☆ 星くずの”たわごと” 13 ☆   更新日: 2021年06月27日

** 人間の体を作っている原子はずっと昔に爆発した古い星の内奥部で作られた。その意味で人間は星くずからできているといえる。 **
** 人間の体を作っている原子は原子核とその周りをまわる電子からできているが、その間はとても広く、何もない真空といえる。 ****

                                        
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☆ 2021年06月27日 : 昔を思い出しながらの富士五湖ドライブ

ヒメシャラの花 ヤマボウシの花 ムシトリナデシコ オダマキ

 梅雨の晴れ間を利用して、久しぶりに富士五湖周辺をドライブし、散策を楽しみました。先ずは河口湖八木崎公園に行きました。ラベンダーを期待していたのですが少し早すぎたようです。代わりにアジサイが満開で、きれいでした。続いて、河口湖から西湖に入り、北岸をドライブしました。ここを通るのは久しぶりです。以前は、湖岸に車を置いて、御坂山塊の山々(十二が岳、鬼が岳、雪頭が岳などなど)によく登りました。30年くらい前でしょうか、”Konica Vision Tプロジェクト”の仕事仲間と何度かキャンプをやった”西湖自由キャンプ場”の前を通り、懐かしく思いました。キャンプ場の隣の立ち寄りの湯がまだあったのでびっくりしました。更に、”西湖野鳥の森”の前を通過しました。ここも何度も訪れ、樹海を楽しんだところです。

 この後、精進湖はスキップして本栖湖へ行きました。本栖の森のキャンプ場で車を降り、森の中を散策しました。実はここでも、先のプロジェクトの仲間とキャンプをやりました。まだ若かったせいか、夜中に大騒ぎをした記憶があり、遠い昔を懐かしみました。また、”ダイヤモンド富士”の撮影のために、厳冬期の1月の2日の夜明け前、ここから竜が岳に登ったりしました(2回登りました)。山頂はとても寒く震えた覚えがありますが、富士山頂から太陽が昇るのを見て感動したことを覚えています。

 更に、富士宮の朝霧高原の道の駅&フードパークへ行き、散策しました。チーズ入りのカレーと高原ソフトクリームがおいしかったです。帰りは、樹海の道路を通りましたが、何度も通った精進口登山道入り口の前を通りました。最近は脚を悪くしているので、とんとご無沙汰になった樹海ですが、約40年間本当に楽しませてくれた森です。もう本当に感謝しています。でももう訪れることもないと考えると、悲しくなってきました。

 今週の終活の本は、「ギリシア・ローマの盛衰 村川堅太郎、長谷川博隆、高橋秀、講談社学術文庫」と「寺田寅彦随筆集第一巻 小宮豊隆編、岩波文庫」の2冊です。前者は、ギリシアとローマの古代市民が香高い文化を築き、その後経済的衰退、独立精神の喪失、そして滅亡を迎えた歴史が記されています。学生の頃考えていたギリシア、ローマの文明のあこがれは、その文明が戦争と奴隷制の上に成り立っていた一部の貴族や上級市民による帝国支配の文明であることがわかり、最近はほとんど興味を失ってしまいました。後者は、明治・大正の高名な科学者である寺田の随筆ですが、私にはほとんど興味をひくものがありませんでした。


☆ 2021年06月20日 : コロナッチのワクチン接種(1)を受けました

 ようやく18日(金)に、第1回目のコロナッチ対応のワクチン接種を受けました(ワクチン予約については6日のレポートを参照)。病院は大勢の人が集まり(駐車場もほぼ満杯)、三密状態でしたが、45分ぐらい待って接種を受けることができました。まあ比較的スムーズだったように思います。アレルギー反応が心配されましたが、注射跡が少し痛むくらいで問題ありませんでした。もうこんな経験はやりたくないですね。

油彩画21:踊り子(模写) 水彩画129:雪の大通り(模写) 水彩画130:サン・ラザール駅(模写)

 ここのところ、終活の読書は現代中国の歴史関連の書籍に集中しています。関連書籍は約20冊ぐらいはあると思いますが、今回は最近読んだものを簡単に紹介しててみます。現代中国の歴史は、当然欧米帝国主義国(イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ等)と日本帝国による侵略と植民地化の歴史そのものです。イギリスのアヘン戦争も醜悪なものですが、日本の満州侵略と中国中心部への侵略は筆舌に尽くしがたい残虐な行為です。当初は読むのは精神衛生に良くないので、読むのをやめて本を廃棄しようかとも思ったのですが、記憶が少し薄れつつあったので、読んでみることにしました。その中には、目を覆い、耳をふさぎ、反吐を吐きたくなるような凄惨な事実が克明に記述されています。それは、虐待、虐殺、強姦、放火等を日常的に伴った文字どおりの皇軍による侵略の記述です。途中何度か読むのを中止しようかと思ったくらいです。でも、ともかく半分ほど読み終わりました。

@「中国の旅 本多勝一 朝日文庫、1981」 ・・・朝日新聞記者の本多勝一がジャーナリストとして中国各地を訪れ、現地の日本軍による虐待・虐殺の体験者から聞き取りしたレポートです。内容はとても読むに堪えられないような具体的な殺戮・虐待・強姦・放火等の話に満ち溢れており、日本人としてとても恥ずかしい思いをさせられます。

A「中国近現代史 小島普治、丸山松幸 岩波新書、1986」 ・・・中国近現代史の一般的な概説書で、現代中国史を概観するのに役立ちます。

B「南京への道 本多勝一 朝日文庫、1989」 ・・・朝日新聞記者本多勝一の皇軍による南京(当時の中華民国の首都)侵略と大虐殺を体験した人々から聞き取りをしたレポートです。これも、@「中国の旅」と同様に、とても読むに堪えられないような具体的な殺戮・虐待・強姦・放火等の話に満ち溢れており、日本人としてとても恥ずかしい思いをあせられます。

C「天皇の軍隊 本多勝一、長沼節夫 朝日文庫、1991」 ・・・中国北支那方面軍第十二軍第59師団(通称”衣”師団)の山東省侵略に従軍した兵士から、具体的な殺戮・虐待・強姦・放火等の話を聞き取りしたレポートです。こちらは、先ほどの@中国の旅、B南京への道とは違って、皇軍に侵略された側からではなく、従軍日本兵が戦後自ら明らかにした勇気ある証言からなっています。皇軍の兵士がどのように鬼畜のようになって、中国人民を殺戮・虐待・強姦・放火等をするようになっていったかが克明に記されています。

D「聞き書き ある憲兵の記録 朝日新聞山形支局 朝日文庫、1991」 ・・・元皇軍憲兵が朝日新聞山形支局員に語った満州での殺戮・虐待・強姦・放火等の証言をまとめたものです。虫を殺すのも裂けた少年が、軍隊の中でどのように教育され、あたり前のように殺戮・虐待・強姦をする一人前の憲兵になっていったかが赤裸々に記されています。勇気ある貴重な証言と思います。

E「南京事件 笠原十九司 岩波新書、1997」 ・・・南京侵略と南京大虐殺を記した一般的な概説書です。

F「中華人民共和国史 天児慧 岩波新書、1999」 ・・・人民共和国前史、人民中国の誕生から毛沢東による文化大革命、ケ小平、江沢民の開放路線までの歴史を記した一般的概説書です。

G「満州帝国 太平洋戦争研究会編著 河出文庫、2005」 ・・・皇軍(関東軍)の満州侵略、満州帝国建設とその崩壊の歴史を中心に記した書籍です。満州での関東軍の傍若無人の侵略と中国人民の虐待・殺戮などが記されています。

H「中国侵略の証言者たちー「認罪」の記録を読む 岡部牧夫、荻野富士夫、吉田裕編 岩波新書、2010」 ・・・人民中国により戦犯として起訴された45名の元日本軍兵士(含む将官)、”満州国”官僚らの供述書を中心に、”満州国”統治や侵略行為の実相、そして彼らが罪を認める過程を具体的に検証した書物です。

 それにしても、本多勝一記者の生の現地取材によるレポートには敬意を表したいと思います。どこかの歴史学者のように、書物や文献等を頼りにした書物とは重みが違います。是非多くの一般日本人に読んでほしいものだと思います。

 まだこれからも中国現代史の書籍を読んでいく予定ですが、現在の多くの日本人が戦前に行った中国侵略、植民地化(含む台湾、朝鮮)の具体的内容を知ろうともしないで、朝鮮や中国をわい曲あるいは攻撃するような状況に接すると、とても悲しくなってしまいます。政府はもちろん、資本に寄り添ったマスコミにも多いに責任があると思います。やはり、過去の歴史を正しく学び、誤った行動を真摯に反省したうえで、朝鮮、中国の人民と一緒に未来を築いていくことが大切と思います。でも、安倍や菅の自民党政権が続く限りは到底無理ですね(立憲民主も同じ穴のムジナですが)。

 あつ!そうだ、私は”終活”をやっているんだっけ。もうこんなことを考えている暇はないのだ!


