☆ 山中湖の近況報告5 ☆     更新日: 2001年03月31日
*** DELETE PICTURES (2006.06.04) ***
*3月3日、24日の近況報告に、今年の冬歩いた青木が原樹海の写真を追加掲載!!
*富士山写真集にも新しい写真を掲載!!

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☆  2001年03月24日(土),25日(日) :

山中湖も先週の温かさですっかり雪も解け(もちろん、みさきの氷もありません)、1週間の間ですっかり春めいてきました(ただし、夜は0℃近くまでさがります)。学生がテニスの練習をする姿も見受けられました。
24日(土)は山麓探偵団に参加しました。今回の目玉は、探偵団の
マスコットガール木花咲耶姫のI.S.さんのお話でした。彼女は毎夏富士山頂で仕事をしており、昨年はガイドもやったとのことです。高山病の経験、初めてのガイド、負傷者の介護、山頂での風呂の入り方等々楽しいお話がいっぱいありました。

実地踏査は青木が原の風穴です。ただし、ただの風穴ではありません。風穴の中は、2mほどもある氷柱や大小さまざまな形をした氷のオブジェ(氷筍)が展示?されていました。ライトの光を当てると、宝石のように輝いて見えます。ライトを消して静かにすると、水滴が氷筍(の上部に作られた水溜り)に落ちるときの音が鈴の音のように聞こえます。現実を忘れ、メルヘンの世界に入り込んだような感じでした。
夜は、久しぶりの
オサカベ邸ホームコンサートに参加しました。「オルケスタ カリビアン ブリーズ」による楽しいラテン音楽のリズムを堪能しました。出演者は、大高實(Trombone)、高杉登(Drums/Timbales)、渋谷和利(Bass)、市川直樹(Piano)それにVocalの岸典子でした。
上:樹海での休憩
      右:風穴での大氷柱

25日(日)は、朝から曇りで昼頃から小雨がぱらつく天気でした。先週に続いてフキノトウを採取しました(先週の欄にスケッチを掲載しました)。帰りの道志の道では、アブラチャンやキブシの花が見られました。来週には山中湖でも見られるかもしれませんね。

☆  2001年03月17日(土),18日(日) :

17日(土)はお昼から小雨が降り始めました。作品展をやっているというので、久しぶりに「森の喫茶室あみん」を訪問しました。探偵団の仲間の小作品が展示されていました。私も家内も皆さんの創作能力に驚くとともに、我々の無能力にがっかりしてしまいました。でも、ワインとおいしい「つぼ焼きランチ」、それに取り立ての旬のフキノトウを食べることができ、満足しました。
山中湖の氷は、みさきの奥の方に一部残るだけで、ほぼなくなりました。
18日(日)は早朝少し曇っておりましたが、9時頃から晴れあがり、気温もどんどん上昇し、とても暖かな早春の一日となりました。朝起きるとすぐに犬と散歩に行くのですが、小鳥のさえずりがとてもにぎやかになってきました。今朝はアカゲラを見ることが出来ました。

午前中裏山からパノラマ台まで歩いたのですが、雪はまだ残っています。山の雪がなくなるには、4月を待たなければならないようです。でも残雪の山をゆっくりと散策するのも気持ちよく、心が洗われるような気がしました。そうそう、今年初めて花を一輪発見しました。青いイヌノフグリの花です。春が来ているなと実感できました。
昨日の
フキノトウが忘れられず、近くにフキノトウを探しにも行きました。まだ少し早いような気がしましたが、家族で食べるには十分なフキノトウをとることが出来ました。フキノトウとお酒とは、たまらないですね。

☆  2001年03月10日(土),11日(日) :

