9月26日
釈尊十大弟子  NO8  〔羅ご羅・木彫〕


十大弟子の中で唯一釈尊の実子であったのが「羅ご羅」です。実子であるが故に他人から冷たく扱われたことも多かったようです。釈尊は弟子の舎利弗(シャリホツ)に依頼して羅ご羅を出家させました。その指導は目連(モクレン)に委ねました。羅ご羅は舎利弗と目連というこの上もない師を得たのです。羅ご羅が悟りを開き尊師になるまでの間の修行は、先ず父親釈尊の情を断ち切ることだったと思われます。羅ご羅像はその情を拒否するポーズにしました。前回の富楼那像は未完成の作品を添付してしまいました。完成像を合わせてご覧下さい。

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