☆ 2021年06月13日 : 初夏の高原を楽しんでいます

オオヤマレンゲ ベニバナヤマシャクヤク ニホンシャクヤク エサをついばむシジュウカラ
 今週の山中湖は晴天に恵まれ、快適な初夏の高原を楽しんでいます。庭には初夏の花が咲き誇っています。清楚なオオヤマレンゲの白くて大きな花が素敵です。今年は花付きも良いようです。貴重品種のベニバナヤマシャクヤクもきれいです。今年は花を5つも咲かせました(去年は3つでした)。ニホンシャクヤクも大きな花を咲かせました。バラも大輪の赤い花をいくつもつけています。ヤマボウシもたくさんの白い十字花を咲かせていますが、ちょっと花の勢いが弱いようです。とにかく、今山中湖は、暑くもなく寒くもなく最高の季節ですね。ただ、草も元気で、毎日雑草取りに追われています。
大雄山最乗寺の大下駄 芦ノ湖九頭竜神社の鳥居

 山中湖滞在の合間に、南足柄の大雄山、箱根の仙石原、芦ノ湖湖尻付近をドライブしました。大雄山最乗寺はなかなか立派なお寺で、境内をゆっくりと散策しました。大雄山からは足柄峠を越えて御殿場経由で箱根に入ろうと思っていたのですが、足柄峠へ行行く手前で、仙石原へ抜ける新しい道路(箱根・金太郎道路)が開通しており、短時間で仙石原に行くことができました。ラッキー!仙石原では湿性花園と周辺を散策しました。また、芦ノ湖湖尻から箱根園まで九頭竜の森をウォーキングしました。家内の脚の調子が悪かったので、最近はほとんど歩くことはしていなかったので、久しぶりのウォーキングでした。約1時間半ほど歩きましたが、森の中を歩くのは本当に気持ちが良いですね。


☆ 2021年06月06日 : お絵描きに励んでいます(2)

 毎度下手な絵画を掲載して、申し訳ありません。油彩画は家内の作品で、水彩画(ガッシュ)2点は私の作品です。写真からの絵画や有名画家の模写は結構描けるようになったつもりでいますが、生の対象を描こうとすると、全然うまく描けません。でも、暇つぶしのためにも、めげずに継続しようと思っています。

油彩画20:ローテンブルクの街並み 水彩画127:チロルの村 水彩画128:アイロンをかける女(模写)

 6月になってようやく、私の住む東村山市からコロナッチのワクチン接種の優待状?が届きました。早速予約センターに電話をすると、案の定電話は繋がりませんでした。やむなく、インターネットを開いたのですが、私が利用している”ブラウザInterNetExplorerでは予約できません”ときました。これは”GoToCampaign”のときも発生しました。今後行政のシステムはInterNet Explorerは対象外ということのようですね。

 やむをえず、ブラウザ”MicroSoftEdge”(初めて使用)を開いたのですが、Yahooの画面デザインが以前のと少し違っていて、慌ててしまいました(INExplorerで開いたのか、MSEdgeで開いたのか、識別方法がわかりませんでした)。また、試しに私の”わんだふる山中湖”を開いたところ、フォントがいつもと違っていて、画面がデザインが乱れてしまっていました。それで、MSEdgeのフォント修正に迫られ、それに時間を取られ、大変な迷惑を強いられました。

 その後、何とかワクチン接種予約画面に入ることができましたが、希望の会場の予約は既に満杯で、断念しました(車で行けば可能なところがあったのですが、車は使いたくないので断念しました)。しょうがないので、再度予約センターに電話をしたところ、今回はすぐに繋がりました。ところが希望する予約先はやはり満杯で、こちらも諦めました(あるクリニックの予約が取れたのですが、基礎疾患のある人は副反応の恐れがあるので対象外ということで、断られました)。もう頭に来たので、やむをえず再度インターネットから、車で行かなければならない遠い病院を予約(18日)しました。本当にイライラさせられた半日の作業でした。

 久しぶりに、終活の本の紹介です。本は、確率関係の次の3冊です。@「確立を攻略する」小島寛之、ブルーバックス、 A「確率の世界」ダレル・ハフ著、国沢清典訳、ブルーバックス、 B「統計でうそをつく法」ダレル・ハフ著、高木秀玄訳、ブルーバックス。何故今頃確率の本かというと、私は未だに確立や統計、予測などの話がよく理解できていないので、これが最後のチャンスということで読み始めた次第です。私の世代では、高校時代に確率、組合せ、順列などを教わりませんでしたので、その基礎がわかっていません。社会人になってからも何度か確率関連の本を読んだのですが、いまだによく理解できません。

 後3冊関連本が残っていますが、どうも今回も挫折のようです。@の本は専門的過ぎて、後半がほとんど理解できませんでした。A、Bの本は、ゲームやギャンブルなどの身近な?お話ですが、読んでもわかったような、わからなかったような状況で、自分の身になるようなものはほとんどありませんでした。残りの3冊を読んで、確率・統計関連は店じまいとなりそうですね。


☆ 2021年05月30日 : 山中湖は初夏の花が満開!

青空いっぱいに広がるミズキ 満開のヤブウツギ 赤花のシャクナゲ 鈴なりのサラサドウダン
 山中湖は初夏の花が満開です。ミズキは白い花を青空いっぱいに広げています。豪壮ですね。ヤブウツギは暗赤色の花を枝を枝垂れさせて咲いています。こちらも見事です。ピンクのシャクナゲに続いて赤花のシャクナゲもどうだと言わんばかりに花をつけました。ドウダンツツジも負けじと小さな釣鐘様の花をたくさんぶら下げています。その他に、ヤブデマリ、ミツバウツギが白い花を咲かせました。こちらは清楚な感じです。

 26日(水)の夜、スーパームーンの月食を楽しみにしていたのですが、雲が多く、後半の部分月食が少し見えただけでした。残念!残念!

 家のなか(キッチンの水場付近)に小さなアリさんが湧き出るように?現れ、その駆除に一苦労しました。どこから入ってきたのか究明できず、見つけるたびに駆除しましたが、夜中にもぞろぞろと出てくるので、駆除に追われ、睡眠も妨害されるほどでした。何とか3日目に完全?駆除することができました。一方、庭ではアリさんがあちこちに営巣をして、こちらの駆除でも大変な労力を取られています。引っ越し便の”アリさん”マークやアリとキリギリスの働き者のアリさんなどは偉いなと思いますが、現実的には害虫じゃないのかと思ってしまいますね。

 昨年から、春先にけたたましい野鳥の鳴き声を聞くのですが、その鳥の名前がわからず、イライラしていました。どう表現してよいかもわからない調子の鳴き声で、鳴き声を表現できません。図鑑を調べてもよくわかりませんでした。この鳴き声は、東京の家の周りの林でもよく聞きます。

 ところが、本の整理をしていたところバードウォッチングの本を見付け、中をちょっと調べました。ありました。ありました。どうもキビタキの鳴き声だったようです。

水彩画125:川沿いの街並み 水彩画126:アイガー北壁 油彩画19:アイガー北壁

 その本によると、キビタキの鳴き声について次のように記されていました。「山地の広葉樹林で”ホイヒーロ、オーシツクツク、チッチリリ、ココインジ”と聞こえる複雑なさえずりが、降るように聞こえてきたらこの鳥」。私の聞いた鳴き声をうまく表現できないので、同じ鳴き声かはっきりしませんが、直感的にはキビタキの鳴き声のように思います。真偽は今少し時間がかかるかもしれません。今度はよく注意して聞いてみようと思っています。

 所でもう一つ野鳥の鳴き声。”チョットコイ、チョットコイ”という鳴き声も春先によく聞きます。これはコジュケイ(キジ科)の鳴き声のようなのですが、図鑑によるとキビタキも同じ鳴き声をすることがあると記されていました。そうすると私が聞いたのはキビタキの”チョットコイ”だったのでしょうか。夏は鳥は木々の中に入って見つけることはほとんどできないので、よくわかりません。終活の課題の一つとしました。


☆ 2021年05月23日 : 雨が多いため、お絵描きに励んでいます

恒例の豪華なシャクナゲ 水彩画123:サント・ヴィクトワール山(模写) 水彩画124:競馬場とアマ騎手たち(模写)

 シャクナゲがほぼ満開となってきました。今年も豪華に咲きそうです。こんなに毎年花をたくさん咲かせて、体力は大丈夫なのでしょうか。少し心配です。
 庭の大木が隣の家の敷地にまで伸びてきたので、枝落としをしたいと思っていました。ちょうど新聞の中に、「クレーンなしで人力で樹木伐採、枝落としなどの作業をします」というチラシを見つけました。そこで、チラシの担当者(鈴木)に電話をして見積もりをお願いしました。その鈴木さんが見積もりにやってきたのですが、我が家に来て軽トラックから降りてきた鈴木さんを見てびっくり!!私が山中湖へ通うようになった頃から、富士山麓を探索する会(山麓探偵団)に入り、探索活動していたのですが、担当の鈴木さんはその時の仲間の鈴木さんだったのです。彼はペンションのオーナーですが、副業に樹木の伐採などの請負作業もやっているとのことでした。お互いにびっくりしました。1時間ほどコーヒーを飲みながら談笑し、とても素敵な時間をもつことができました。さっそく見積もりをしてもらい、枝の伐採をお願いすることにしました。楽しいですね。

 今週は、雨が多いので家で水彩画に没頭?しました。たくさんの絵画が皆様に会える喜びを待ち望んでいます(迷惑かな??)。


☆ 2021年05月16日 : 北八ヶ岳(坪庭)に最後のお別れ?

