クラシックを狙える器(と私は感じた)馬が3頭登場して、例年になく快調なBRAの8月でした。
まずインターボイジャー以来の札幌3歳Sの覇者となったのが、田中氏のテイエムハリケーン。3番人気での出走となりましたが、大器と評判の高いマイネルキャッスルを直線最後の50mでぐいとかわしてのGV制覇。おめでとうございます。タイム自体は平凡ではありましたが、道中おっつけながら最後伸びたあたり、距離延長は望むところという感じ。この後は休養して、デイリー杯あたりからの出発になるようです。本当の勝負はこの休養の過ごしかたにあるとも言えるでしょう。田中氏はビッグジョージも好調で、91年度ならば既にベストテン入りするほどの賞金を手にしています。
札幌3歳Sで上位独占じゃーと騒いでいた中西父氏。トウカイライナーが行方不明です。ミスターチアズも豪快に先行して見せ場は作りましたが、まだ未完成といった印象。クリスタルベストも登場して稼働率は良いのですが、結果がついてこない現状です。
キッズ姫氏テキサスローズ、筆者の目にはかなりの脚で追い込んできたように見えましたが、どうやらそれはダンツサーパスだったようです。しかし、悪いレースでもなかったような気がせんでもないことがあるような、ないような・・・。
柳の下のイイデケーオーはハナにも立てず、惨敗しました。やはり世の中は多田氏の思うようにはなりませんでした。
注目される新馬が2頭。工藤氏のビワミサキが小倉第1週の新馬をまさに圧倒的な切れ味で快勝。それは小倉3歳Sはただもらいという感じの勝ちっぷりでした。ラスト1ハロン持ったままで11秒4だから凄い。
もう1頭は深尾氏のマジックナイス。なんかマジックナイトみたいな名前ですが、初戦は話題のペガサスに大敗しましたが、脚がパンとした2戦目はあっと驚くぶっちぎり。こちらも新潟3歳Sの最有力馬と言えそうです。
広瀬泰氏のバサラが新馬勝ち。レースぶりは見ていないので何とも言えないが、リアルシャダイの新馬勝ちは走るという「経験則」があるので、楽しみです。
未勝利組は今回はパス。一覧表を見て下さい。
今月は、リッチマンプアマン全タイトル及び、BRA記録集そして馬名解説と特集だらけです。お楽しみください。
PS. リッチマンプアマンのライバル誌である「週間アルファルド君」が異常なスピードで号を重ねています。編集長のキッズ姫さん、仕事してますか?
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