山中湖にも春が近づいているとは思いますが、でも寒いですね。夜は氷点下数℃にもなってしまいます。マンションの周りにはまだ残雪が多いため、シャベルで雪かきをしました。日中は日差しが明るく、風がなければ暖かさを感じます。湖の氷も、みさきから平野までしかなく、氷の面積がずいぶんと小さくなってしまいました。もうすこしすれば、フキノトウも出てきて、春らしくなると思います。家の周りには、大分野鳥が鳴き始めました。シジュウカラ、エナガ、ホオジロ(久し振りでした)、カワラヒワ、イカル等々。リスも木の上を走りまわっているのが見られました。(水道がやっと出るようになり、ほっとしました)。
10日の夜は、河口湖円形ホールへ行きました。今回は、「クーロ宮田フラメンコ舞踏&ギターコンサート」です。出演は、舞踏:
クーロ,宮田田中孝子、歌:加藤直次郎、ギター:増井健一でした。カンテ(歌)とギターをバックに、目の前での烈しいフラメンコの踊りは、聴衆の胸を掻き鳴らすようで、皆を魅了したようでした。終って外へ出ると、雪がちらつく冬の空に、大きな月が輝いており、ロマンチックな?気分で帰路に着くことができました。
11日は、パノラマ台から鉄砲の木の頭に登り、三国峠を通って一周してきました。一面雪で覆われていましたが、雪は寒さで凍っているので、登山靴で歩いてももぐるようなことはありませんでした。ウサギの一匹でも見れるかなと思ったのですが、小動物はまったく見ることは出来ませんでした。唯一、コガラが群れて鳴いていました。快晴で、
南アルプスの展望(右から甲斐駒岳、北岳、間の岳、農鳥岳、塩見岳、荒川岳、明石岳の連峰)が素晴らしく、気分爽快でした。

☆  2001年03月03日(土) :

今週は、今年始めての山麓探偵団活動に参加しました(前回の第1回は大雪で中止でした)。今回は、精進登山道入口から青木が原樹海の散歩でした。今年は雪が多いため、全員スノーシューを履いての散歩です。私もスノーシューは初めてでしたが、大変軽く、雪の中を歩くには便利な道具に思えました(和カンジキは使ったことがないので比較が出来ません)。天気は曇り空でしたが、森の中は風があまりないため、寒くもなく、とても快適なウォーキングといったところでした。
森の中の緑は、アシビ、ソヨゴそれにアカマツ、ツガ、ヒノキなどの針葉樹だけですので殺風景ですが、白い雪と相まってたいへん明るく感じました。でも、自殺の名所?「象の鼻(ミネバリの木)」を教わったときは、複雑で、暗ーい気持ちが私の脳裏を通り過ぎて行きました。他の人はどう感じたのでしょうか?
人も含めて動物にはまったく出会いませんでしたが、帰り際に車の中からエナガが群れているのを見て、なんとなくほっとしました。
青木が原のウォーキング ミネバリノキ

山中湖の方ですが、木曜日の夜に雪があり、10cmくらい積もったようですが、道路も狭い山道を除けばほとんど問題ないようです。湖面はまだ結氷していますが、厚さは10cmくらいで、氷上へ出ることは全面禁止となっていました。今度ワカサギ釣りができるのはいつのことでしょうか。残念ですね。

☆  2001年02月24日(土) :

今週は「河口の森」を散策する予定でしたが、前日の夜からの雨で中止となってしまいました。御坂付近には綺麗なブナの森があるので楽しみにしていたのですが、またの機会に残すことにしました。
残念なことに、先週の暖かさで、山中湖の氷はだいぶ溶けてしまい、
氷上は立ち入り禁止となってしまいました。平野はまだ全面結氷しているのですが、一部に水面が出ていたり、亀裂が入っておりました。がっかりしてしまいましたが、先週の夢のような楽しい体験を大事に胸にしまっておこうかと思っています。
山歩きを止めたので、急遽円形ホールのコンサートを思い出し、空席があるかどうか問い合わせをしたところ、まだ空いているとのことだったので、予定変更しました。内容は、
プリマドンナ中嶋彰子によるソプラノリサイタルでした(ピアノ:御邊典一)。いつものようにドリンク(ワイン、コーヒー等)が付いて、1人4000円(私は会員なので1割引)です。シューベルト、ヨハン・シュトラウスなどの歌曲や日本の歌曲を美しいソプラノで歌い上げてくれました。変な例えですが、山の中でミソサザエの鳴き声(すばらしい高い鳴き声です)をたっぷりと聞いたような感じでした。久しぶりのコンサートに今日も満足の一日でした。

☆  2001年02月17日(土)、18日(日) :   2月3日の報告にも写真があります!!

とうとうやりました。そうです。山中湖の氷の上からワカサギ釣りをやりました。山中湖に来るようになって以来、いつかは山中湖の氷上でワカサギ釣りかスケートをやってみたいとずーっと夢見ていたのが、とうとう実現しました。やったー!!万歳!!

17日(土)の昼過ぎに平野の湖畔へ行ったら、すでに大勢の人(およそ50人くらい)が氷に穴を空けて釣りをやっていました(前日の朝日新聞で山中湖でワカサギ釣りが解禁になったと報道されていました)。早速、岸にいる釣りボート屋さんから釣り竿(約40cmの長さ)を借り(エサと仕掛を含めて2,250円)、湖上に出かけ、穴の中に釣り糸を降ろしました。
上:ワカサギ釣りを楽しむ人達で
  賑わう山中湖
左:感激している私?