北八ヶ岳坪庭 北八ヶ岳縞枯山荘 清楚な花を咲かせたガマズミ 一面に咲いたサクラソウ

 連休明けに、コロナ禍にもかかわらず、蓼科一泊旅行をしてきました。泊ったところは20部屋位の小さなホテル?でした。ホテルでは宿泊部屋を半数位に制限していたようで、コロナ対策は万全のようでした。何年ぶりでしょうか、北八ヶ岳ロープウェイで坪庭まで行き、散策を楽しみました。恐らくこれが北八ヶ岳の見納めになるでしょう。少し寂しい気持ちとなってしまいました。

 庭にはサクラソウが一面に咲いています。ヤマツツジも見事に咲き続けています。ガマズミが白い清楚な花を咲かせています。素敵ですね。

 全く不愉快な体験をしてしまいました。パトカーに止められて、”横断歩道手前で停止しなかった”という理由で交通違反となってしまいました。当日は、家内が歯が痛いということで、忍野の歯医者に向かって車を走らせていました。家を出て旭日丘交差点でパトカーが後ろについてきました。それでスピードは抑えて走りました。山中の交差点でようやくパトカーが離れました。これで一安心と思ったのですが、忍野へ向かう次のT字路で左折しようとしたところ、前から別のパトカーが来て右折サインを出しました。それで私が左折したところ、再びパトカーが私の後ろについてきました。そして花の都公園の前を通りかかったところ、横断歩道に歩行者が数人おり、そこを気付くのが遅くそのまま通り過ぎたとたんに、パトカーに呼び止められたという次第です。どうも2台のパトカーが土曜日なので山中湖周辺を巡回パトロールをしていたようです。時間がちょっと遅くなったので少し慌てていた面もあったかもしれません。それにしても、旭日丘から忍野までの間を2台のパトカーにフォローされるとは、何と不運な事でしょう。更に公園前の横断歩道に横断者がいるなんて滅多にないことです(土日はよくありますが)。最近は車がらみの問題が多くて、何かにとりつかれているようで気持ちが悪いです。気を付けます。皆さんもお気をつけてください。


☆ 2021年05月09日 : GW後の山中湖は静かです

富士霊園のツツジ坂 深紅のヤマツツジ クマガイソウ ヤマシャクヤク

 GWが終わり、山中湖は人出が少なくなり、静かになりました。天気は快晴の青空と強雨が交互の訪れています。晴れるととてもさわやかで、緑の木々に癒されます。御殿場の富士霊園に行き、満開のツツジを鑑賞しました。ツツジが大きくて、とても豪華でした。庭のヤマツツジが咲き始め、こちらも素敵です。通りすがりの人が写真を撮っていました。今年もクマガイソウとヤマシャクヤクが咲いてくれました。感謝!感謝!


☆ 2021年05月02日 : GWの山中湖はやや人出が多いようです

クロモジ 河口湖創造の森(ミツバツツジ) 天気の合間を見ての南壁塗装 キンラン(東村山)

 昨年と同様、GW中はコロナ渦には無縁?の山中湖に滞在することにしました(昨年もコロナ第2波の期間中は山中湖に滞在しました)。ということで、4月26日(月)に山中湖に向かいました。GW中の富士五湖周辺は新緑が眩しいほどです。家の庭ではクロモジが花を咲かせています。ミズキやヤマボウシなど一部を除いて樹々は薄緑の新葉をつけました。天候も穏やかですが、29日(木)と前日1日(土)は大雨、強風に襲われました。

 30日と1日午前に、恒例?のログの壁塗装に取り掛かりました。今年は南側の壁とデッキです。南側の塗装はこれが最後かなと思っています。山中湖の人出や車は、昨年に比べるとやや多いようですが、例年に比べればずっと少なく、閑散とした感じです。でも1日(土)のスーパーオギノは大変混んでいて、三密状態でした。

 東京東村山の家の近くの雑木林で、見事なキンラン2株とギンラン数株を発見しました(4月18日のレポートにはギンランの写真を掲載しています)。キンラン、ギンランは近くの病院の雑木林で保護されているので知っているのですが、家の裏の雑木林で見るのは初めてで、とてもうれしいです。この林はイチリンソウやニリンソウも自生していますが、盗掘されないことを願うばかりです。貴重な植物を大事に保護したいものですね。


☆ 2021年04月25日 : 再び”非常事態宣言”?政治の責任はないの?

 絵画の勉強のために、国立新美術館(六本木)で開催されていた団体”光風会”の展示会にいってきました。2時間ほどかけて、素晴らしい油彩画作品をゆったりと鑑賞することができました。美術館のテラスも素敵で、軽食をとり至福の時を過ごしました。都心もなかなか良いものですね。少しうらやましくなりました。
国立新美術館のテラス ”光風会展”の展示絵画 水彩画122:ローテンブルグの街並み

 展示会の絵画(カメラで撮影)と私の水彩画を比べてみると、私の絵は幼児の絵のようですね。絵が根本的に違っています。死ぬまでの間、少しずつ精進していこうと思いますが、もうそんなに時間がありません。

 今週の終活の本は、”鉄の宰相”と言われたあのマーガレット・サッチャーに関する本です。本は「サッチャー時代のイギリス 森嶋通夫、岩波新書、1988」です。彼女も今ではかなり過去の人になってしまったようですが、彼女によってイギリスは大きく変わりました。イギリスなどのことはよく知らなかった私でさえもを、当時のサッチャーについては少し注目していました。本の中から、気になった部分を紹介してみます。

1. 「”革命論”とは、資本主義体制が将来、行き詰るかどうか、もし行き詰ればその後社会主義体制に移行するかどうか、についての筋道立った議論であって、移行に際して流血の惨事を伴うや否やは問題でない。このような革命論ないし移行論を展開した人に、マルクスとシュンペーターがいるが(*私はシュンペーターの書物を読んだことがなく、どんな思想の人物か知りません)、一方においてマルクス革命と闘いつつ、他方においてシュンペーターの移行過程を、逆に将来から過去へと遡行しようとしているのがサッチャーである。このように彼女を把握するならば、彼女の一見無謀とも見える政治プログラムや政策も、理屈にあったものに見えてくるし、彼女がなぜ、時代錯誤とすらいえるようなスローガン”ビクトリア時代に帰れ”をかかげているかも、理解できよう。」

2. 「フォークランド戦争当時の、イギリスの行動もまたフーリガン的である。南半球の何の実益もない、自分たち自身がもてあましていた小島の確保のために、”主権を侵害させてはならない” ”住民の意志は絶対だ”と絶叫して大軍を送ったのは、どう見ても理性を欠いている。当時アメリカの国務長官であったヘイグ(彼は軍人である)が全力をあげて平和的解決の努力をしたのは、この件は平和的に解決できると考えた(*他国に対しては上等なことを言うが、自国が世界中で何をやったか胸に手を当てて考えろ!)−−合理的な人なら誰しもそう考えるだろう−−からであるが、にもかかわらずサッチャーは聞かなかった。有名な経済史家のホブスボームは、あれは力の誇示のためであったと言っているが、まさにそれは、怒り狂って母親が鉄拳を、5、6歳の小児の横っ面に見舞ったのも同然であった。」

 その後のイギリスはどう評価されているのでしょう?私にはわかりませんが、世界で初めて産業革命と資本主義を進め、同時に経済的利益を求めて世界中に植民地を獲得し、略奪し、人民を殺戮した大英帝国、すさまじい国家、国民ですね!!


