12月30日
塩椎神 {座像粘土成形}


話しを少し戻して・・・山幸彦が釣り針をなくして思案にくれていたとき 海辺で出
会ったのが塩椎神(しおずちのかみ)です。塩椎神は海潮の神です。「海の宮に行き
なさい」といって 竹で編んだ小舟を作り 山幸彦を乗せ海に押し出しました。この
小舟は「目無しの籠」といって編み目の間が少しもないものでした。山幸彦は この
籠舟に乗って豊玉姫と玉依姫の住む「海の宮」についたのです。塩椎神は山幸彦と二
人の姫の縁結びの神だったのです。

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