーノが3着にはいり、BRA最先着。そして、そのオーナーはXiu。悲喜こもごもという結果になりました。稍重で力のいる馬場、前の3頭が互いに譲らず猛烈なハイペース、大きく離れた4番手以降は超スローで、結果的には4番手・5番手の典型的なイッタイッタという競馬。こういう年のダービーはよくわかりません。ヴィクトリーとサンツェッペリンの年みたいな感じでしょうか。ちなみにヴィクトリーの年はウォッカが優勝。そういう視点では、アーモンドアイかサトノワルキューレがダービーに出れば勝てそうにも思いますが。
桜花賞は、圧倒的人気のラッキーライラックを大野アーモンドアイがケタ違いの末脚で差し切りました。4コーナー16番手から上り33秒2で突き抜けて1馬身3/4というのは、怪物ですなぁ。ロードカナロアだけに2400でどうかという見方ももちろんありますが、サトノワルキューレ以外には負ける要素はなさそうです。牝馬路線は脱落が激しく、昨年末には主役だった中しまロックディスタウンは何もかもチグハグで、桜を回避して臨んだマイルCでは発送前に大転倒という珍しいケースに。Xiuリバティハイツもリタイアで、BRAに限っていうとアーモンドアイがアタマか2着かというところだけが注目。
独走態勢だったXiuを一気に追い詰めてきたのがねっしー。ケイアイノーテックがマイルCを見事に差し切り勝ち。大崩れもないが、500万条件でも負けるという馬でしたが、最後に大仕事をやりました。2着に毎日杯から転戦の中しまギベオン、3着に人気薄のコマツ・レッドヴェイロンとBRAが上位を独占しました。まりなのプリモシーンも惜しいレースでケイアイの後から大外まで行っていればとも思われます。5着。さすがに葵Sはでないかな。
今年ももちろん超高額賞金のダービーが待っていますが、現実的にはXiuとねっしーの一騎打ちか。Xiuはエタリオウもいるので3頭だし濃厚。マイルC上位組がダービーに使う可能性もありますので、ねっしーもステルヴィオとケイアイ2頭の可能性はあります。プリンシパル2着のブレステイキングが惜しかったですね。そのブレステイキングを抑えて権利獲得は大野のコズミックフォース。こちらはアーモンドアイがオークスで2着以内は確実なので、まだ大逆転の可能性はあり。
4位の及川夫以下は持ち駒はもちろんいますが、総合優勝までは苦しいか。フィニフティやフランツやシャルドネゴールドあたりも、出走はなさそうです。
実は最後は、Xiuの先行3頭(ダノンプラチナム、ジェネラーレウーノ、エタリオウ)で決まるというのもあるかもよ。100円買っとけー。
では、次は決算号です。