☆ 2021年04月18日 : なぜ菅がアメリカに対し台湾コミットメントをするのか

満開のミツバツツジ 可憐なシデコブシ 一面のショカツサイ(東村山) 清楚なギンラン(東村山)

 今週末は雨模様で、庭仕事がほとんどできませんでした。山中湖や富士吉田では、ようやくコブシやフジザクラが満開となってきました、我がキャビンの庭では、ミツバツツジが満開となり、とてもきれいです。コブシはまだですが、シデコブシが咲いてくれました。来週から、富士吉田や河口湖のフジザクラ・ミツバツツジが見頃になると思われます。

 山中湖ではないのですが、東村山の家の近くの雑木林(クヌギ&コナラの林)では、キンラン、ギンラン、ニリンソウ、イチリンソウなどが咲いています。また写真のようなショカツサイ(ハナダイコン)の花が一面に咲いています。とてもきれいで、春らしいです。

 今日(18日)の新聞やテレビが、菅がアメリカを訪問してバイデンと会談し、日米共同声明を発表し、その中で「台湾海峡の平和と安定の重要性?」について合意したことを大々的に報道しています。これは、資本主義国のアメリカと日本が一体となって、共産主義国中国と軍事的に対峙することを意味します。このような日本の将来を左右する国家の方針が、国会で十分に議論することもなく、菅自民党の一存で勝手にアメリカにコミットすることは言語同断です。断じて許すことはできません。

 今回の暴挙は、安倍時代における武装国家への道、すなわち憲法違法解釈、海外派兵への道、有事法制化などなどの延長戦にあるもので、菅が自分の外交成果を求めてバイデンにすり寄ってアメリカとの協調を演出したものです。ひどいことに、立憲の枝野党首は本件を明確な成果であるとのたまっていました。”立憲民主”が呆れてしまいますね。
油彩画18:リンゴとボトル 水彩画121:リンゴとオレンジ(模写)

 これで、日本は戦争に巻き込まれるリスクが大変大きくなったといえます。日本人は、日中戦争、日米戦争で大きな被害を受けたことをもう忘れたのでしょうか?被害を受けただけではないです。中国(含む台湾)、朝鮮や東南アジアの人々に多大な被害を与えたのです。日本は絶対に戦争をしてはいけません。自衛隊が、再び”皇軍”として海外侵略に進んでいくように思えてなりません。これは考えすぎなのでしょうか?ミャンマーの例を見ても、”軍隊”は国民に平和と安心をもたらすのではなく、国民に対して銃を向けることもあるのです。などなど、私が何かを言ってもどうにもなることはないのはよくわかっています。でも、自分の世代の子供や孫たちが戦争に巻き込まれていくかと思うと、とても苦しく思います。

 18日の朝日新聞に、”台湾海峡の平和と安定”について編集委員の解説が一面に掲載されていました。それには、日本の軍事化路線については何も述べていません。ただ、日本の”受け身外交”はやめて、”自主外交”に舵を切るべきだと主張しているだけです。もちろん、対米従属外交はやめるべきですが、アメリカと対等な形なら、軍事国家戦略は是とするということでしょうか?論点が違っているように思います。朝日新聞は再び戦前の過ちを繰り返そうとしているように思えてしまいます(朝日以外の新聞の論調は知りませんが、同じようなものと思います)。


☆ 2021年04月11日 : 今年も素敵な春をありがとう

 道志の道は今が春満開です。道志のサクラ前線がようやく道の駅まで上がってきました。渓谷の両側の山は新緑となり、山笑うといった景色です。今年も素敵な春を迎えることができて、本当に感激しています。後何年見ることができるのかな??

油彩画17:運河沿いの街並み 水彩画120:五箇山村 フジザクラとレンギョ

 11日(日)の道志のみちの山中湖方面は大変な車とバイクが出ていました。菅、小池の”他県への移動自粛要請”など、皆どこ吹く風といった状態ですね。それはそうですよね。彼らは有効な具体的コロナッチ対策をせず、国民に会食の自粛などを呼びかけるだけでしたから。恐らく頭の中はオリンピックなどで一杯なのでしょう。

 今週の終活の本は、「皇帝たちの都ローマ 青柳正規、中公新書」です。内容は、カエサルの総合都市整備計画に始まって、歴代皇帝が延々と行った公共事業を始めとする大造営事業の歴史が述べられています。皇帝たちは、ローマ市民の関心を買い、支持を得るために、大浴場や剣闘士競技場、戦車競争場、演劇場などを競って造ったようですが、現代でいえば、政府によるオリンピックや万国博覧会、娯楽テレビなどの提供に相当するのでしょうか。私は、ローマ中心部を若干見学しましたが、2000年前に造営された壮大な建築物を見て観劇したことを覚えています。しかし、ローマ帝国の皇帝を頂点とした”ローマ市民”の実態は醜悪なものですね。奴隷制の上に成り立った堕落した市民と築き上げた文化とのギャップには呆れてしまいます(現在の欧米文明も同じようなものですが・・・)。


☆ 2021年04月05日 : コロナッチ渦の中で充実した生活

 今年の山中湖は、例年に比べてとても暖かいです。喜んでよいのか問題ですが、世界的な気候温暖化のおかげでしょうね。今回は薪ストーブは一度も使わず、予備のガスストーブだけで過ごすことができました。畑の土起こしはほぼ完了しました。枯れ枝葉の焼却も済み、花壇等のネット張り(シカ対策)も進めることができました。

 まだ植物には早いようで、高木には新葉が見られませんが、ダンコウバイ、トサミズキ、ヒュウガミズキが黄色の花を咲かせています。庭には、フキノトウとクリスマスローズが花を咲かせました。ヒマワリの種を求めて野鳥もたくさん訪れてくれます。常連のシジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワに加えて、アトリ、キビタキもやってきました。うれしいですね。リス君も2匹高木の枝の上を走り回っています。歓迎していないのに、シカさんが10数頭も毎日やって来るのには困ったものです。いやー、とにかく春は良いですね。

富士霊園の桜並木1 富士霊園の桜並木2 富士霊園の桜並木3 御殿場東山湖公園

 コロナッチ渦の中で、花を求めてドライブをしました。まず、先月31日(水)は、御殿場富士霊園の桜並木を鑑賞しました。いつ見ても素晴らしいですね。平日にもかかわらず桜を楽しむ人々がかなりいましたが、3密とは程遠い状況でした。上野や目黒の桜よりもこちらの方がよいと思うのですが。その後、東山湖の桜を鑑賞した後、定例コースの東山のとらや工房で食事(釜めし)を楽しみました。満足の一日でした。

 翌4月1日(木)には、新東名高速を使って焼津まで行ってきました。新東名は走ったことがないので、免許喪失前に最後のドライブとして計画していました(3月初めに奇跡の免許更新ができたことは、以前報告しました)。3車線で最高時速120kmの道路はとても走りやすく感じました(私は最高時速は100km以下です)。焼津ではさかなセンターで海鮮丼を食べて満足!市内の施設2か所を訪れた後帰路につきましたが、途中新清水Jctで中部縦断自動車に入り、北へ向かい、南部ITで下り(高速道はここまででした)、一般道を下部、本栖を経て戻りました。快適なドライブで、満足の一日でした。

御坂桃源郷公園の桃園1 御坂桃源郷公園の桃園2 庭のフキノトウ かわいいアトリが来てくれました

 更に、4月2日(木)には、桃源郷見学のために、御坂、石和地区をドライブしましたサクラはやや散り始めていましたが、桃の花は満開で素敵でした。富士吉田や山中湖の花は4月下旬ころからでしょうか。こちらも楽しみです。


☆ 2021年03月28日 : もう春爛漫ですよ

 自然界はサクラが満開ですね。しかし、都内の有料の公園は閉鎖しているようで、桜が見頃の昭和記念公園や神代植物園もサクラを愛でることができません。あんなに広大な敷地では”3密”は影響ないと思われますが、小池はコロナ対策の有効な施策が見つからないので、やむを得ず対策を強化しているという格好をつけるために公園封鎖しているにすぎません。都心の上野公園などを封鎖するのがもっと有効なはずです。私は山梨、静岡のサクラを鑑賞しようと思っています。

 左の絵画は、コーヒーメーカーネスプレッソのパンフレットの写真を絵にしたものです。私としてはうまく描けたかなと思っていますが、皆さんはどう思いますか?やはり「下手な絵だ!」 そうですよね!私も納得!
水彩画118:コーヒー豆を挽く人 水彩画119:街路上レストラン

 今週の終活の本は、昭和天皇と昭和史の本です。本は次の4冊。「天皇と昭和史 上・下 ねずまさし、1976、三一書房」、「昭和の軍閥 高橋正衛、1979、中公新書」、「昭和天皇の戦争史 吉田裕、1992、岩波新書」です。