最初は釣り糸をどのくらい出すのか分からなかったのですが、湖底に着くくらい糸を出してみたら、面白いように釣れ始めました。およそ2時間で20匹くらいの釣果でした。大きさは10cmもない小魚でした。天気は風が少しあったのですが、厚着をすればなんとか我慢できるくらいのよい天気でした。午後にはだんだんと人が出てきて、100人以上も氷の上にいたと思います。3時半くらいになると急に寒くなり、私のほうはあわてて帰りました
釣った魚はもちろん家で食しましたが、とてもおいしかったのは言うまでもありません。実は、家で食べる前に、久しぶりに居酒屋「くるみ」さんへ行ったのですが、「くるみ」さんでもワカサギ釣りをやられており、まずそこで酒のサカナにワカサギを食べさせてもらいました。石油ストーブの上で焼いて、塩をかけるだけですが、とてもおいしく、家でも教わったとおりにして食べたというわけです。本当に気持ちが豊かになるほど満足しました。感激!!感激!!
夜は
「石割の湯」へ行ったのですが、雪を見ながらの露天風呂にも満足しました。地方は豊かだなーと実感するばかりです。

翌日の18日(日)は、「本栖の森」体験プログラム(主宰は吉田林務事務所)に参加しました。このプログラムの参加は初めてでした。9時半に本栖湖のキャンプ場に集合。およそ15名くらい集まりました。本栖湖は山中湖ほど雪はなく、湖面も氷は張っておりませんでしたが、キャンプ場の森は雪で一面覆われているので、歩くスキーまたはスノーシューを履いての散策となりました。「野生動物を探そう」が今回のテーマだったのですが、足跡で想像するだけで、姿を見ることは出来ませんでした(キャンプ場の中で昼間動物を見るのは無理でしょう)。でも天気がよく、とても暖かで、森の中をスキーで歩くのは始めてであったこともあり、とても楽しいスキーウォーキングを体験することが出来ました。ラッキー!!久しぶりに富士山麓をたっぷりと楽しんだ2日間でした。

来週は、「河口の森」体験プログラム(吉田林務事務所主催)、その次の週は「青木が原樹海」散歩(探偵団・散歩会主催)と続きます。お楽しみに(先月予告していました河口湖円形ホールでのコンサートは、「河口の森」体験プログラムと重なってしまったので、報告は出来ません)。

☆  2001年02月11日(日) :

今週は山中湖へ行けませんでした。代わりに、山中湖の別荘に行かれたM.M.さんから山中湖の様子についてメールがありましたので、ここに掲載します。
「予想通り、国道は雪もなく、時間も昼になっていたので、凍結もありませんでした。国道から別荘地に曲がったところは、道路の雪もそんなにひどくなかったのですが、200mぐらい経ったころからすさまじくなってきました。我が家のある道に曲がったところは、(昨日、富士急に連絡したので除雪したばかり)車が通るのにやっとと、いうくらいの幅で雪の壁が出来ていて、隣家の入口も分からない状態でした。当然、うちも門の当たりが樹がないので、ここが入口だろうなっていう状態でした。道路より1mちょっと段差が出来ているので、敷地に入るのに昇って入ったのです。
富士急の人が来て、説明してくれたのですが、大雪の後に1度雨が降って固まったあとに7日ごろに10cmぐらいまた、雪が降ったそうです。雨の降ったところで断層が出来ていました。なので、昇っても20cmぐらいしか沈まないので、雪の上を歩く事が出来ました。これはちょっと不思議な感じでわくわくしました。
人が立ち入らないところなので、雪がとても綺麗で感激しました。そんな状態で、ウッドデッキの雪掻きどころではありませんでした。うちの横はすぐ坂だし、敷地の中も傾斜があるので、そりを持って行くべきだったと、反省しています。大人でも楽しめそうです。道路も車が通らないので、安全そうだし、雪の壁があるので、横にぶつかっても平気そうでした。
もちろん、湖も行ってきました。本当に感激しました。真っ白で雲の上のようでした。歩いてみました。途中、役場の車が危険なので戻るようにと、放送しながら走っていったのですが、行ってしまったあとに、また歩いてみました。なんだか、不思議ですね。旭日丘から平野の方に向かった奥のほうが溶けていました。マウント富士のほうはまだ、凍結していませんでした。富士急の方も30年富士急で仕事をしているけど、こんな雪は初めてだとおっしゃっていました。
本当は来週にでも泊まりに行きたかったのですが、駐車スペースが雪の為に、確保出来そうもなく(家の中に入れたとしても)、駐車する場所だけでいいからどうにか除雪できないかと思っています。(人間の手では無理です。絶対に)泊まる事が出来たら、あんなに豊富で綺麗な雪の中を濡れる事も気ニせずにたっぷり遊ぶ事ができるのに、残念で仕方ありません。」

