10月31日
篆 刻  NO2  〔篆刻 との出会い〕


30年ほど前になるでしょうか、古書店で「篆刻指南・石井雙石著」という本が目にとまりました。「テンコクって何だ。」と、500円で買い求めました。「何だ。たかが印を彫ることか!」と、始めました。これが何と手に負えない、奥の深いものでした。その後、古物店に木鉢に山積みにされた印材がありました。どれも皆、刻字されたものばかりです。みると側面に「雙石所作」と落款彫りのあるのが三個もあるのです。こちらで値を付け1000円でゲット。脱印した「雙石所作」がその一つです。友人にこれを自慢しましたら、「雙石の脱印集を持っている。あげよう。」と、これもゲット。以来、「雙石作品」を参考に、暇を見つけては作品作りをしています。雙石は篆刻の神様です。とてもとても才能のない私など片手間に出来るものではありません。

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