 再読してみて、あらためて「日本」国は恐ろしい国だと感じ、身震いしてしまいました。まあ、海外侵略、植民地獲得の帝国主義国は、ヨーロッパやアメリカにたくさんあって、そちらが本家のようなものですが、この東アジアの端にある小国日本が、明治維新以来欧米に追いつこうとがんばり、近隣アジア諸国を侵略していった様子を詳細に知るにつれて、呆れるとともに、これが日本人の本質なのかと思ってぞっとします。

 特に、第二次世界大戦(日中戦争、日米戦争)の敗戦に向かって、天皇を中心に、軍部、皇族、宮中側近、財閥・資本家、軍部派官僚、軍部派政治家、右翼活動家などが天皇制国体と自己身を守るためにいろんな画策を練ってGHQに対応する姿には憤りを通り越して恥ずかしさを感じました。彼等には、一般日本人の窮乏、苦難などはほとんど頭になかったということです。とはいえ、一般の日本人も、天皇崇拝の気持ちはゆらぐことなく、天皇を崇め続けました。敗戦直後も東北地方の一般の人が”宮城”の清掃活動に出かけて行ったという話にはあきれてしまいました。日本では自身の頭で考えるという経験がないのですね。政府が”アカ”禁止といえば、素直にに賛成してしまいます。欧米諸国はあまり好きではないですが、多くの国でブルジョア市民が立ち上がって王政打倒などの革命を行い、”自由・平等・博愛”を掲げ共和制あるいは立憲君主制を獲得しています。このあたりの違いが、現在のアメリカ追随の日本保守政治体制問題の根本原因だとあらためて思いました。

 *安倍、菅政権は、アメリカべったりの隷属外交を繰り広げ、中国や北朝鮮あるいはロシアと敵対して、自主的な外交を放棄しています。


☆ 2021年03月21日 : 山中湖も春の陽気が・・・

 山中湖も暖かくなってきたので、冬の間しまっておいた陶芸作品を庭に並べました。フクロウ君も心なしか喜んでいるようで??

 庭のアセビが満開です。畑の土起こしもやりましたが、深いところではまだ少し凍結していました。一応苦土石灰を撒いて苗を植える準備をしました。

 前回報告した東京の薪用材の運搬を始めました。5、6回はかかりそうです。日曜日は大嵐ということで、今週は土曜日に東京へ戻りましたが、外出自粛要請にもかかわらず、道志のみちは山中湖方面へ向かう車やバイクがとても多かったです。コロナッチ感染のリバウンドが心配されますね。
フクロウ君のお出まし 満開のアセビ

 終活で、「マキァヴェリ 誤解された人と思想 家田義隆著、岩波新書」を読みました。学生時代に”目的のためには手段を選ばないマキァヴェリズム”ということを聞き、興味をもっていました。社会に出てからそれを思い出し、買って読んだようです。14から16世紀のルネサンスを経たイタリアのフィレンツェで政治的に活躍したマキァヴェリの生涯にとても興味を惹かれました。現代の「民主主義」とは異質な政治的スタンスですが、当時の時代背景の中で必死に生きた人物として共感を覚えた次第です。


☆ 2021年03月14日 : 久しぶりのチェンソー作業で腰が・・・

 東京の家の近くの林(都有地)で木の伐採がありました。それで担当者に薪ストーブの薪にするので少し分けてくださいとお願いし、薪材を確保することができました。山中湖でも最近広い林が伐採されたので、薪用に少し分けてほしいとお願いしたところ、断られたばかりでした。

 週末に山中湖へ行ってチェンソーを持ち帰えり、東京でチェンソー作業(丸太切り)をやりました。量は多くないのですが、屈んだ姿勢で丸太切りをやるので、腰を痛めてしまいます。様子を見ながら少しずつやっていくことになります。

油彩画16:アジサイ 水彩画117:ワインボトルとボックス

 今週の終活の本は、科学の本ではなく、戦前の在日朝鮮人の社会運動の本です。本は「異邦人は君が代丸に乗って -朝鮮人街i猪飼野の形成史- 1985、金賛汀、岩波新書」です。若い時に買った本ですが、”異邦人”や”君が代丸”の言葉に惹かれて買ったような気がします。”異邦人”が在日朝鮮人(戦前では朝鮮併合のため”日本人”?)で、”君が代丸”が架空の乗り物ではなく済州島と大阪を結ぶ定期航路の船名であることを知りました(最近まで忘れていました)。

 大阪市生野区桃谷、かつて猪飼野(いかいの)と呼ばれた街には、大正時代から多数の朝鮮人が住んでおり、その大半は済州島の出身で、多くは大正末期に定期船”君が代丸”に乗って大阪にやってきたそうです。この本は、日本人からの差別と闘いながら猪飼野の街に定着してきた朝鮮人の歩みを明らかにしています。私は関西に住んだこともなく、大正から昭和の初めには勿論生まれていなかったので、戦前の在日朝鮮人の生活などは本で読み、頭で想像するしかありませんが、半植民地から日本にやってきた人々の暮らしが過酷であっただろうことは容易に理解できます。その中で、岡部ゴムという会社で働いていた朝鮮人女工の労働争議(1930年1月)を紹介します。争議を目撃した金君世ハルモニが語った話です。

 「私が働いていた後藤ゴム工場は、朝鮮人女工が多く、工場主も差別賃金を押しつけることができなかったようですが、私が働いた工場の近くのゴム工場、岡部ゴムですが、そこでストライキが発生しました。女工さんたちがビラを撒いて、それを止めさせようとした工場側の職工と激しい乱闘になりました。女工さんたちを支援する他の工場の朝鮮人労働者も多数押しかけて来て、工場の窓ガラスは破られる、戸はこわされると大変な騒ぎになり、警官隊が出動して来て、女工さんたちを何人も逮捕して行きました。」

 「逮捕された女工さんのうちには私と同じ故郷の人もおり、その後、話を聞いたことがありますが、彼女たちは賢いし、勇敢でした。警察に引っ張って行かれても、くじけないで、警官に工場の実情を訴えて、差別賃金の実情や、労働条件のひどさを一生懸命に話して、警察で調査して、工場主のひどい仕打ちをやめさせてくれるように訴えるのです。もっとも警官が最初はそんな女工の話に女が生意気なと殴ったりしますが、そんな暴行にめげず、泣きながら訴えるんですね。」 

 「女工さんたちは、別に深い思想的背景があったり、労働組合運動をしている人達ではなく、賃金カットなど工場主のやり方がひどいので腹を立てて、ストライキに入ったのですから、調べれば、そんなことも、すぐに判明するものです。それででしょう、警察でもそんなにひどい取り扱いもできず、2,3日ブタ箱にいれておいて釈放していました。猪飼野はそんな争議がよく起こりました。そして争議の中心は、いつも女工さんたちでした。ほんとうに朝鮮の女は強く賢かったと思います。」

 日本では、最近はストライキの話がほとんどなくなりましたね。私は、最初に就職した会社で労働組合の設立にかかわり、労働争議をおこし(原因は社長の粉飾決算でした)、会社、第2労組などと闘った”楽しい”?経験があります。世の中がすっかり変わってしまい、寂しい思いです。


 14日の今朝朝日新聞に”東京大空襲 朝鮮人犠牲者を追悼”という小さな記事を見つけました。以前にも小池が集会に向けての東京都からのメッセージを拒否していることを述べたことがあります。ちょっと気になったので、記事を以下に掲載します。

 「東京大空襲で犠牲になった朝鮮半島出身の人たちの追悼会が13日、墨田区の都慰霊堂であり、約70人が参加した。2007年から毎年開かれ、15回目。関係者が追悼の言葉を述べ、献花した。主催の西沢清さん(82)は”故郷を離れざるを得ず、犠牲になった朝鮮人がいたことを伝え続けたい”と話した。追悼の演奏と歌もあった。参列した有田芳生参議院議員は”歴史に向き合い平和を願う”。運営に携わった右翼団体代表の山口祐二郎さん(35)は”追悼会を続け、日朝友好につなげたい”と話した(コメント:何故右翼団体が参加するの??)。

 朝鮮人犠牲者をめぐっては不明な点が多いが、東京大空襲・戦災資料センター(江東区)の学芸員千地健太さん(40)は”多くの朝鮮人が空襲被害を受けたことが証言や資料からわかっている”。日本の植民地だった朝鮮半島で困窮した人や、軍需工場などに戦時動員された人が多くいたという。

 1941年末に都内に住んでいた朝鮮人は10万人余り(朝鮮銀行調べ)。このうち”本所、深川”に約2万人、”荒川、上等”約3万人との記載があり、その多くが大空襲で被災したと考えられる。」 


