10月19日
唐松に入道雲」

我が家の近くでは夏の間積乱雲があまり見られなかった。先日北軽井沢に出掛けたとき 唐松林を前景に雄大な積乱雲を見た。紺碧の空をバックに白く輝いていた。西に傾いた日が撮影をしている影を牧草地に長くのばしていた。

この絵に描かれている雲(先日北軽井沢から見えた雲)は 「積乱雲」ではなく「雄大積雲」(正確には「塔状雄大積雲」)です 積乱雲は雄大積雲が更に成長して 圏界面(対流圏と成層圏の境界)にまで達し それ以上上空には発達できずに 横にたなびいた「かなとこ状」の雲だけをさします 多くはベール状の巻雲(ベール雲)や薄く広がった氷晶の雲(擬巻雲)を伴います またほぼ全例 雷鳴や幕電(雲の中の電光で雲全体が光る現象)が観測されます 10月の関東地方で雄大積雲が積乱雲にまで発達することは ほとんどありません (義一の愚甥記)

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