2月22日
木口版画材


木口版画用の板木の研ぎ出しをした。友人福島氏より頂いたツバキである。輪切りにしたあと サンドベペーパーで研ぎ出しをする。粗めの60番から 徐々に細かいペーパーを使い 最後に240番で仕上げる。かなり手間のかかる仕事である。サカナで言えば「オオトロ」に近い良質の版木が出来た。木を扱う制作をしていると在庫の量が気になる。良くしたもので 多くの方に手配をしておくと それなりに材料が集まるものだ。ヤマザクラ材も木口版画に使える。大型の木口版画材が取れる。よく目にする吉野ザクラは育ちが早く 輪切りにしてもひび割れが出て 使用に耐えられない。ヤマザクラが欲しいと願っていたら 入手出来た。150年は経っているであろうと思われる大木だ。一年ほど乾燥させ版画材にする。

ご感想はこちらからお願いします。