☆ 2021年03月07日 : 春がやってきた、そして奇跡も・・・

 山中湖の庭に、黄金色のフクジュソウが2輪咲きました。春待ったなしですね。またジョウビタキが数羽訪れてくれました。うれしいですね。

6日の土曜日はとても暖かかったので、庭仕事をすることができました。枯れ枝を集めたり、チェンソーをチェックし、花壇の柵作りもやりました。今年も春を迎えることができてとても幸せに感じました。
春一番のフクジュソウ 水彩画115:パステルカラーの街U 水彩画116:雪に輝く街

 奇跡が起こりました。私は今年の4月が免許更新期限でした。しかし、視力の衰えが激しく、左眼が0.7前後、右眼はほぼ0で、視力検査がうかるはずはないと思っていました(メガネのレンズ調整にメガネ屋へも行ったのですが、ちょっと難しいですねと言われました)。そして、最近は車の運転も自分自身が不安を感じるほどで、車の自損事故(側面をこすった)も起こしていました。それで、車の運転はやめようと決めていました。ただし、免許がないと山中湖での生活が不便になるので、困ったなーと悩んでおりました。まあ、とにかく駄目でもともと思って、免許更新のために警察署へ行きました。

 当然、視力検査で更新不可になると思っていました。当日は左眼と両眼は比較的よく見えて、0.7をクリアしました(右眼は全然見えなくても問題視されませんでした)。次に左眼の視野検査となりました(前回は両眼の視野検査でした)。左側の視野は問題ありませんでしたが、右側の視野がやはりよくありませんでした。”はい、不可です”といわれて一巻の終わりと思っていたところ、検査官が私の顔の位置を調整したり、機器の配置を調整したりして、”これでも見えませんか”と何度も促してきました。5度目くらいでちらっと見えたので、”見えます”と行ったところ、検察官は”合格です”といいました。私はびっくり!つい、検察官に”ありがとうございます”と頭を下げてお礼を言いました(実は、前回の免許更新でも、視野検査で婦人検査官からサポートをもらっています)。免許更新は初めっからあきらめていた私にとっては、本当に奇跡のようでした。こんなことがありえるのですね。

 これで何とか3年間は車の運転ができることになりましたが、先ほども述べたように運転が不安定なので、これからは原則市街地は運転しないつもりです。今回の山中湖往復も、高速道路のみ私が運転して、一般道路はすべて家内が運転しました。少々不便ですが、あの検察官の好意を思い出して、我慢しようと思っています。

 今週の終活の本は相対性理論関連の4冊(ブルーバックス)です。「相対性理論の世界 1966、ジェームズ・A・コールマン著、中村誠太郎訳」、「光と重力 山田克哉」、「時間とはなんだろう 2017、松浦壮」、「相対論&量子論 スティーヴン・L・マンリー著、吉田三知世訳」。 相対性理論は、私は何度読んでもさっぱりわかりません。消化不良を起こしてしまいます。ブルーバックスのような解説書だけでなく、大学の教科書も読んでみましたがお手上げでした。”時間が遅れる”、”長さが縮む”、4次元の時空”、”同時性”、”数学の曲率(リーマン幾何学)”、”慣性力と重力の等価”、”場の方程式”、”数学のテンソル”などなど、脳が軟化しそうになります。くやしいですね。普段は全く意識しない相対論ですが、GPS機能でも必須の理論なのだそうです。でも、もう年なので、深入りの勉強はストップしようと思っています。


☆ 2021年02月28日 : いよいよコロナッチがやってきたのかな?

 先週、週末は熱っぽく(36.6から37.0度)、鼻水が出たり喉が痛かったりしていると報告し、絶対コロナッチじゃないよ!と希望を述べました。その結果は以下の通りでした。

 22日(月)朝は36.8℃でしたが、朝食後急に熱っぽくなり、昼には39.3℃にまで達しました。昼過ぎに駅前の診療所へ行って、建物の外の呼び出しから、”熱があるがどうしたらよいか”と尋ねたところ、予想通り診察は拒否され、東京都発熱相談センターに連絡し、指示を受けるように言われました。

 相談センターに電話してもすぐにつながらないのだろうと思って、家に戻ってから電話をしてみました。すると珍しくすぐに相談員につながり、症状等を伝えると、居住区に近い東村山市の関連病院を紹介してくれました(いつも糖尿病等で通っている地域医療センターでした)。

 それで、病院に電話をして症状を伝えたところ、救急外来の窓口で受け付けてくれるとのことでした。とりあえず診察してくれるということで、第一ステップはラッキーでした。
水彩画326:深大寺 水彩画327:昭和記念公園

 まず、現在の症状(若干の喉の痛みと発熱以外はだるさや倦怠感もない)を説明し、最近一週間の行動と体温についてまとめておいたレポートを提出しました。その後、血液検査、尿検査とX線レントゲン検査を行いました。結果が出るまで約1時間待たされましたが、終活の本を持って行ってたので何とか時間をつぶすことができました。検査結果が出て、医師から結果を聞きました。それは”風邪かインフルエンザのたぐいで、コロナ感染ではない”ということでした。一応ほっとしましたが、PCR検査もやってみるということで、鼻から粘液を取られました。この検査結果も1時間ほど待たされましたが、まあ当日に結果が出るということなので我慢せざるを得ません。結果は”陰性”でした。一応予想通りでしたね!OK!38℃以上になったら飲むようにという解熱剤をもらい、無罪放免で帰宅しました。

 その夜は、体温が37.9℃まで下がりましたが、すこし咳がでるようになってきました。その後昨日まで、やや高熱(36.5〜37.0℃)が続き、夕方から夜中に咳が少々出るといった状態が続いています。やや熱っぽい以外は、だるさや倦怠感の症状は出ていません。薬を全然飲まないでウィルスと戦っていますが、私も結構体力が残っているようですね。コロナッチと会えなかったのが少し心残りですが??本当はほっとしているところです。

 今週紹介?する終活の本も、素粒子物理学に関する本(ブルーバックス)5冊です。「クォーク第2版 南部陽一郎、1998)、「ヒッグス粒子の発見 イアン・サンプル著、上原昌子訳、2013」、「宇宙になぜ我々が存在するか 最新素粒子論入門 村山斉、2013」、「質量はどのようにうまれるか 橋本省二、2010」、「絵で見る物質の究極 江尻宏秦、2007」の5冊(いづれもブルーバックス)です。

 素粒子関連の本は大部読んだので、何を解説しようとしているのかくらいは解るよになってきましたが、詳細は珍ぷんかんぷんで、パズルのピースについて議論しているような感じで、さっぱり理解できません。これで素粒子物理関連の”お勉強”はやめたいと思います。


☆ 2021年02月21日 : 暖冬?の山中湖

 山中湖は、朝は-6℃まで下がりましたが、日中は日差しが強く、春を思わせる陽気でした。富士山も雪は5合目くらいまでしかありません。道志みちの山中湖方面は、多くの車とバイクで連なっていました。来週再びコロナッチの感染者が増えないとよいのですが?

 昨年の12月にも熱っぽい状態が続いたことを報告しましたが、今週末も再び熱っぽく(36.6から37.0度)なりました。鼻水が出たり喉が痛かったりもしていますが、恐らく花粉症が原因かと思っています。絶対コロナッチじゃないよ!!

逆光の富士山(忍野から) 油彩画15:パステルカラーの街 水彩画325:長池公園

 今週紹介?する終活の本は、素粒子論に関する本(ブルーバックス)7冊です。1)「宇宙のからくり 山田克哉、2005」 2)「宇宙進化の謎 暗黒物質の正体に迫る 谷口義明、2011」 3)「宇宙は本当にひとつなのか 村山斉、2011」 4)ホーキング虚時間の宇宙 竹内薫、2005」 5)「量子重力理論とはなにか 竹内薫、2010」、6)「真空のからくり 山田克哉、2013」、7)「質量の期限 広瀬立成、1994」。前回紹介した”多世界理論”とはまた違った切り口からの宇宙論の話です。

 宇宙の話といえば、一昔前までは大きな望遠鏡を夜空をに向けて、惑星や彗星、星座、銀河などを観察し、その天体の動きを調べる学問くらいにしか考えていませんでした。しかし、その後の宇宙論の発展は目覚ましく、アインシュタインの相対論や量子論の発展に伴って、今や宇宙は137億年前に”無”から産まれ、インフレーション、ビッグバンを経由し、現在は加速度膨張しているとかいった、何が何だかよくわからない宇宙論が展開されています。そして、宇宙(真空)にはブラックマター(暗黒物質)やブラックエネルギーが満ちているはずだと想定されています(我々が認識できる”物質”は宇宙の全物質(エネルギー)の5%未満しかないそうです)。また、宇宙を説明する理論として、アインシュタインの重力場理論、それを発展させた”超ひも”(ストリング)理論などがあり、世界は10次元だとか11次元だという話が出ています。おそらく数学的な裏打ちがあるのでしょうが、素人には珍ぷんかんぷんといったところですね。まあ、超天才が集まって話し合いを勝手にやっていれば?という感じです。


☆ 2021年02月14日 : HP”わんだふる山中湖”来訪者数が77,777件達成!

