とまならい新幹線。
マイネルマックスGを連勝!

 今月は広瀬拓から是非書いてくれと言われてるトピックスから。既にマスコミでも問題視されているエリザベス女王杯のことです。まあ、今更G1におけるスローペース・シンドロームについて文句を言ってもしかたはないですけど、広瀬拓の怒りにもうなずけるところはある。1着賞金1億円のレースで1200の通過が1分15秒はないんじゃないの?出走馬16頭中15頭が上がり34秒台というのはひどいんじゃないの?そりゃあ確かに、アタマ、クビ、半馬身、クビ、クビというのは名勝負かもしれないけど、ほとんど全馬脚あましてたでしょ。これはダイナカールのオークスとは違うでしょ。なんで34秒3で追い込んだ馬がブービーなの?結果的にダンスパートナー、ヒシアマゾンという新旧女王の争いになったから格が保てたものの、これだけスローで前に行った馬のヨーイドンだったら、フラワーパーク出てたら勝ってたんじゃないか?
 そこで私は提案する。来年からエリ女には毎年スリーコースを出走させるのだ。郷原の親父のほうを条件馬にのせて出させるというのもいいかも。だいたい近頃のアンチャンは玉砕覚悟の大逃げ打たないところが許せんよ。ま、先行馬ペースになるだろうと予想してブライトサンディー買ってた自分自身も許せんけどね・・・。

 閑話休題、不振と言われてきたBRAの救世主はこの馬でした。函館のチャンピオンおくやまマイネルマックスがいよいよ中央場所・京成杯3歳Sヘ登場。ヤシマジャパン、アサカホマレという新興勢力、新潟チャンピオンのパーソナリティワンといった好メンバーが揃ったこと、直前の調教の動きが悪かったことから人気は意外なほどありませんでしたが、この馬の最大の長所はなんといってもレースに行っての勝負根性。先行馬がとぱす展開もこの馬にはありがたく、直線では素晴らしい末脚でG2を制覇。ヒダカブライアンが故障し、スピードワールドが調整に失敗していることから、朝日杯の最有力候補に浮上しました。この後自分でレースが作れるようになれば、相当な大物になる可能性もあります。ナリタブライアンの再来となれるでしょぅか。

 牝馬戦線で注目されるのは金光エアリバティー。小倉のデピュー戦圧勝からも相当な器と目されていましたが、さすがに久々でいきなりの重賞挑戦は苦しいかとも思われましたが、新設のファンタジーSでしぶとくのびて3着。キャリアをつめば、まだまだ伸びていきそうです。金光はグリーンスターボウもデビュー勝ちで今月一気に躍進。

 及川夫キタサンフドーはデイリ一杯3歳Sで3着。勝ったシーキングザパールは強すぎたものの、2着との差はわずかで、ローカルにとどまる馬ではなさそうですが、府中3歳Sでの凡走は長距離輸送なのか、距離なのか・・・。しかしその両方を克服することがクラシックの最低条件。次走でどう答をだすでしょうか。その府中3歳Sで2着に食い込んだのが中しまスターマイサドル。キャリア1戦ながらその末脚はいかにも東京向きで良血だけに今後に大きな期待が持てます。

 デビュー時にくらペ驚くほどの変わり身を見せてきたのが西山兄ランニングゲイル。距離が伸びるにつれて頭角を現し、マイルの黄菊賞でアサカホマレのレコード2着の後、京都3歳Sでなんと1分47秒2の驚異的レコード勝ち。確かに今の京都の時計は「無茶くちゃでんがな」状態ですが、それにしてもこのタイムは・・・。父はランニングフリー。ひよわな馬が増えた昨今、タフネスを売り物にした馬に育って欲しいものです。

 さて注目のピックテンは秋華賞でリードした宮崎夫を飯田弟、BASSII、五十嵐兄、キッズ姫らが追い上げ大混戦になってます。例年序盤で勝負が決まってしまってましたが、今年は相当熱いっす。中間期の宴会は例年通り新年会になるでしょう。ピックテンの表彰やら、天皇賞・菊花賞の記念品やらで本賞金よりも出費が増えそうなBRAです。では皆様お風邪をひかないように。

「代替馬のお知らせ」

 先月お知らせした宮崎夫の母エルプスの牡馬の名前はクリールルビアンでした。(クリールスペシャルというのは間違いです。)福田尚エルウェーミラクルの代替馬はオースミジャイアン(牡)父ジェイドロバリー×母ベゴニア、広瀬拓セイカスパークの代替馬はエイシンサニーオー(牡)父サンデーサイレンス×母エイシンサニーとなりました。両馬とも価格アップはありません。