☆  2001年02月03日(土) :

マンションの水道が凍結したというので、山中湖まで行ってきました。河口湖インターから山中湖入口までの国道は、まだ道路脇に雪が残っており、一部除雪作業も行われていましたが、比較的スムーズに通ることができました。しかし、山中湖入口から旭日丘までは一部の路面が厚い氷に覆われているところがあり、やや渋滞していました(裏の道は車の通行は可能ですが、まだ雪に覆われています)。平野からパノラマ台への道は、前日にようやく除雪されたばかりで、3日もまだ作業中でした。しかし、タイヤチェーンなしでもマンションまでたどり着くことができ,ほっとしました。ところが、マンションの駐車場は、2mくらいの雪の壁ができており、びっくりしました。また、まわりは60cmくらい雪が残っており、2日も雪があったとかで、新雪に覆われておりました。とにかく、先週はすごい大雪だったようです。

湖畔(平野と旭が丘)にも行ってみたのですが、これまた大感激!!でした。というのも、湖が約2/3ほど結氷しており(旭が丘から平野方面が全面結氷)、それも氷上を歩くことができたのです。今までも平野からみさきまでは結氷することがあったのですが、氷は薄くとても上を歩くことはできませんでした。氷の上は雪で真っ白で、数人の釣り人がワカサギ釣りもやっていました。
平野湖畔から望む富士山 山中湖上から望む富士山

湖の真中をテクテク歩いている人を見て不思議な感じ?がしてしまいました。山中湖へ来るようになって10年くらいになりますが、’いつ氷の上を歩いたり、スケートができるのかな’とずーっと思っていたのが、やっと見ることができたのです。初めての体験で、子供のようにうれしくなってしまいました。
河口湖もちょっと寄ってみたのですが、朝日新聞で
’河口湖が17年振りに全面結氷’と報道していたとおり、湖面全体が結氷していましたが、氷上を歩くことは無理のようでした。
西湖付近の’野鳥の森公園’で氷の像が見られているというので、鳴沢方面に向かったのですが、まだ除雪作業が真っ最中でした。路面には厚い氷が覆っている部分があり、タイヤチェーンをつけるのも面倒で、またかなりの渋滞だったので、道の駅の先まで行って、引き返してきました。
富士スバルラインが1合目まで開通しているというので、物好きにも行ってきました。駐車場には車の売店があるだけでしたが、東南アジアの人達がバスツアーで来て、富士山(快晴でした)をバックに写真を撮るなどして感激していたようです、登ってくる車はわずかです。缶コーヒー、甘酒、焼きとーもろこしを食べて帰ってきただけです(発見:売店のおじさんが、河口湖畔に中華料理店を開いており、また待ちの議員でもあることがわかりました)。スバルラインの料金は640円でした。ちょっと高いのでは?
本当は、夜「ジャズコンサート」に行く予定だったのですが、路面の凍結が心配だったのと、マンションに泊まれないのと、さらにとても寒さが厳しいので、夕方には東京へ戻ってしまいました。

☆  2001年01月28日(日) :

今週末もまた大雪となってしまいました。ということで、先週予告しておりました山麓探偵団第1回実地踏査は中止となってしまいました。また、河口湖での野鳥観察も中止でした。金曜の夜、雪にもめげず山中湖へ行こうとしたのですが、マンションの管理人さんから水道(地下水から引いています)が凍ってしまい、水が出ないとの連絡を受け、諦めざるをえませんでした。
氷で覆われた山中湖はとても寒いのですが、真っ白な富士をバックにしたそんな湖の姿もとても感動的です。来週こそは真冬の山中湖を散策したいと思っています。

☆  2001年01月21日(日) :

今年は大寒波が襲ってきたため、とても寒いですね。ということで、先週と今週の山中湖近況報告はお休みさせていただきました。
来週は、山麓探偵団2001年第1回実地踏査および第13回地域観察「野鳥観察in河口湖」に参加する予定です。雪が降らないことを祈りたいと思っています。
それから、音楽会の予定もお知らせします。おさかべ邸ホームコンサート第35回「吉田バンドによるジャズ演奏」、第36回「オルケストラ カリビアンブリーズによるラテン音楽の夕べ」、それに河口湖円形ホールでは「中嶋彰子ソプラノリサイタル」、「クーロ宮田フラメンコ舞踏&ギターコンサート」などが目白押しといったところです。すべてご報告できればと思っています。