 先週、「本ホームページ”わんだふる山中湖”の来訪者が、もうすぐ”77777”件のAll Sevenになります。」と伝えましたが、めでたく?、11日(木)に、来訪者がAll Sevennとなりました。1999年10月にスタートして21年4か月ほどかかりました。長いですね。継続こそが力なり?ということもあるでしょうが、私にとって今は単に惰性そのものでしかないようです。まあ、頭が回転している限り続けようとは思っています。

 時間があるので、終活の読書が進んでいます。最近読んだブルーバックスの本は、量子力学における多世界理論の本です。1)「量子力学が語る世界像 和田純夫、1994」 2)「量子力学の解釈問題 コリン・ブルース著、和田純夫訳、2008」
油彩画14:チロルの村 水彩画324:昭和記念公園の門

 ”多世界理論”は、私にとってはほとんどSFの世界のようです。どうも量子力学の認識論の問題と関連しているようなのですが、世界が無数に分岐して行って、パラレルな多世界が広がっていくなどといわれると、頭が混乱し、パニックになってしまいます。まともに深く学んでみようとは思えません。まあ、頑張っても私の頭脳は拒絶反応を示すでしょう。とりあえず、本のカバーにあった文章を紹介します。

 「量子力学を全宇宙にまで広げて考えることがはたして可能でしょうか?その場合、人間の意識でさえ原子や電子のふるまいの一つでしかないとすれば、まったく新しい世界像が現れてくると著者(和田氏)はうったえます。そこでは、まるでSFのような並行世界(パラレルワールド)が同時進行し、複数の過去や未来が重なり合ってくるのです。しかし、それでいて、私たちの人生は確かに一通りしかなく、突然別の世界に迷い込んでしまうこともありません。大胆な発想の転換によってこの摩訶不思議な世界を見事に説明する、新しい量子力学の考え方をわかりやすく解説します。」

 全然わかりやすくありませんでした。最先端の物理学者はこんなことを必死に考えているのかと思うと、無知の私は複雑な気持ちになってしまいます。


☆ 2021年02月07日 : コロナッチと行楽日和?

 2週間ぶりに山中湖に入りましたが、とても暖かく、これが厳冬期の山中湖?といった感じでした。

 好天につられて、梅を探しに御殿場の富士霊園に行きましたが、やはり少々早かったようです。早咲きの梅がちらほらといったところでした。残念。近くにゴーカートのサーキットがあったので、ちょっと立ち寄って、パチリしました。
富士霊園の紅梅と富士山 ゴーカートのサーキット ジョウビタキ

 しばらく野鳥のエサやりをしていなかったのですが、庭にエサを出したところ、沢山の野鳥(シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワ)がやってきました。普段は見ないジョウビタキ(冬鳥)も訪れ、沢山ヒマワリの種をついばんでいました。枯れ木で寂しい庭が一時的に華やいだような気がして、うれしかったです。

 7日(土)の昼頃、道志みちを通って東京に向かったのですが、非常事態宣言にもかかわらず、多くの車とバイクが山中湖に向かっていました。道の駅どうしはもちろん満車状態だったようです。途中、相模原IC近くのショッピングモール内のファミレスに立ち寄ったのですが、待ち行列ができていたので諦めました。スーパーでおにぎりを買って、イートインコーナーでランチということにしました。また感染者数が上がるのではないかな?

 そうそう、本ホームページ「わんだふる山中湖」の来訪者が、もうすぐ”77777”件のAll Sevenになります。世の中の動きとはまるで関係なく、どうでもよいことですが、オーナーとしては、よくまあ21年間も続けてきたかと思うと感慨深いものがあります。読者の皆様、ありがとうございます。


☆ 2021年01月31日 : 平々凡々の生活が続くのかな?

 コロナッチ騒ぎもピークを越え、感染者数も低下に向かっているようですね。このピーク超えは、緊急事態宣言によるのか少し疑問に思っています。というのも、宣言発出と同時にピークが下がり始めるのはやや違和感があります。もともとコロナッチの活性度がピークに達していたのではないかという気がします。

 まあ、感染状況はどうでもよいのですが、旅行に行けなくて、毎日がルーチン生活で飽きてきました。一日のだいたいの活動は、起きたらストレッチ体操、午前中は読書かスーパーへの買い物、午後はスイミング(週3、4回)、それにお絵描き練習(月3回は会の仲間と一緒です)、夜はニュース7を見た後に読書などなどです。終活の読書が進むのは助かるのですが、脳の劣化が進んでいるようで、読み始めるとすぐに眠くなり、椅子に座りながらうとうとしてしまいます。本を落とすこともしょっちゅう。我ながらいやになってしまいます。皆さんはどう過ごしているのでしょう?

油彩画13:ボトル 水彩画323:ワインボトル

 最近、韓国の裁判所が日本政府に対し元慰安婦への賠償を命じたことによって、またまた日本政府とマスコミのテンションが上がってきたようです。1月29日付けの朝日新聞では、「韓国司法はなぜ覆す」というおかしなタイトルで3人の”識者?”の意見を掲載していました。1つ目は小此木政夫(慶応大名誉教授)の「対日合意より正義を優先」、2つ目は内田雅俊(弁護士)の「判決でなく和解で決着を」、3つ目は山田哲也(南山大学教授)の「国際法上の根拠は不透明」です。

 私は以前にもたびたび述べていますが、日韓、というよりは日本と朝鮮の問題は、日本人が朝鮮を侵略し、併合(1910年)、植民地化したことに対し、真摯に向き合って朝鮮の人々に対しなければ、真の解決にはならないと思っています。それは、自分が朝鮮人だったらこの事をどうとらえるか考えてみれば、明らかなことです。1965年に日韓(韓国は軍事政権)両国は人々の反対を押し切って、条約・協定を結び、日本は日韓の問題はすべて解決済みと言っているわけですが、実際に被害を受けた人々は当然ながら切り捨てられただけでしかありません。当時日本では、野党や多くの労働者、学生が反対運動を行いましたが、国会で強行採決されました。この歴史を実直に見つめ直さなければ、日韓、いや日本と朝鮮の問題はいつまでも続くと思います(現在北朝鮮とは国交がないから問題が出ませんが、当然将来は北朝鮮と同様な問題が発生します)。

 ところで、上に掲げた3つの考えですが、後の2人は歴史を見直すのではなく、当面の”解決策”を提案しているだけです。マスコミも基本的には”どう解決する”のかしか考えず、日本の過去の植民地政策についてはできるだけ隠しているように思います。小此木の意見は、私の述べた日本の侵略に関する歴史問題を取り上げ、かつ朝鮮王朝の司法や儒教の問題を取り上げ、日本からの独立後の韓国が米ソ冷戦下のもとで保守反共の強権体制(アメリカが主導しました)が続いたことなどを指摘していました。

 15年に、日本は韓国朴クネ政権と慰安婦問題解決の合意ができているとして、韓国の要望を一方的に拒絶していますが、これすら、65年の日韓条約と同様に経済力(金)をちらつかせての”合意”でしかありません。慰安婦も徴用工もそんな合意には納得できないのは当たり前です。したがって、”国際法”だの”和解”だのだけで日韓問題の解決を主張するのは、慰安婦も徴用工はとても許すことができないのは当然ではないでしょうか。

 *小此木政夫の主張を掲載しようと思ったのですが、長くなるので断念しました。なお、私自身は、彼の主張は大学教授らしくどっちつかずの中立的立場をとっているように思いました。


☆ 2021年01月24日 : 雪が降り始めたようです

 3週間振りに山中湖に行ってきました。22日(金)の山中湖は晴れで、気温が10℃ほどあり、とても暖かいのに驚きました(東京も暖かかったようです)。富士山は雲がかかっていて、山頂付近がよく見えませんでしたが、山肌の雪が谷筋に見えるだけで、ほとんど雪がありませんでした。1月下旬でこんなにあおい富士山は見たことがないように思います。

 ログキャビンの庭には、畑部分と東側の軒下部分に雪が少し残っているだけで市。暖かいので、別荘地を散策しました。

 翌23日(土)は、朝の気温が2℃と暖かかったのですが、朝から小雨が降り始めました。午後には雪が積もるとの予報があったので、午前中に東京に向かいました。途中、道志みちではみぞれ交じりの雪が降っていました。

 コロナッチのために家にこもることが多いお陰で、終活の読書が進みます。今回読んだのは、素粒子物理学関連の本ですが、相対性理論と同じく、素粒子のお話は奇妙奇天烈で、読めば読むほど頭がこんがらがってきます。
水彩画322:国分寺楼門 庭の残雪(22日(金))

 一応、読んだ本を挙げますと、「現代素粒子物語 ヒッグス粒子から暗黒物質へ」(中嶋彰)、「真空とはなんだろう 無限に豊かなその素顔」(広瀬立成)、「量子的世界像101の新知識 現代物理学の本質がわかる」(ケネス・フォード著、青木薫監訳、塩原道緒訳」の3冊(いづれもブルーバックス)です。いづれの本も一般読者向けの解説書で、数式は使わないで難しい概念を解説しているので、結局わかったようなわからないような気持で終わってしまいますね。ということで、これから死ぬまでの間には、素粒子物理関連の本は読まないつもりです。


☆ 2021年01月17日 : コロナッチの爆発的感染拡大

 とうとうコロナッチは爆発的に活躍し始めましたね。昨年12月の”無策の3週間”、”内容のない自粛お願い”などのツケが出てきたようですね。菅も西村も、小池も、自分たちの無為・無策を全然反省していないのは許せませんね。尾見も政府に対してきちんと提言を迫っていません。日本医師会長や東京医師会長も、医療の崩壊が見えていたのに、”医療の逼迫が迫っている”と念仏を唱えるだけで、主体的に実効性のある対策を取っていません。まあ、日本無責任体制といったところでしょうか。

 そういう私も、傍観的に事態もながめているだけですが。私は持病(糖尿病、高脂血症)があるので、コロナッチに好かれたらあっという間に死ぬ事になるかもしれませんが、長生きするメリットもないので、それも良しと考えています。ただし、長く苦しむのはごめんですね。


水彩画320:洋館(府中) 水彩画321:一橋大学講堂

 今回の水彩画は、月1回通っているカルチャーのスケッチの会で描いた作品です。現在コロナ下でも継続しています(2回ほど中止がありました)。その他にも、水彩画仲間と月2回お絵描きや自習をして、技能アップに取り組んでいます。お絵描きは暇つぶしにも最適で、最近は絵が出来上がっていくのが楽しくてしょうがありません。脳の活性化にもなるので、できるだけ継続しようと思っています。


☆ 2021年01月11日 : 日本マスコミのダブルスタンダード

 コロナッチに負けずに神代植物園を散策しようと植物園に行ったのですが、年末から11日までは休園ということで入れませんでした。やむを得ず、深大寺門前を散策しました。平日のため例年に比べて閑散としていました。お陰でゆったりと深大寺そば、味噌田楽、団子、クズもちなどを味わうことができました。


深大寺の鐘撞(かねつき) 深大寺門前の商店街 深大寺門前の”雀の宿”

 トランプ劇場はそろそろ終わりかと思っていたのですが、トランプも最高の役者ですね。私兵を使っての議事堂占拠とは、私にとっても予想外でした。アメリカという国はスケールが違いますね。でも共和党のトランプ支持議員にはあきれるばかりです。今までの信念?はどこへ行ったのでしょう?

 まあよその国のドタバタ騒ぎはどうでもよいのですが、日本のマスコミは、議事堂を占拠したトランプ支持者を”民主主義”を破壊する”暴徒”と呼んでいます。他方、日本のマスコミは、香港の”民主派”の人々が香港議会に突入すると、”民主主義”を求めて、”悪”の”中国共産党”による”抑圧”と闘う”戦士”と呼んでいます。また、60年代、70年代の日本の反戦運動(ベトナム、沖縄、韓国等)について無視を決め、”暴力”はいけないという理由で、政府の論調に加担しました。その結果が今の日本のアメリカ無条件追随の日米安保同盟です。ただ、表面的現象だけを見れば同じ行為のはずですが?何が違うのでしょうか?

 日本のマスコミは、日本は資本主義国であり、共産主義国とは違って”自由主義”を是とする”民主主義”国家(共和制ではなく天皇制をとっていますが)であるという前提に立っているようです。そして、アメリカも”自由主義”、”民主主義”を標榜する国であるから、当然共産主義諸国に対してはアメリカと軍事同盟を結んで敵対するのはやむを得ないと考えているのでしょう。したがって、香港の人々の行為は正しくて、暴力も許されていると考えるのでしょう。

 私は別に中国の香港政策を無条件に是とするわけではありませんが、アメリカやイギリスが、いや日本を含めて、中国を植民地化しようとして侵略を行い、中国の各地に植民都市を建設し、中国人民を抑圧したことを忘れてはいけません。香港はその産物です。アメリカ、イギリスは、戦後もベトナム、イラク、パレスチナ、あるいはイラン等々の国々を侵略し、ソ連、中国、東欧諸国、リビア、キューバ、北朝鮮などの共産主義の国々を崩壊させようと(一部の国は崩壊してしまいましたが)、様々な行動をしてきました。特に、政府転覆の裏には必ずCIAのような秘密機関が動いて、反政府活動の資金援助が行われているはずです。

 こういう政治的背景を無視して、”民主主義”や”自由主義”を掲げれば”正義”があるように唱えるのはおかしいと思います。アメリカは侵略理由をでっちあげてベトナム、イラク、キューバ等を攻撃しました。そして、日本はいつもアメリカにべったりとくっついて、アメリカを支持してきました。そしてマスコミは、若干のポーズをとりながら、いつも政府の方針に追随してきました。戦前のマスコミとどう違っているのか、私には理解できません。


 終活の一環として、「イギリスとアジア 岩波新書、加藤祐三」を読みました。副題に”近代史の原画”とあったのですが近代史全般の話ではなく、産業革命時代のイギリスによる三国貿易(イギリス、植民地インド、半植民地中国(清))、すなわちイギリスのアヘン貿易が中心でした。イギリスと中国(清)のアヘン戦争は、日本の国民は中学か高校で教わるので、皆知っていると思います。本当に恐ろしい出来事です。内容は、社会学者が書いたものなので、数字を使っていろいろなことが書かれていましたが、内容的には面白くありませんでした。マルクスの資本論と比較するわけにはいきませんが、もう少し深い分析と主張があればと思いました。とにかく、教訓として欧米の”新植民地主義”にはだまされないようにする必要がありますね。


☆ 2021年01月03日 : あけましておめでとうございます。

 新しい年を迎えたにもかかわらず、相も変わらずコロナッチが大活躍しています。皆様はコロナッチに感染せず、よい年を迎えられたことと思います。今年も皆様にとって良い年でありますよう祈念しております。

 今週も微熱がまだ少しありますが(36.0℃〜36.9℃)、医者の了解のもとでスイミングを継続しています。東村山市のスポーツセンターは年末年始も休まず稼働しており、大みそかも元旦もスイミングをしました。微熱以外の症状は全くなく、問題なく生活しています。

 2日(土)には、山中湖のキャビンをチェックするために山中湖へ行ってきました。小池ちゃんの”自粛要請”のお願いにもかかわらず、どうし道の駅や談合坂サービスエリアは結構人が出ており、驚きました(密集状態はありませんでしたが)。
富士山と山中湖 富士吉田北口浅間神社

 今年の富士山の雪は例年に比べて少ないようです。山中湖村も東京と同じように晴天が続き、雪が全然降っていないようです。富士吉田の浅間神社は、多くの老若男女の参拝客が列を作って参拝していました。こちらは、ガイドがおり、整列させていました。私自身はもちろん参拝するわけではありませんが、何を思ったか、孫のために数十年ぶりに破魔矢を買いました。なにかこそばゆい?感じがしました。昼は、富士吉田の”魚がし”の寿司を食べようと思って行ったのですが、テイクアウトだけで食事提供はないとのことでした。残念。やむを得ず、お昼はどうもどこのレストランも混んでいるようだったので、談合坂サービスエリアでの軽いスナックで済ませました。東京方面の高速道路も、2時ころというのに、結構自家用車が走っていました(トラックは少なかったようです)。

 ガースーや小池が、国民に対し言うことを聞かないと”緊急事態宣言”を発令するぞと騒いでいますが、全然人々の心に伝わってきません。ガースーは、ステーキ会食をやっていながら、”5人以上の会食はやめろ”といっても、???ですね。小池はオリンピックで頭がいっぱいなのと、西村との確執で”国の管轄事項は国が先に言うべきだ”などと意地を張っていますよね。あいつらが”国民の命を守る”などといっても信用できません。いい加減にしてほしいですね。


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