☆  2001年01月06日(土)、07日(日) :

あけましておめでとうございます。
今年も頑張って山中湖および富士山麓の近況報告を行う覚悟でおりますので、今後ともご愛読よろしくお願いします。
今年は4日の夕方に山中湖に入りましたが、夕方でマイナス6度、朝方はマイナス10度位までに下がります。当方の部屋も、朝方はほぼ零度近くまで下がり(今のところ酸欠で死にたくないので、暖房はつけて寝ておりません)、朝起きるのがとても辛いといったところです(別に山中湖だから辛いというわけではなく、東京でも辛いのですが)。

この厳寒の朝をものともせず、6日は5時半に起き、「紅富士の湯」へ行きました。もちろん、温泉に浸りながら朝日に紅色に染まる富士を見たいがためです。冬季は、土曜、日曜に限り、朝6時から営業しています。日の出は6時54分頃とのことでしたが、すぐに温泉(露天風呂で、外気温はマイナス10度とのことでした)に入り、日の出を待ちました。この日はもちろん快晴で、空は6時半頃から明るくなり始めました。そして、ちょうど6時50分頃から富士の頂がピンク色に染まり始め、徐々に3、4合目付近まで全山ピンク色に染まる様子を見ることができました。真冬に温泉に浸りながら、朝日に輝く富士を見たのは初めてで、今年はきっといいことがあるような気持ちになりました。私はカメラを持ち込んで、裸で富士山が徐々にピンク色に染まって行く様子を撮りました。


紅富士 2001.01.06

今日までのところ富士山は雪が少なく、7合目までが真っ白く、その下はまだ山肌が黒々と見えています。普段は山頂への登山道はよく見えないのですが、今は5合目から7合目までのジグザグの道が、白い折れ線とグラフのようになってくっきりと見ることができました。6日時点で、スバルラインは5合目まで全線開通しているとのことです(今年は遅いのでしょうか?)。
山中湖の方ですが、岸辺や’みさき’と平野の間に少し氷が張ってきました。まだ1,2ミリくらいの厚さです。今年はどのくらい氷が張るのか楽しみです(2月頃が一番結氷するはずです)。白鳥も以前に比べて多いようで、のんびり?と湖面を漂っていました。

6日は、寒さは厳しかったのですが、天気は比較的穏やかだったので、10時頃青木が原樹海(大室山近辺)の散策に出かけました。樹海の中は落葉樹の葉がないため、森林内はたいへん明るく、一部は武蔵野の雑木林を歩いているような感じでした。また、精進湖登山道を天神山に向かって軽水風穴近くまで往復したのですが、ここは針葉樹の高木が多く、やや薄暗い感じがしました。でも、アセビ(常緑の低木)が緑のトンネルを作っており、その中を気持ちよく歩くことができました。2、3、’発見’したことを報告します。

1. 登山道にはヒノキが多いことがわかりました(ヒノキは、葉の裏面に白い’Y'’字型の気孔線がある)。
2. ソヨゴが、緑の葉を付け、長い(3から4センチ)柄の先に赤い実をぶら下げていました。
3. ミヤマキシミは、当たり前ですがまだ咲いていませんでした(でも、花のつぼみ?をつけているのがありました)
精進口登山道(アセビ)

4. ジンティアナの伊藤さんに連れていってもらった’大室山のブナ林’はいつ行っても素晴らしい。(今日唯一出会ったおじさんが、ブナの大木の下でブナの実を沢山集めていました。どうするのか聞いたところ、ここではもうブナは育たないので、他の場所に植えて、増やすとのことでした。本当かな?)
5. 樹海の入り口に、こたつとテレビ台が捨てられていた。あまりにも非常識な人間の存在に、なんと言ってよいのか分かりませんでした。以前富士2合目から大和田林道を歩いたのですが、ポイ捨ての空き缶が多く、それを拾って道路のセンターラインに並べてみたところ(マナーの悪いドライバーに気付いてもらうため)、2,3m置きに並べることが出きるくらいの数でした。<--まずい事をしたかな?

7日の朝は、早朝は快晴でしたが、すぐに湖面から霧が立ち上り、やがて曇り空になってしまいました。富士山は見えるのですが、天気予報では午後から天気が崩れ、雪になるということでしたので、早々と東京へ戻りました。


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